たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★朝寝坊のススメ

2023年05月15日 | 仏教情報センター
無料の仏教電話相談を活動の大きな柱にしている仏教情報センターは、
今年で事業を始めてから40周年という節目を迎えています。

仏教情報センター 公式サイト





eメール、ライン、SNSやライブ配信など、新しい通信手段がいくつも生まれている中で
比較的昔からあって多くの人が使える「電話」によって、様々な声に耳を傾けてきました。
この度の40周年という節目が契機となって、YouTubeチャンネルを開設しました。

https://www.youtube.com/@bukkyo-joho





当山の住職も、おはなしを提供させていただいています。
たどたどしい話し方で、非常に恐縮しています。



一言法話「朝寝坊のススメ」
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★令和5年7月 盂蘭盆・初盆供養について

2023年05月11日 | おしらせ
5/14 山門施食会のご案内は、“次の記事”にあります。

------------------------

(このご案内は当山檀信徒を対象としています。)

大龍寺では、檀信徒皆さまのお住まいの地域にかかわらず
毎年7月に盂蘭盆(うらぼん;お盆)のご供養をお勤めしております。

地域や宗旨によってお勤めの仕方が異なる点はありますが、
ご先祖様がご自宅にお帰りになる際に丁寧にお迎えをし
親しく数日間を過ごし、再びお見送りをするという仏教行事です。

(もくじ)
 ①盂蘭盆法要について
 ②盂蘭盆会の棚経(宅経)について
 ③初盆について
  a 初盆法要について
  b 初盆の棚経(宅経)供養について



◆ ① 盂蘭盆法要について ◆

 令和5年7月13日(木)午後3時より
 大龍寺本堂において

 「先祖代々」や「お戒名」でのお盆供養をお勤めします。
 この時間にご都合がつかなくても構いません。できる限りお墓参りをご予定ください。



◆ ② 盂蘭盆会の棚経(宅経)について ◆

 令和5年7月1日(土)から14日(金)まで
 お名前(苗字)がタ行(た・ち・つ・て・と)の方へのご案内

※多くの寺院ではお盆棚経(宅経)を毎年修行しているようですが、
 拙寺の場合は、檀信徒皆さまのお住まいが広範囲に当たるため
 近年は、お名前(苗字)の五十音順に巡拝させていただいています。
 令和5年はお名前(苗字)がタ行(た・ち・つ・て・と)の方にご案内をします。
 また、盂蘭盆(7月13日~16日)のみではお勤めが難しいため、
 前後に広く期間をとってお日取りをしていただいています。



◆ ③ 初盆について ◆

四十九日忌、または墓地への埋葬の後、初めてお迎えするお盆のことを
初盆・新盆と称し、例年より丁寧にお盆をお勤めしています。
当山では、初盆に当たる方には「本堂での初盆法要」とともに
「ご自宅での初盆宅経(棚経)」をお勤めしております。

本年も初盆に該当するご家庭が広範囲にわたることなどから、
一般社会より早く、長く、お盆の期間をとってお勤めをしております。



◆ ③a 初盆法要について ◆

 令和5年7月8日(土)午前11時 ~ 正午頃
 大龍寺本堂において

「新亡様(お戒名) 初盆供養」と「先祖代々 お盆供養」をお勤めします。
感染状況により外出をためらう方は、ご欠席をされても構いません。



◆ ③b 初盆の棚経(宅経)供養について ◆

 令和5年7月8日(土)夕方 ~ 7月16日(日)

ご自宅の滞在時間は約1時間程度です。
初盆に該当するご家族のご予定・住所地域に基づいて予定を組み立てます。
期間中、ご都合がつかない日時があれば、5月14日山門施食会までにご意向お知らせ下さい。
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★山門大施食会。募る参列、積もる思い。

2023年05月10日 | おしらせ
(このご案内は当山檀信徒を対象としています。)
 
年に一度の恒例「山門大施食会(おせがき)」の時期を迎えました。
昨年までの3年間は檀信徒皆さまの参列を募らず開催をしてきましたが、
今年は4年ぶりに参列を募りつつ修行させていただきます。
 
