自分は生まれも神田、育ったのも神田、生活も神田、都市に生まれて今まで生きてきました、都市が自分に取ってある意味自然なのです。
今までの環境問題にはある意味違和感が有りました、この本を読んでみて世界の人口の約半分が都市に住む現代の事実、まだ検証はして無いですが、自分の生活環境に近い気がしました。
著者の「吉永 明弘」さんは、大分前に「景観と住環境を考える全国ネット」の千葉の勉強会での講演で、「世代間倫理」と言う事を知りました、前の世代から受け継いだ物を次世代に受け渡す事が、現世代の倫理である事、今ある資源を自分たちで使い切って、次世代には残さない。
その様な事は「倫理観」の欠如だし、前の世代が現世代の為に残してくれた行為に反する事でもある点、わかり易い論理だし「人」として生きていく上で重要だと思いました。
自分たちの様な「都市生活者」はこの点に留意しながら生活する事は重要です、都市の成り立ちと効果を理解して「都市の環境問題」を今考える時期に成ったと思います。
ただ下記のように余りにも、環境運動家の様な事に注意が必要だとも感じました。
この様な生活感が現代社会を生きていく為にも必要だし、都市計画家・行政首長・議会議員にも必要だと思います、現代社会を理解して問題点を見つけて、対処する「今が良ければヨイノダ」では次世代への責任の放棄だと思います。
その次世代が、子供だったり孫の世代で有ることを忘れては、倫理を語ることは出来ないです。