電動カートは 交通弱者 買い物難民を救う

高齢化と買い物難民の因果関係は深い。コミュニティーバスより便利で自由にお出かけできる電動カートのエピソードなど。

高齢者の交通難民をなくすには・・・

2021年01月19日 | 日記
【人生100年時代!電動カートで健康寿命がアップ】
                      
いま国を挙げて認知症対策と免許証返納推進を行っています。交通事故の約6割は高齢者関連で占めていると言われています。
また、全高齢者の認知症発症を1年遅延させることが出来れば5年間で2兆円の関連予算の節減と国から調査報告が出されています。
この2つは密接に繋がっており高齢者を元気にすることが重要なファクターであり、そのためには、早期に免許証を返納してもらい、代わりに電動車いすで外出を促進する。この実証実験が昨年末より経産省で行われているのです。
※免許証返納は証明書提示により多くの特典がありますから、その傾向が更に進むと考えられています。
このページ内に全国の特典の記載があります。https://www.goo-net.com/license_return/pref-13/

●免許証返納による健康への影響
私は電動カートの試乗や納車で何百人もの高齢者と接してきましたが、殆どの方は、ご自身が認知症になるとは露程も考えていない模様で、友人知人が認知症になった事例を知りながら自分だけは大丈夫と皆さん思っているんです。
現実は免許証を返納してからわずか数か月で体力知力が衰え、認知症への傾向が例外なく、遅かれ早かれ必ずといっていいほど進行していきます。
免許証返納後は自宅に閉じこもりがちで、身だしなみを気にしない、人と会う機会が減りコミュニケーション能力まで低下します。
つまり、認知症の予防は従来と同じようなライフスタイルを維持することが重要ということです。

●東京都はアクセシブルツーリズム推進事業(高齢者、障がい者を旅に連れ出す)
都の調査によると年代別旅行のお出かけ頻度率は、20才代が多いと思われがちですが、実は60才代が最も多いんです。しかし70才代から激減することが分かっており、この方たちを旅行などに出かけてもらい元気にすることが、今後国が最も推進する高齢者政策の一つとなっています。
殆どの高齢者はいずれ介護が必要になります。体力が低下してしまい介護保険でデイサービスに通所するか、今から楽しい旅行に出かけ若さを保つか、どちらがいいですかと尋ねていますが、もちろん答えは明白です。

●電動カート(ハンドル型電動車いす)※超小型車の誕生
従来の車両は大型で福祉的デザイン、行動範囲は自宅近郊に限られ、レジャー用には不向きでした。
他人の目が気になりスーパーなど施設内での利用は気が引ける。
一方新開発のMOBILE-Xは約20㎏と最軽量小型クラスで折畳型携行式ながらハイパワー仕様となっています。電車バス、タクシー、飛行機などを利用し何処へでも旅行に出かけられるプレミアム。目的地へは、安全で快適なタクシーに載せ、現地ではMOBILE-Xを利用するという新しいスキームを可能としたのです。

●昨年末タクシー料金が大きく規制緩和され、月額制、回数券制が認可されました。生活圏乗り放題1か月5,000円と驚きの料金も出現しており、この流れは間違いなく全国に波及して行くでしょう。
平日のデイタイムは観光地、商業施設など閑散としています。またタクシーも同様に実車率が低いのです。
高齢者は逆に時間を持て余している方が少なくないわけですから、介護サービスのお迎えのように、月額制タクシーが自宅までお迎えに上がれば如何でしょう。
余裕があるといわれる高齢者層のお出かけの活性化は、インバウンドのような経済効果をもたらすと考えます。
間違いなくコロナ明けにはこの状況がやってくるのではないでしょうか。


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