従来からこの法要は毎年多くの檀信徒がご供養を申し込まれ
当日は本堂いっぱいに参列をお受けして開催してきました。
本年は開催時間を短縮して再開の第一歩とします。
 
こういう時だからこそ「母の日には大龍寺」のもと
信心堅固に法要をお勤めしたく存じます。
ご先祖さまから受け継いだ命に感謝し、
私たちが共に精進することを誓い、
この感染症が克服されることを祈ります。
 
欠席の皆さまも、当日はご自宅等にて礼拝をしていただければ幸いです。
 
 
 
◆◆◆ 開催次第 ◆◆◆
 
令和5年5月14日(日・母の日)
 午後1時30分 受付開始
 午後2時30分 住職挨拶
 午後3時00分 施食会法要
 午後4時30分 墓参にて散会(お弁当お持ち帰り)
 
お勤めするご供養
  ①施食会供養(先祖代々供養・新亡供養)
  ②施食会追加供養(追加のご供養)
  ③有縁無縁三界萬霊等供養
  ④豊川稲荷のぼり祈願
  ⑤代理墓参(当山墓地の代理墓参)
 ご供養の詳細は、郵便物をご確認ください。
 
初施食会について
 施食会では、この一年間に亡くなられた新亡霊位を施食棚にお迎えし、
 お位牌を祀り初施食会としてご供養をお勤めしております。
 ご遺族には「新亡様お戒名供養」と「無縁供養」をご案内しておりますので、
 ご無理を強いることはありませんが、できる限り本堂ご参列をご検討ください。




令和5年 山門大施食会(R05/05/14 15:00-)

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★GW坐禅会で、ゴールデンなタイの仏教について。

2023年05月09日 | 行事報告
GW坐禅会、10名で開催しました。
初めて坐禅をする方を対象とした坐り方のご案内を30分間、
坐禅の時間を20分少々、休憩を挟んで30分ほどのお話の時間を持ちました。

坐前後のお話の時間は、ある参加者さんにお任せしました。
2012年に拙寺の坐禅会に初めて来られてから坐禅を続け
昨年タイに赴任をしてからはズームで参加をして来られました。
このゴールデンウィークに一時帰国されるというので、
「一言でも坐禅に言及されればどんなお話でも」とお願いした次第です。



★おはなしメモ (誤記・誤解があるかもしれません。)

タイのマクドナルドでは、合掌しているドナルドがお迎え「わい」。/ほほえみの国タイと言われるが、タイの人が言うには「100種類の微笑み」があると。中には、蔑みの笑顔もある。/仏教はタイの国教ではないが、王は必ず仏教徒である。/30万人の僧侶がいる。/仏暦が採用されている。/金ピカ、ド派手な仏教寺院/日本と様子が異なるのは、北伝と南伝の違いもある/徳を積む善因が重要視されている。/合掌の位置によって意味が異なる(相手との人間関係)
 額 最高位僧侶
 鼻 目上
 口 同格
 顎 目下
 胸の前 侮蔑
男性は必ず出家する。短い場合は通過儀礼的に数週間。/社会全体がアルコールに対して規制的で、出家者の飲酒厳禁である。/肉食厳禁だが、布施の肉(信者からの供物)は食しても良い。/異性との接触があるとそれまでの徳がリセットされるので、お互いに注意深く接している。/坐禅のできる寺院は結構ある→ビパッサナー瞑想

※補足(異性との接触が戒められていることについて。)
 上座部・大乗という違いや、依拠する経典や戒律が異なることから、どのような考え方があるのかは分からない点を前置きとして、個人的には、異性が悪いわけではなく、異性に触れて良からぬ気持ちを起こす方に問題があるのではないかと感じる。また、あくまで自らの解脱に重点を置くのか、社会事業などに重点を置くのかによっても、戒律との関わり方がかわってくるでしょう。

