以前、「近隣住民の喫煙による悩み」と題した記事を書きましたが
私も、近隣住民の喫煙によって大きな悩みを抱えている人間の一人でした。
昨年4月に、マンションの管理組合に、ベランダ等共用部分の喫煙に対する要望書を出しました。
その後、管理組合としてどのように対応するのか静観していましたが
3年前と同様に、「近隣の迷惑にならないように喫煙してください」()というような内容の
掲示がなされただけにとどまりました。
昨夏は、近隣の喫煙の記録を採るとともに、掲示による効果を見究めていましたが
やはり掲示だけでは効き目がなく、状況は一向に改善されませんでした。
管理組合に近隣住民の喫煙による日常生活の阻害及び健康被害を訴えて足掛け4年になります。
もう堪忍袋の緒も切れました。
昨年12月、「無煙社会を目指す人々の定例会」で、皆さんにお知恵を出していただきました。
そこで問題になったのは、喫煙者の特定です。
私も、なんとかして喫煙者を特定しようと努力してきましたが
マンションの構造上、なかなか喫煙現場を押さえるということが難しく
また、転居の情報もわかりにくく、以前の目撃者が現在も同一住居に入居しているかなどは
私にとって全くわからないことでした。
そこで、喫煙者の特定をマンション管理人に依頼してみてはというアドバイスをもらい
マンション管理人に話しましたが、「管理人は住民間の問題に介入できない」という返事でした。
しかし、マンション管理会社の担当者に話してみたらいいのではないかと管理人に言われ
早速連絡を取ったところ、喫煙者の特定をしてくださるとのことでした。
これは私にとって、大変ありがたく、大きく一歩前進した感触を得ました。
その結果、喫煙者が特定できたばかりか、マンション管理会社の担当者による説明で
喫煙者にベランダでの喫煙をやめるよう、家族から話してもらえることになりました。
その後、我が家の屋外(といってもベランダですが)環境が著しく改善されたことは
言うまでもありません。
以前は、1時間ごとにタバコの異臭に悩まされていましたが、それがなくなりました。
マンション管理会社の担当者による説明もきちんとなされたうえに
喫煙者の御家族から、喫煙者に対してもきちんと説明がなされ
ある程度の理解を得たものと思われます。
マンション管理会社の社員の方には、近隣住民の喫煙による被害に遭っている人々を
やり方次第で救うことができるのだ、ということをぜひ知ってもらいたいと思います。
私のマンションの担当者の方は
「掲示がなされても、自分のことだと思わない喫煙者の方もいらっしゃるでしょうから
その方の上階で被害に遭われている方がいらっしゃるということを
きちんとお伝えした方が良いと思います。
何年にもわたって放置していたような形になって、申し訳ありません。」
とおっしゃってくださいました。
まさしく、「知らない」「気がつかない」という状態をなくしたわけです。
ただ、季節は冬。
我が家の窓を開け放つ時間も限られていますし
もしかしたら喫煙者は、単に寒いからベランダで吸わなくなったのかもしれません。
長時間窓を開放する季節が来るまで、じっくりと様子をうかがう必要がありそうです。
最新の画像[もっと見る]
- 健康増進法の見直し検討のためのオンライン署名にご協力をお願いします 3ヶ月前
- 宝塚大劇場が敷地内禁煙に 4ヶ月前
- 演劇舞台上での喫煙に対する申し入れとその結果 5ヶ月前
- 埼玉県東部地区議員有志勉強会「市民のための喫煙対策」 4年前
- 書評紹介 ~『働くもののいのちと健康』2020年夏号~ 4年前
- しんぶん赤旗金曜エッセイ「タバコよもやま話」 ⑤遺族の願い 4年前
- しんぶん赤旗金曜エッセイ「タバコよもやま話」 ④嘘の理由 4年前
- しんぶん赤旗金曜エッセイ「タバコよもやま話」 ③思春期の出来心 4年前
- しんぶん赤旗金曜エッセイ「タバコよもやま話」 ②大人の悪だくみ 4年前
- しんぶん赤旗金曜エッセイ「タバコよもやま話」 ①子どもがニコチン中毒に 4年前
「近隣住宅受動喫煙被害」カテゴリの最新記事
- 住宅での受動喫煙被害を考える会・兵庫を立ち上げました
- 10月6日付読売新聞くらし欄「医療ルネサンス」に取り上げられました
- 【警告】共同住宅での加熱式タバコ販売促進行為について
- 近隣住宅受動喫煙被害者の会代表を退任しました
- RKB毎日放送『今日感テレビ』の電話取材を受けました(放送は5月24日です)
- FBS福岡放送『バリはやッ!』の電話取材を受けました(放送は5月18日です)
- TBSテレビ『あさチャン!』の取材を受けました(放送は5月18日です)
- 近隣住宅受動喫煙被害者の会公式Twitterを開設しました
- 近隣住宅受動喫煙被害者の会のホームページを開設しました
- 11月26日(木)、NHK『ニュース シブ5時』でベランダでのお悩み・近隣トラブルの...
スギ花粉症も終息を迎え、我が家も窓を開放する季節に突入しました。
先日、窓からタバコの臭いが漂ってきました。
早速記録を採りましたが、以前と比べて臭いもさほどではなく、時間も短かったようです。
もしかしたら、ベランダではなく、室内で吸っているタバコの臭いが流入したのかもしれません。
しばらく様子を見ていますが、それ1回きりでしたので、受忍限度の範囲内だと思って、特に行動には出ていません。
マーさんのお宅周辺の路上喫煙は、頭が痛いですね。
やはり公共の場では喫煙できないよう、法整備を推進しなければなりませんね。
タバコは、一人でも吸わない人がいる所では吸ってはいけないと、皆が認識するようになればいいのですが…。
だが、路上を使う人たちからの
タバコの煙、臭いは、去年と同じように
入ってきています。とても残念です。 少し気になってるのは、隣に引っ越してきた女性です。ベランダに出て、洗濯物の間でしばらくの間、何かしてました。23時頃で、なおかつ視力低いので見えませんでした。
どうして良いものか、頭をかかえてる状態です。
私も、一人で考えていた時は思いつかないことでも、定例会で皆さんのお知恵をお借りして、ぐんと前進しました。
一人の考えや知識では及ばないことも、定例会に参加されている皆さんのように、それぞれの得意分野を持ち寄って解決する方法があります。
「集合知「」という考え方です。
個人の知識には限りがありますが、集合知なら自分の不得意分野をどなたかが埋めてくれますよ。
私も、冬のおかげで家の中は、快適です。
また、窓を開ける季節になると、私の家周辺の空気も考えものです。
受動喫煙防止の神様、欲しいですね。
26日、絶対、見ますね。