月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

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姫路 #4 姫路城 銃眼(挟間)

2015-05-14 06:00:00 | 歴史こぼれ話
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姫路 #4 姫路城 銃眼(挟間)    

冒頭の写真は、雨の中がんばって天守閣を出たところで、下から見上げてシャッターを押したのであります。
けっこう気に入ってます♪

姫路城は、御着の小寺氏の家臣であった黒田官兵衛ちゃんが居住していた城を、秀吉が拡張し、江戸時代初期に池田輝政によって大改造された城だ。

この城の白壁にたくさんの穴が穿たれている。
それは三角形あり、四角形あり、丸形ありの覗き穴。

当時の人が『挟間(さま)』と呼んだ『銃眼』だ。

敵が攻め寄せると、この穴から鉄砲の銃身を突き出して、敵兵に狙いを定め狙撃する仕掛けだ。

銃眼は壁の内側が広く、外側が狭い。
丸型の銃眼は外側の穴があまりにも狭いので、銃身を突き出してしまうと狙いをつけにくい。

その点、縦長長方形の銃眼は、ご覧のように狙いをつけやすい。

個人的には、銃身を安定させて、比較的視野を広く取りやすい逆三角形がいちばん使いやすいような気がした。

迷路のような通路。
クランク型になっている狭い門。

攻め寄せた敵の一群が、門前で立ち往生したところを斉射する。
すると敵兵は責めるもならず、後方の狭い門から退却もままならず、大打撃を被る。

白くのびやかに見える城は、堂々戦国の気風を備えた、恐ろしいトラップだらけの城だったのだ。

家康が池田輝政に与えておきながら、徳川幕府は要衝である姫路とこの城を恐れ、以降何代にもわたり譜代大名が治めるのでありました。

姫路 #5 書寫山圓教寺 2015-05-21 につづく~
前の記事 姫路 #3 姫路城いざ!天守閣へ! 2015-05-07

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