※補足(飲酒について。)
 インド仏教やタイ仏教に比べるまでもなく、日本仏教は飲酒について寛容である。アルコールや飲酒についての社会的な地位・位置づけが、インド・タイでは低めに設定されているが、日本では、神仏にお酒を供えたり(神酒)、「お清め」と称してお酒を口に含んだり、杜氏の清酒作りが神事を取り入れていたりしており、お酒の地位・位置づけが高い。その辺も、飲酒について寛容となる一因との指摘がある。



★主な質問、感想など

Q 定期的な礼拝などはあるの?
A 定期かはわからないけれど、日常的にお参りが見られる。

O 信仰が篤い様子を見たことがある。
※ 補足
 日本だとお墓参りが馴染みかもしれませんが、
 寺院・本尊などへのお参りが盛んのように感じます。

Q タイには尼僧さんはいるのか?
A 仏教寺院の女性への規制は目立った。
※ 補足
 仏教ではインド以来、四衆(出家か在家か、男性か女性か)という区分けがあるので、
 女性の僧侶がいてしかるべきではないでしょうか。
 でも、学生時代にタイを観光訪問した時には女性僧侶の存在には気付きませんでした。
※ 補足の補足
 タイでは、女性の出家が長い間禁じられていたそうで、ここ近年は、
 外国の尼僧団で出家しタイに帰国するという形が黙認されているとのこと。
(参考)ブログ:「尼」禁止に挑むタイの女性出家者たち(2019/1/11)

Q 寺院ではなく、お墓は?
A わからないです。

O ほほえみの意味にびっくり!

Q タイの僧侶は読経するのか。
A 唱えていた。
※ 補足
 日々のお唱え・お祈りの言葉は、現地にもあるよう。
 一時出家する際に覚えておかなければならない文言について
 資料を見せてもらったことがあります。



お話してくださった参加者さんには、お時間を割いて準備をしてくださいました。
一時帰国というお忙しい状況の中をお願いしてしまったのは申し訳なかったです。
お話はとても興味深いものでした。有り難うございます。

今回の一時帰国を終えてタイに向かった時には、マイ坐蒲を持参されたとのこと。
これからもオンライン参加で、よろしくお願いいたします。




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★05/04 ゴールデンウィーク坐禅会

2023年04月29日 | おしらせ
5月は毎月開催しているの坐禅会がありませんが、GW中の特別な坐禅会を開催します。
初めての方でも参加できるよう坐り方のご案内もありますのでご心配なく。



◆ゴールデンウィーク坐禅会◆

※日時・進行
 令和5年5月4日(木・みどりの日)16:00~18:00
 16:00  本堂正面開扉/受付開始
 16:30~ 坐り方の案内(住職)
 17:00~ 坐禅
 17:20~ 休憩
 17:30~ ある参禅者さんからのお話・懇談
 18:00  散会

※本堂でのリアルな坐禅会です。オンラインの設定はありません。

※リラックスして足を組めるよう、緩やかな服装をお勧めします。
 別室にて、お着替えをすることもできます。

※坐禅後のお話は、ひとりの参禅者さんにお任せしています。
 お話の中で1つでも禅に関わることを含んでもらうこと以外は、
 どのようなお話になるかは住職も分かっていません。
 広い気持ちでお聞きいただければ幸いです。

※定員16名、事前予約制。初めての方にも対応しています。

※参加希望の方は、事前のお申し込みをお願い致します。
 ・お名前
 ・連絡先(お電話かメールアドレス)
 ・坐禅経験の有無
 ・参加動機
 を当ブログのメッセージか、メールでお送り下さい。

※参加費100円以上のお布施(中学生までは参加費は不要)
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★ただひとつのことをする。清掃奉仕会開催

2023年04月24日 | 行事報告
4月22日、檀信徒の主催による清掃奉仕会を開催していただきました。
比較的新しい行事ですが、年に2回の開催で38回目になりました。

感染症蔓延後は大勢が集中することを避けるため
三々五々集まっていただいて来た順にご奉仕を割り振っていますが、
施食棚の組み立て、施食幢の掲出、水引柱巻の換装、灰ならしは、
これまでの経験者が初めての人をリードして勧めてもらえますし、
境内やお墓の掃除で、抜いて良い草の見極めも的確です。

