お出かけサポーターのよもやま話

口にするのも憚れるほどの酷暑です。
高齢者にとってはお出かけどころではありませんね。

お出かけサポーターから興味深い話を紹介します。

●新座市にお住まいのS様（男性）
通販会社からの依頼（電動4輪車の組立、運転指導）でS様宅を訪問しました。
玄関の鍵は掛けられており、いくら呼んでも電話を架けても出てくれません。
『困ったなあ…』このまま帰るわけにも行かず、運送会社に連絡したところ
先程配達に行きましたとのこと。？？！最後に一言『狭い所を奥まで大変でした』
この一言がヒントになり、お隣さんとの間を奥に進んでみたのです。

そこに車両が置いてあり、なんと既に開梱されていました。
ご自身でできるのでは？と思いながら、話かけましたら、別の返事です。
耳がかなり遠い事がわかりました。
時々集音器を持ちながらの会話にやたら『なるほど』が多く、理解されていると思ったら
食い違い、苦笑いしながらようやく意思疎通ができ、いよいよ運転指導を行いました。
勘の良い方でスムーズに終わりました。

万一の場合の保険の補償内容について説明を行い、確認書にサインをいただきます。
生年月日欄に8の文字が入りました、85歳か、と思っていましたら、前に大正と記入
されたんです。『ん！』何と100歳です。

一人住まいで何でもきちんとこなす姿を見て驚きました。家の周りはきっちり整頓され
傘や道具なども一本ずつ透明袋に入れて掛けてあるんです。
介護にもかからず、元気そのものでした。
長生きのお手本のようなおじいちゃんです。

これ飲んでねと行って、リポビタン2本とポカリ1本のお土産。

ありがとう！

後日談 通話もかなわないこのお客様と、どうやって電動カートを注文を受けることが
できたか不思議でした。

全て文通で行ったんだそうで、2ヶ月で完了したそうです。
昔の気の長ーい　良き時代を彷彿してくれました。

いつまでもお元気でいてください。

全国の鉄道で利用が可能に

大変ご無沙汰でしたm(__)m

お出かけに朗報です。
2018年4月1日より全国の鉄道の利用要件が変わり、全ての方々が列車内へ乗り込めるようになりました。今までは介護認定者のみの特権でしたが、一般の方も利用できるようになったのです。
最寄りの駅まで電動カート（ハンドル型電動車いす）で行き、列車に乗り込み、目的駅で下車してカートに乗って移動できる事になったのです。
もちろんスーパーにも入れますから、買物が大変便利になりました。
あらかじめ駅へ一報を入れておくと待ち時間がなく乗り降りがスムーズです。
遠慮しないでどんどん列車を利用しましょう！

買物は脳の活性化に最も

効果的なことの一つと研究発表されています。