月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

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零式艦上戦闘機(9) 零戦の種類

2013-10-05 12:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
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零式艦上戦闘機(9) 零戦の種類 

零戦は、12試艦戦から始まって、昭和15年(1940)7月に制式化されてから、兵装強化など用途に合わせて様々なタイプが製造された。

零式艦上戦闘機と制式化された約2ヶ月後の昭和15年(1940)9月13日に重慶上空で、たった13機の零戦が30機の敵機に挑みかかり、27機を撃墜撃破した11型。
空母に収容するため、翼幅12mの翼端を左右50cmづつ折りたみ、艦上機としての装備を施された21型。
  <11型/21型ともに>
   エンジン:中島 栄12型 940馬力
   最高速度:533km/h
   航続力 :2530km+全力30分

エンジンを中島栄21型(1130馬力)に換装し、翼幅を11mに詰めて高速化を図った32型。
その32型の翼幅を12mに戻して、燃料タンクを増設して長距離化を図った22型。
  <32型/22型ともに>
   エンジン:中島 栄21型 1130馬力
   最高速度:544km/h
   航続力 :2134km+全力30分

翼幅を再び11mにして、単排気管を採用してロケット効果を狙って高速化を図った52型。
  <52型>
   エンジン:中島 栄21型 1130馬力
   最高速度:565km/h
   航続力 :2560km+全力30分

52型から派生し防弾装備を充実させ、13mm機銃を装備し兵装を強化させた52型甲、52型乙、52型丙。
52型丙のエンジンを、中島栄31型-W(1100馬力)に換装した53型丙。

終戦も末期になって、エンジンを中島栄21型-W(1130馬力)に換装し爆装を施し、前線に配備されながらも制式化されなかった62型と63型。

最後の最後になって堀越技師の念願が叶い、ようやく三菱製エンジン「金星62型(1500馬力)」を搭載し、わずかな機数が生産された54型など、零戦には10種類を超えるタイプがあった。

新型機、後継機の開発がままならないなかにあって、性能の向上に一番重要な大馬力のエンジン開発が追いつかず、わずか1000馬力そこそこのエンジンしか搭載できなかった零戦でしたが、終戦まで海軍の主力戦闘機でありつづけるのでありました。

零式艦上戦闘機(10) 零戦の生産数 2013-10-12 につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機(8) 必殺捻りこみ! 2013-09-28

零戦52型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ!!


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零式艦上戦闘機リンク集 2013-09-14
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