午後1時から小休止を挟んで午後4時まで、
それぞれのペースで進めていただきました。




施食棚の組み立てです。


 
法要を勤める大間と正面ガラス向拝に法要の幢を掲げます。
等間隔にしてもらうことがミソです。



水引・柱巻の換装をして冬物をしまいます。





灰が舞わないように注意しながら灰ならし。



平成年代に建てられたお塔婆は、丸4年以上のご供養になりました。
この機会に平成年代のお塔婆は全て回収しました。



大龍寺園芸部が発足しました!



境内の夏みかんを収穫して、お供えと、参加者皆さんへのお土産に♪



途中で帰られた方もいましたが総勢20名が参加してくださいました。
お忙しいところ、お休みのところ、ご荷担有り難うございます。


2023清掃奉仕会・水引柱巻の掛替






今回のご奉仕は、「施食会の開催に向けて」という意味合いで勤めていただきました。
多くの方たちが一生懸命に準備をしてくださり助かりました。重ねて御礼申し上げます。

なお、本年の施食会は5月14日(第2日曜日・母の日)です。
四年ぶりに“参列あり&お寺さんのご荷担あり”で勤めさせていただきます。
多くの方たちのご供養ご参加をよろしくおねがいいたします。

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★4/22 身体をうごかそう。清掃奉仕会おしらせ

2023年04月19日 | おしらせ
「自分たちのお寺は、自分たちで掃除をしよう!」という檀家さんの提案によって
平成16(2004)年に始まり、夏と冬に開催しています。
お寺のことは年輩の方のお心寄せが欠かせませんが、
ぜひぜひ、お子さんやお孫さんとのご参加も歓迎いたします。




 
令和5年4月22日(土)

   午後1時頃 自由集合・ご奉仕・途中休憩あり

   午後4時頃 自由解散


マイペースな時間設定・飲食なしで開催します。

午後1時頃、それぞれのご都合に応じて当山にお出まし下さい。
それぞれがお弁当など持参されれば、食事場所はあります。
おおむね午後4時には終了します。



ご奉仕内容・用具の準備などありますので、
事前にご予定いただけるようでしたら、
事前にメッセージ・メールなどご連絡をいただけると助かります。

当日のドタ参も歓迎します。





《ご奉仕内容》  ※ご参加人数によって増やしたり減らしたりします。

・本堂にて
 施食棚の組み立て
 施食幢の掲出
 水引き柱巻の掛け替え(冬→夏)
 線香立て等の灰ならし
 洒水器の真鍮みがき

・屋外にて
 豊川稲荷のぼり回収
 古いお塔婆の回収
 夏みかんの収穫
 水桶整理
 ブロック塀の高圧洗浄




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★令和5年4月の坐禅会おしらせ

2023年04月04日 | おしらせ
毎月第1土曜日夕方、日曜日朝に開催している「定例坐禅会」「初心坐禅会」は、
令和5年4月は第2土曜日・日曜日に開催させていただきます。
 
 4月8日(土)午後4時30分~
   定例坐禅会・坐り方説明ナシ(経験者対象)
 
 4月9日(日)午前6時30分~
   初心坐禅会・坐り方説明アリ
 
いずれの坐禅会も、オンライン坐禅会(ZOOM)を主に進行し、
本堂でのリアル参加を10名程度受け入れて開催します。
どうぞお気軽にご参加ください、
 
 
 
◆(A)令和5年4月8日(土)夕方16:30~18:00
 定例坐禅会

  開始時間になりましたらすぐに坐り始めます。
  坐り方の説明はありませんので、坐禅経験者に限ります。
  オンラインzoom+本堂での参禅10名まで

 16:00 本堂開扉
 16:20 オンライン開室
 16:30 挨拶
 16:35 坐禅①
 17:05 休憩・経行
 17:15 坐禅②
 17:45 おはなし・感想シェア
 18:00 終了


