電動カートは 交通弱者 買い物難民を救う

高齢化と買い物難民の因果関係は深い。コミュニティーバスより便利で自由にお出かけできる電動カートのエピソードなど。

元気な飛ばし屋さんの今

2014年10月07日 | 日記
横浜港北区のOさんから電話があった。
『アクセルレバーを折ってしまった、治してほしい』

名古屋に出張中で直ぐに対応出来なくて迷惑が掛る・・・どうしたものか
『明日ならなんとかお伺いしますが』と、『それで良いですよ』とおっしゃってくれた。

台風がまだ東京に達していないことをすっかり忘れていた。新幹線が・・・動かない。
やきもきしながら昼ころに復旧した。明日(今日)のことなのになんでそんなに気が急くのか。

困り事の対処はその当日に処理して来たので・・・
乗れなくて困っていないだろうか・・・が常に頭の中をよぎるんです。職業病?


本日、約束の1時に到着、電話ではイメージが掴めなかったが、品の良いご老人です。
納品は他の人にお願いしていたため初対面でした。

85歳ということですが、毎日家の周辺を一周するのが楽しみだとおっしゃっていました。
買物が楽しく、欲しいものは自身で調達するんですって。

Oさん、つい3年前までオープンカーを運転していたんだそうだ。
運転を辞めるつもりはなかったが、息子から『事故起こしてブタ箱に入ったらどうする』
この殺し文句にぷっつり運転をやめたんだそうです。
無理やり取り上げるケースが多い中、粋な息子さんとおやじさん


こんな家族思いのお爺さんって素敵!

HCR 国際福祉機器展2014

2014年10月01日 | 日記
本日開催されたHCR 国際福祉機器展を視察した。(10/1~3)
41回目ということだが年々この展示会は参加者が増加の一途をたどっている。
久しぶりに出店ブースで見かける顔に思わずホッとした。
出展を見送ると、決まって、あの会社大丈夫?と言った噂が広がったりするんだとか。ブース代だけでも何百万、装飾にも同様に莫大な費用がかかる。はっきり言って引き合わないそうだ。しかし噂される風評被害を思えば・・・
大した新製品が毎回あるわけもなく主催者冥利に尽きるというのが展示会出展の常だ。

さて今回、目に止まったのは電動車いす用のエアーバックが発表されていたこと。
事故の発生が増加しているそうで、昨日の朝日新聞朝刊に特集記事が掲載されていた。免許不要がゆえ引き起こされる結果であり明白だと思うのだが・・・
体力に余力が残っているうちはいいのだが、概してよいよいになって考えるんです。

エアーバックのPR映像はショッキングな転倒シーンがこれでもかと訴える。これでは本末転倒でエアーバックの効用よりも電動車いすの不安を煽るようなもの。すかさず私たちが推進している安全運転講習制度の話を伝えた。

最近とみにハンドル形電動車いす(電動カート)の記事が掲載されるようだ。
そういえば介護保険でも電動車いすに対する見方が変わってきている。
以前はケアマネが『危ないから乗らないで』の大合唱だったが『利用すると元気になるのよね~』えっ!と驚く変貌ぶり。
高齢者の超増加で介護保険制度の破綻を招きかねないため、見えざる権力からの何かが働いているのかも・・・


介護保険のお世話には絶対なリたくない方はお出かけが大切です