テレビでCMを見ていると、これを使うと「治る」「良くなる」などと信じて購入する人が多いんだろうなあ~
と思ったので、今日はその辺で失敗しないために知っておく必要のある「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」について分かり易く簡単に説明します。
もちろん(医薬品以外の)テレビCMでは法律に違反する「治る」なんて言葉は決して使われていないのですが…。※愛用者(のような人)に「治った」「よくなった」と言わせて「ご使用者の個人的な感想です。」などと注意書きを入れる、などの工夫???がされています。
①「医薬品」とは、
病気の
「治療」を目的とした薬のことで、厚生労働省より配合されている有効成分の効果が認められたものです。医師が処方するものもあれば、ドラックストアなどで購入することもできる大衆薬(OTC)もあります。
②「医薬部外品」とは、
厚生労働省が許可した
効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されています。[治療]というよりは[防止・衛生]を目的に作られています。「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」「皮膚の殺菌」など、効果のある有効成分が配合されているのでその効果を訴求できます。また「薬用」とは「医薬部外品」で認められている表示ですので「薬用=医薬部外品」となります。
※よくある間違いが、「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」を見て「シミ・ソバカスが治る(消える)」と思う方がいますが、これからシミ・ソバカスが出来るのを防ぐということで、けっして治る(消える)ということではありません。また、「日焼けによる…」と書いているように「加齢によるシミ」は防ぐこともできません。難しいかもしれませんが、この辺も読み取れるようになると失敗しなくなります。
③「化粧品」とは、
医薬部外品と比較しても
さらに効能・効果が緩和(ゆるい、少ない)で、清潔にする、美化する、魅力を増す、健やかに保つなどの目的で使用される製品です。
医薬部外品に認められている「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「皮膚の殺菌」などの効能・効果は認可されていないので、パッケージなどで表現することはできません。
もっと簡単に言うと、
◆「医薬品」は治療するためのものです。説明通りに使用すれば効く(完治するかどうかはわかりませんが治る方向へ向かう)場合が多いです。(※どんな薬でも合う合わないがあるので100%治る保証の薬はありません。)
◆「医薬部外品」は予防、殺菌などの効果があるものです。(※おそらく治す薬ではないので治りませんが、防ぐことができる可能性が高いです。)
◆「化粧品」はきれいに見せるためのものです。(※シミ・しわが無くなる、若返ることはありませんが、きれいに見えるようになります。)
だから…
◇ 本当に治したい場合は、お医者さんで薬を処方してもらうかドラッグストアーで「医薬品」表示のあるものを購入してください。たぶん効きます!
◇ 肌荒れを予防したい。口臭を予防したい、あるいは清潔にしたいという時には「医薬部外品」表示のあるものを選んでください。
◇ 女優の〇〇さんが使っていて、とても肌色が明るく見えるので自分も同じようにきれいになりたい(見せたい)と思ったらその「化粧品」を使ってみてください。見た目が変わると内面から明るく元気になり、美しくなることは科学的にも証明されています。そういう気持ちで使うと化粧品はとても良いものだと思います。
「医薬品」「医薬部外品」の表示には上記の意味が有ります。しっかり理解して使うようにしましょう。
参考になればうれしいです
私の田舎の隣町?隣村?明日香村の紅葉
松原からバイクにまたがり1時間ほど。なので、午前中に紅葉狩りができました。
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