◆(B)4月9日(日)早朝 6:30~ 8:00
 初心坐禅会

  開始時刻になりましたら坐禅の組み方について説明を始めます。
  初心者を想定した説明ですが、経験者でも構いません。
  オンラインでZOOM使用+本堂での参禅10名

 06:00 本堂開扉
 06:20 オンライン開室
 06:30 坐禅と坐り方の説明
 07:00 坐禅①
 07:30 おはなし
 07:40 感想シェア・Q&A
 08:00 オンライン閉室 
 
 
◆参加申し込み方法

《 オンライン参加 》
  リンク先から、ZOOMでの事前申込が必要です。
  https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZcrde6pqT4jHt0H_gnOF1hgtgKznXe82HGv


《 本堂リアル参加 》
  申し込み先着順・限定10名です。
    ・このブログで「メッセージを送る」。
    ・当山のメールアドレス宛にメッセージを送る。
  ご芳名・連絡先・坐禅経験の有無」についてお知らせください。
  拙寺から、本堂での参加の可否をお返事させていただきます。
 
 
 
◆参加費

《 オンライン参加 》
  無料ですが、日頃の善行を心掛けて下さい。
  その善行が善行を呼び、社会全体が善くなれば当寺にもその功徳が及びます。

《 本堂リアル参加 》
  お布施として100円以上(中学生までは無料)
   
 

◆オンライン参加の事前準備について

 ※PC・スマホなどで、Zoomが使えるようにして下さい。

 ※お尻に敷くための坐禅用の坐蒲(ざふ)があれば何よりですが、
  座蒲団(ざぶとん)・固めのクッション・バスタオル5枚程度などでもOK。

 ※服装は、身体を窮屈にしない緩やかなものが良いです。

 ※複数人での参加、お子さんと一緒に参加することもできます。
  坐禅中はミュートで参加して下さい。

 ※最後に、参加者から感想・質問等をお聞きするかもしれません。
  差し支えない方はカメラ・マイクオンにして下さい。

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★遠くからでも祈っている。

2023年03月27日 | 行事報告
桜満開の春のお彼岸と引き続き土日のお勤めも一段落して、
散り際の桜、紅葉、クリスマスローズ、梨の木など、
境内のあちこちが色づいてきました。









このお彼岸中に、気付かされたことがありました。
拙寺の檀家ではないけれど近所に住んでいるという方から、
  遠方に家族のお墓があるけれど予定が付けられずお参りに行かれない。
  同じ曹洞宗なのだけれど、こちらお参りをさせてもらえないだろうか。
というご相談をお受けして、「どうぞどうぞ」とご本堂に上がっていただきました。

古来、「遙拝」というお参り方法があります。
ご本尊さま、ご神体、各家のお墓まで行くことができないけれど、
遠く離れたところから礼拝をすることを言います。
「遙拝所」という礼拝場所を設けている寺社もあります。

いまはお参りに行くこともできるようになってきましたが、
このコロナで外出・遠出が難しかった時には、
そのようなニーズが、より多かったのかもしれません。



先方のお寺さんに誤解を抱かせてはいけないので
遙拝どうぞ!と不特定多数の方にお知らせすることは躊躇しますが、
遠く離れていても、私たちの祈りは、必ず届きます。
お参りをしたくてもできない方の力にはなりたいと思っています。
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★春のお彼岸。ここから始める。

2023年03月23日 | 行事報告
春のお彼岸。
感染症が流行してからずっと、無参列・ライブ配信でのお勤めが続いていましたが、
この春のお彼岸は、久しぶりに参列をお受けしてライブ配信の形式を取りました。







このお彼岸法要については経緯があります。
かなり昔のお彼岸法要は、お参りの方が少ない中日の夕方にお勤めしていました。
パッと見て数えられるくらいの方がお集まりになるだけでした。
お参りの方が集中するお昼頃は、受付でのお迎えに人手が必要だからです。

