電動カートは 交通弱者 買い物難民を救う

高齢化と買い物難民の因果関係は深い。コミュニティーバスより便利で自由にお出かけできる電動カートのエピソードなど。

運転技術が危ない高齢者の話

2013年12月18日 | 日記
カーディーラーが電動カートの販売を行うことは珍しくもない時代になってきました。
取引先のとあるショップオーナーからこんな話を聞きました。
自動車の自損事故で板金修理を依頼されたのだが、1台は運転中に一瞬気を失ったそうで、ガードレールにぶつけた事故でした。
もう1台は運転操作の誤りで他車にぶつかった。と言うもの。

さてここからが問題、前者の高齢ドライバーは孫を幼稚園に送迎する役目(楽しみ)があるらしく、速く直して欲しいと無理を言って来たそうな。聞けば以前にも同様のヒヤリハットが有ったそうで・・・本当に大丈夫ですか~と心配しながら複雑な心境だったそうです。

2件目はもっと怖い話です。
修理が完了してお客様宅へ納車に行ったとき『車はいつ直る?』って聞かれたそうなんです。目の前に愛車があるのにです。
唖然・・・どう対処すればよいのか、とりあえず納車はしたが・・・ 
今でもそのことが頭から離れず眠れないんだとか。

免許証更新時の高齢者講習の徹底が急務だと感じました。


いち早く電動カートに乗り換えてほしいものです。

電動カートで電車に乗る方法

2013年12月12日 | 日記
電動カート(ハンドル型電動車いす)を利用する方々が慣れてくると、遠方へ出かけたいと思う用になります。
ここでは公共交通機関、バス、電車、タクシーについて調べてみました。
まずバスですが、路線バスは物理的に不可能です。小型車両と言えど車内に持ち込むのに時間がかかってしまいます。
観光バスの場合はボディー横の収納スペースに入ればOKです。ただし折りたたみや分解ができること、軽量であることが条件となってしまうようです。

電車はこちらの頁から各鉄道会社の条件を検索できますので詳しくは頁を参照して下さい。
らくらくネットhttp://www.ecomo-rakuraku.jp/handle/
JR以下主な鉄道会社はほとんどが「補装具給付者」となっています。
地下鉄は全国的に「条件なし」です。

では「補装具給付者」とはということに成りますが、高齢者の場合介護認定で利用していると云う証明です。新幹線乗入申請証を発行している機関(JASPEChttp://www.jaspec.jp/news/detail.php?1327282064)から発行されるステッカーを貼付すれば、どの電車でも乗り入れできて便利です。
つまり「条件なし」以外は一般の方の乗入は不可ということになります。

ここで矛盾が出てきます。と言うのは条件なしの地下鉄が郊外の私鉄と連続走行している場合です。
全てが条件なしになることを望むばかりです。

最後にタクシーです。福祉タクシーの場合は当然ですがほとんどの電動カートを積んでいただけます。ただ、台数が少ないので希望した時に利用するのは難しいですね。
急な雨や、遠方に来てしまった場合など車に乗せてもらいたいものですね。

最近は小型で折りたたみ分解式の電動カートもありますので、アクティブな方にはこちらがお勧めかも。一般のタクシーのトランクに積むことが出来ます。


ということで公共交通機関を活用して元気にお出掛け下さい

電動カートを飛行機に載せ いざハワイへ!

2013年12月05日 | 日記

JALのプライオリティ・ゲストサポートセンターから電話が来ました。
『お客様がNOAAαと云う電動カートでハワイへのご旅行をご希望されており、バッテリーについてお聞きしたいのですが』と云う内容でした。『密閉式鉛酸バッテリーの脱着パック方式です。メーカーの安全証明書をFAX致しましょう』ということでこのお客様は近々ハワイへ旅立つんだそうです。
沖縄や札幌など国内線での持込は、多くの事例がありますが、国際線はさすが初めてで正直驚きました。欧米では日常的なことで飛行機に載せるためわざわざ小型の電動カートを選ぶんだそうです。

❐ここで電動カートを飛行機に載せて旅行をする場合の手順を説明しましょう。
まず旅行プランができあがったら、旅行会社かご自身で飛行機会社下記番号あて電話をします。
JALは【プライオリティ・ゲストサポート】(フリーダイヤル 0120-747-707)
ANAは【 おからだの不自由な方の相談デスク】(フリーダイヤル 0120-029-377)

実際に旅行に行かれる日時と目的地を告げ、持込したい電動カートのメーカー、機種名を告げて下さい。※持ち込み可能な機種は限られており大型の場合、希望に添えない場合があります。
これで終了です。
あとは航空会社がメーカーや取扱店等と直接連絡を取り、お客様宛て回答をしてくれます。
実はこんなに簡単に飛行機での旅が楽しめるんです。

次回は新幹線や在来電車、一般タクシーでの利用方法をお伝えします。
諦めていた空の旅は飛行機と電動カートのコラボで実現します。


楽しい旅を・・・行っていらしゃ~い!