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零式艦上戦闘機(65) 零戦 vs スピットファイア(2)
昭和18年3月2日の作戦後、二〇二空の飛行隊長は鈴木實少佐に替わった。
3月12日
ダーウィンの重油タンクを攻撃するために、一式陸攻22機と鈴木少佐率いる零戦27機が出撃した。
オーストラリア軍は、レーダーを駆使して日本軍を捕捉し、数十機のスピットファイアを舞い上げ、日本軍を待ち受ける。
スピットファイアは、零戦より優速であるにもかかわらず、格闘戦を挑み彼我入り乱れての空戦の末、オーストラリア軍の損害はスピットファイアは4機。
日本軍の損害は零戦1機、陸攻は全機帰投。
当たりどころが悪ければ、たった一発の被弾で発火してしまう陸攻を、零戦隊はスピットファイアを相手に、みごとに護りきった。
5月20日
鈴木少佐率いる零戦27機と一式陸攻24機は、ダーウィン基地攻撃作戦のためにクーパンを離陸した。
途中エンジンの不調で陸攻6機と、酸素設備の不備から零戦1機が引き返したが、一式陸攻18機と、零戦26機はダーウィンに進撃する。
オーストラリア軍はレーダーでいち早く日本軍の接近を探知。
コールドウェル中佐は直ちに3個飛行隊のスピットファイアー33機を舞い上げ、太陽を背にした優位な位置を占めて迎撃態勢を整える。
陸攻が投弾を終えて洋上に出ると、戦闘機同士の空戦が始まった。
一式陸攻を追撃したスピットファイア11機は、零戦の直掩隊に阻まれ、零戦の制空隊は編隊を組んだまま、スピットファイアの一群と水平面での旋回戦に入り、すぐに彼我入り乱れての格闘戦になった。
しかし、空戦が始まってわずか16分後、コールドウェル中佐は各機に燃料の残量をチェックし、基地への帰投を命じた。
ダーウィンから半径50kmほどの距離での空戦であっにもかかわらず、それほどスピットファイアの足は短かった。
往復約1700kmを乗り越えながらも、激しい空戦を演じことのできる零戦とは、航続距離では比較にならなかったのだ。
日本軍の爆撃によるダーウィン基地の被害は軽微なものだったが、スピットファイアの損害は、被撃墜5機、着陸時全損2機、エンジン故障による不時着1機、合計8機。
さらに、ガス欠による不時着機は5機(うち一機は廃棄)を数えた。
日本軍の損害は、被弾機『0』!!
零戦26機、陸攻18機は一機も欠けることなく、全機がクーパンに帰還!
まさに奇跡的なパーフェクトゲームだった。
コールドウェル中佐は、搭載燃料の増加、邀撃戦での早期待機、格闘戦の禁止を痛感したのでありました。
関連 零式艦上戦闘機(63) イギリスの名機スピットファイア 2014-10-18
関連 零式艦上戦闘機(67) 日本陸軍機vsスピットファイア 2014-11-15
零式艦上戦闘機(66) 零戦vsスピットファイア(3) 2014-11-08 につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機(64) 零戦 vs スピットファイア(1) 2014-10-25
<関連記事>
零式艦上戦闘機リンク集 2013-09-14
零式艦上戦闘機のお話や、「所沢航空公園」、「零戦来日」の記事はリンク集を見てね♪
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国立東京博物館リンク集 2013-11-01・・・・・京都どすえ~!リンク集
早春の箱根総集編 2014-06-25
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スピットファイアは、零戦より優速であるにもかかわらず、格闘戦を挑み彼我入り乱れての空戦の末、オーストラリア軍の損害はスピットファイアは4機。
日本軍の損害は零戦1機、陸攻は全機帰投。
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5月20日
鈴木少佐率いる零戦27機と一式陸攻24機は、ダーウィン基地攻撃作戦のためにクーパンを離陸した。
途中エンジンの不調で陸攻6機と、酸素設備の不備から零戦1機が引き返したが、一式陸攻18機と、零戦26機はダーウィンに進撃する。
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しかし、空戦が始まってわずか16分後、コールドウェル中佐は各機に燃料の残量をチェックし、基地への帰投を命じた。
ダーウィンから半径50kmほどの距離での空戦であっにもかかわらず、それほどスピットファイアの足は短かった。
往復約1700kmを乗り越えながらも、激しい空戦を演じことのできる零戦とは、航続距離では比較にならなかったのだ。
日本軍の爆撃によるダーウィン基地の被害は軽微なものだったが、スピットファイアの損害は、被撃墜5機、着陸時全損2機、エンジン故障による不時着1機、合計8機。
さらに、ガス欠による不時着機は5機(うち一機は廃棄)を数えた。
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零戦52型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ!!
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