そんな、参列人数の少ないお彼岸法要に参列していた世話人さんから
「もっと大勢で一緒にお勤めした方がいいよ。人手が足りないなら受付は私がやるから!」
という提案があって、それ以来、世話人さんたちが受付を手伝って下さり、
住職らは、檀信徒に参列を呼びかけ、お昼正午前にお勤めをすることになりました。

お勤めの時間帯を変え、お彼岸の案内文に法要への参列を呼びかけるようになると、
だんだんと参列の方が増えてきて、呼びかける側も手応えを感じるようになりました。
人数が多くても少なくても、お勤めの法要は変わりませんが、
多くの方と集まってお勤めする法要はたいへん有り難いものでした。

「本堂いっぱいに、100人を目指そう!」
そんな目標が明確になってしばらくたった頃、残念ながら
新型コロナウイルス感染症により、無参列ということになってしまったのでした。







この春のお彼岸法要は、再スタートのようなものです。
とはいえ、いまだ数十人規模の参列が望める状況ではないですし、
今回のご案内はお彼岸直前となってしまったので、人数は多くはありませんでしたが、
今後、多くの方たちと共にお勤めができるよう進めていきたいと思います。


 




《法要メモ》
 木版三打
 導師上殿
 上香普同三拝
 読経 摩訶般若波羅蜜多心経
 佛名呼唱
 回向・略三宝
 読経 妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈
 参列者焼香
 回向・略三宝
 普同三拝







法要後のお話しの時間は、ガラッと変えました。
ライブ配信の時には、カメラに向かっていましたが、
今回は、以前のように参列の皆さんに向かってお話しをしました。







《おはなしメモ》
・仏教や僧侶は、(世間のイメージとして)人の死や死者儀礼と結びついている。

・修証義の冒頭部分「生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり」は、
 生死→死という雰囲気を感じるけれど、ここは「生老病死」のことを示している。
・すなわち、生を明きらめ老を明きらめ病を明きらめ死を明きらめるということは、
 死後の世界の話ではない。思った通りにはならない生涯を如何にして生きていくか?
 という、いまこの現実世界の生き方が問題提起されている。

・あるいは、何か困難なことが起きると、その原因探しを仏教に委ねてくることが多い。
・「何故、こんなことが起きたのだろうか?」ということは仏教の説くところではない。
 困難なことが起きた後、如何にして生きるかということへの示唆を与えるもの。

・總持寺を開かれた瑩山禅師は示されています。
 「たとい難値難遇の事有るも、必ず和合和睦の思いを生ずべし」と。
 困難な時に他人と衝突し自利に走るのではなく、共に手を携えて精進を重ねよう、と。

・まだまだ困難な状況はゼロにはなっていないけれど、スタートを切りました。
 住職と檀信徒という垣根を作らず、共に手を携えて、精進してまいりましょう。



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★令和5年 春のおひがん

2023年03月14日 | おしらせ
春のお彼岸をまもなく迎えます。
これまでの事、今の暮らしぶり、これからの事を、
ご本尊様、ご先祖様にお伝えする機会に致しましょう。



◆令和5年春季彼岸法会
 3月18日()彼岸入り
 3月24日(金)彼岸明け



◆お彼岸のご供養、お塔婆のお申し込み
「お塔婆」の建立供養にあたっては
 【建立施主名・よみがな】
 【ご供養のお戒名・家名】
をお知らせのうえお申し込み下さい。
任意金額の「お布施」と1本3千円程度の「お塔婆代」をお納め下さい。



◆中日法要(ちゅうにちほうよう)

 3月21日(春分の日)午前11時より
 大龍寺本堂において
 お彼岸供養(先祖代々供養・お戒名供養)・永遠の光平和祈願・永代供養

 檀信徒皆さまの参列・お焼香をお受けして勤めます。
 YouTubeインターネットライブ配信も併用します。



《法要参列に際して》
・参列席は感染症対応を考慮し、間隔を広く取って配置します。
・厚労省により「マスク着用の考え方」が緩和されましたが、
 大龍寺においては、当面「読経中のマスク着用」をお願いします。



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★当山における感染症への対応(R5/3/13~)

