月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

歴史好きオヤジが細々と大震災、水害、雪害の復興花火や図書館の蔵書の支援を続けていまふ。

東郷神社(1)=第一駆逐隊の灯篭=

2013-09-16 12:00:00 | 祈願(神社仏閣)
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東郷神社(1)=第一駆逐隊の灯篭=

JR原宿駅から竹下通りに隣接する東郷神社は、いうまでもなく、日露戦争でバルチック艦隊を撃滅した東郷平八郎を祀った神社だ。

仕事で原宿駅を目指して歩いていると、夏休みであまりに竹下通りが混んでいるので、東郷神社の境内に迂回して歩いてみた。

鳥居の周りには幟(のぼり)がひしめいて、なんか良い雰囲気♪


鳥居をくぐると、すぐに「第一駆逐隊」と刻まれた燈籠がある。

駆逐艦とは、水雷艇を魚雷で駆逐するため船、英語では”destroyer”だ。
巡洋艦のように外洋に出ることもできる重宝な艦艇でもある。

ちなみにスターウォーズのデストロイヤーは、戦艦のようでもあり戦闘機の母艦のようにも使われている。

顕彰碑によると、第一駆逐隊は、日露戦争直前の明治36年(1903)、日本で最初の駆逐隊として編成され、日露戦争に参戦。
大正9年ごろ一旦解体されるが、大正11年(1922)に「野風」、「沼風」をもって改めて編成され、その後「波風」、「神風」が加わわり、大湊を基地とした。

太平洋戦争では、北はキスカ・アッツ方面から、南はジャワ方面にまで転戦し、「野風」、「沼風」は沈んでしまったが、「波風」、「神風」は終戦まで生き残った。

この燈籠は、沈んだ船とともに戦死した540名霊を慰めるため、「駆逐艦神風会」が「駆逐艦波風会」や遺族などの賛同と協力を得て建立したものだそうだ。

日露戦争から太平洋戦争の、なにか物悲しい日本海軍の盛衰記の縮小版なのであります。


東郷神社(2)=水交神社の鳥居= 2013-09-22  につづく~

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しゃちくん様 (月乃和熊(ツキノワグマ))
2013-09-16 17:56:31
こんにちは。
月乃和熊(ツキノワグマ)です。

世界のだれもがロシアの勝利を疑わなかった時代。
司馬遼太郎氏の言葉をかりると、貧しくちっぽけな日本。

きっと、第二次世界大戦では日露戦争の勝利が”驕り”になってしまったのかもしれませんね。。。

戦争は好きじゃないけど、そんな時代に誇りを持って生きていた人々の生き様が好きです。
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もっと誇りにしたいですね (しゃちくん)
2013-09-16 13:36:55
「坂の上の雲」は自分の中の歴史認識を大きく塗り替えてくれた著書です。

極東の弱小国日本が世界最強のバルチック艦隊を撃破したときは東欧のロシア勢力下の国々はお祭り騒ぎだったそうですね。
陸上ではコサック師団を打ち負かして帝政ロシアが滅びていく歴史は日本人の誇りだと思います!
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