総裁が「日記がわり」と仰っていますように、219作もの昨年秋から今年の1月までの最近作られました俳句は、近況の総裁の本音がわかりますので大変貴重で、学びの多い俳句集だと思います。
只、白鵬の句には、ちょっとだけ、私のほんの独り言を言わせていただきたいです。
②横綱の 引退伝う 秋場所よ
我より 三十歳も若きに泣く
総裁は、最多優勝45回して、36歳でもう現役引退される横綱と、総裁ご自身の年齢とを比較されまして、何と早いことか・・・と詠われましたが、もう一つの意味としましては、でも私は90歳でも、100歳まででも生涯現役で説法しなければならないのだよ!という心意気をものぞき見た気がしました。
そもそも、ご存じのように相撲は国技ですよね。
私は、強い!だけが横綱ではない!と口を酸っぱくして言いたいんです!坂田明(元山下洋輔トリオのサックス奏者)は、「勝負は勝ち負けじゃない!」と名言?を吐きましたが・・。
3万年前に天御祖神(アメノミオヤガミ)が富士山麓に降臨されてから行われたのが相撲発祥のようですけれど、やはり横綱に求められますのは、トップとしての気品ある振る舞い、相手を思いやる愛の心、武士道的精神などが求められますが、横綱・白鵬 翔(現在年寄・間垣を襲名)は確かに45回も優勝しましたけど、これは、あまりにもまわりが不甲斐なかっただけの事ではないでしょうか。
私のテレビのみで見ました白鵬は、本当に素晴らしい、尊敬に値する良い横綱だったかといいますと、ちょっと疑問が残りそうですね。日本国の国技の相撲のトップに立つべき存在では無いように感じたのですけど・・。
それはやはり、彼の精神的なものが態度や言動に表れていまして、一目瞭然でしたね。
私は、やっぱり気概ある武士道精神をもった大和魂的な横綱誕生を切に願いたいですね。
参考:歴代横綱引退年齢は、柏戸も大鵬も30歳で、玉の海・27歳、双羽黒・24歳などで、白鵬の36歳は最長だそうですね。