2023年03月14日 | おしらせ
この記事は、当山から当山檀信徒に向けての内容です。
新型コロナウイルス感染症への対応については、
それぞれのお寺、地域により対応・考え方は異なることが考えられます。

もくじ
 (1)新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方のご葬儀について
 (2)3月13日以降のマスク着用について
 (3)法要の参列人数について
 (4)設齊(法要後の会食)について
 (5)その他




(1)新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方のご葬儀について

厚生労働省「くらしや仕事の情報」において、「新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関わる方へ 令和5年3月3日(第3版)」が提示されています。

https://www.mhlw.go.jp/content/001066192.pdf


この文書では、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方においても、ご遺体に対して適切な対応をすることによって、通常のケースと同じようにご葬儀、お別れの場を確保できることが示されています。都内においては、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方の火葬において過剰な対応が続いているという指摘が各方面から上がっていましたが、これに対する厚労省からの指導という意味合いもあるかもしれません。


クリックすると拡大され読むことができます。


当山においては、ご遺体に対して適切な対応をしていただくことにより、
通常のご逝去と同じようにご葬儀をお勤めさせていただきます。
ご事情等をお伺いした上で臨機応変にはしていますが、基本的には
 枕 経 亡くなられた直後の弔問。葬儀打ち合わせを兼ねます。
 通 夜 葬儀の前晩にご供養お勤め、葬儀に向けてのご法話をします。
 葬 儀 いわゆる「お葬式」。主に授戒・引導の儀をお勤めします。
 荼 毘 火葬場での火葬、骨壺への収骨をします。
 初七日 葬儀式・火葬の後に勤め、一連の葬儀を終えます。
という段取りでお勤めをさせていただいているのが通常のお勤めです。




(2)3月13日以降のマスク着用について

令和5年3月13日以降の「マスク着用の考え方」について、厚労省のサイトにあります。

( https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html )


当山では、お参りに来られる方のご様子や、法要において大勢で読経をすることが多いため、
当面は『法要・葬儀など読経・唱和をする際は、マスク着用のお願い』を継続していきます。
マスク着用が困難な方に対して無理強いをしない点は、これまで通りです。




(3)法要の参列人数について

本堂の参列席は、通常よりも広く間隔をとっていますので限界はありますが、
法要・葬儀における参列人数の制限はしません




(4)設齊(法要後の会食)について

法要後の書院での会食は、制限を設けつつ、すでに再開しています。
当面は「30名程度まで」ということでご検討をお願い致します。




(5)その他

・当山伽藍(建物)にお入りになる際は、手指消毒をお願い致します。

・発熱など体調が気になる方は、体調回復を最優先にして下さい。

・年回法要の住職による代理法要や、折々の代理墓参等は今後も承ります。
 (年回法要の欠礼はされませんようお心置きをお願い致します。)
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★令和5年3月・4月の坐禅会(日程変更)

2023年02月27日 | おしらせ
毎月第1土曜日夕方、日曜日朝に開催している「定例坐禅会」「初心坐禅会」は、
3月・4月とも、第2土曜日・日曜日に開催させていただきます。

 3月11日(土)午後4時30分~ 定例坐禅会

 3月12日(日)午前6時30分~ 初心坐禅会

 4月 8日(土)午後4時30分~ 定例坐禅会

 4月 9日(日)午前6時30分~ 初心坐禅会


いずれの坐禅会も、オンライン坐禅会(ZOOM)を主に進行し、
本堂でのリアル参加を10名程度受け入れて開催します。
開催の一週間ほど前に、当ブログに詳細情報を掲載しますので、
事前の参加申込をお願い致します。
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★夢にまで見た夢の中で。

2023年02月13日 | おはなし
2月2日の未明のことだった。
師父と私が、砂の上を歩いている夢を見たのだ。
  
私たちは歩きながら言葉を交わしていた。
師父は自分が亡くなったことはわかっていて、
それを人生の一コマとして受け止めつつ、
いまは、自転車で世界中を旅しているそうだ。
確かに、亡くなる前に難儀をしていた足のむくみはすっかり治まり、
ついでにお腹も引っ込んでいたので、十分な運動ができているのだろう。
顔色もよく、自信に満ちた言動は、元気だった頃の本人そのものだ。

私は、ここ最近の寺や家族の出来事を話そうと思っているのに何故か言葉にならず、
口から出てくるのは、最近誰を見送ったかということばかりであった。
 
 
 
二人はいつの間にか知らない部屋の中にいた。
私はこれが夢だということがはっきり認識できていて、師父に
「初めて夢に出てきてくれたねぇ!」
とおどけながら言うと、不意に目頭があつくなってきた。
涙は一度出始めると堰を切ったように止まらず、
これは師父を見送った悲しみの涙なのか、
いま再会できた嬉し涙なのかわからないまま泣いていた。
泣きながらも頭の片隅で理由を考えていたけれど、ついに答えは出なかった。

どちらにせよ、師父が亡くなっていまだに一度も涙していない自分も、
ようやく泣けたのかもなと、ある意味ホッともしていた。
 
 
 
だが今度は、泣きやみ方がわからない。
どうやって次の展開に進もうかと焦りながら泣いていると、
息子がやって来て私に電話を手渡してきた。
息子グッジョブ!と思いながら電話を取ると、残念ながら訃報だった。

師父への挨拶もせず枕経に向かい、先方に着いたところで目が覚めた。
目の周りの違和感。涙はホントに出ていたみたいだった。
 
 
 
そういえば、師父は自転車旅行をしていると言っていたけれど、
夢の中で、その自転車はまったく見かけなかった。
そもそも師父が自転車に乗っている姿というものを、これまで一度も見たことがない。
ホントに自転車に乗れるのか怪しいものだと思えてしまうほど、見たことがない。

一体、どんな自転車で旅をしているのか。
旅をしながら誰に出会い、どんなことをしているのか。
またいつか、旅の途中で立ち寄ってほしい。
今度は涙せず、自転車の点検をしながら話をたくさんしたい。
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★令和5年2月の坐禅会のお知らせ

2023年01月29日 | おしらせ
毎日の生活、がんばっていますか?さらに坐禅でがんばり続けますか?
怠けるのでも、がんばるのでもない、ただ坐るだけという坐禅も良いものです。


当山の坐禅会は内容の違いにより2つのコースがあります。
  定例坐禅会 坐り方の説明ナシ
  初心坐禅会 坐り方の説明アリ

令和5年2月の坐禅会はオンライン形式での参加とともに、
本堂でのリアル参加(定員10名)を併用して開催します。
 
どうぞお気軽にご参加ください、




◆(A)令和5年2月4日(土)夕方16:30~18:00
 定例坐禅会

  開始時間になりましたらすぐに坐り始めます。
  坐り方の説明はありませんので、坐禅経験者に限ります。
  オンラインzoom+本堂での参禅10名まで

 16:00 本堂開扉
 16:20 オンライン開室
 16:30 挨拶
 16:35 坐禅①
 17:05 休憩・経行
 17:15 坐禅②
 17:45 おはなし・感想シェア
 18:00 終了


◆(B)2月5日(日)早朝 6:30~ 8:00
 初心坐禅会

  開始時刻になりましたら坐禅の組み方について説明を始めます。
  初心者を想定した説明ですが、経験者でも構いません。
  オンラインでZOOM使用+本堂での参禅10名

 06:00 本堂開扉
 06:20 オンライン開室
 06:30 坐禅と坐り方の説明
 07:00 坐禅①
 07:30 おはなし
 07:40 感想シェア・Q&A
 08:00 オンライン閉室 
 
 
◆参加申し込み方法

《 オンライン参加 》
  リンク先から、ZOOMでの事前申込が必要です。
  https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZEqfuCtqDsiHtcz87VT77IBp21x7g402y3i

《 本堂リアル参加 》
  申し込み先着順・限定10名です。
    ・このブログで「メッセージを送る」。
    ・当山のメールアドレス宛にメッセージを送る。
  ご芳名・連絡先・坐禅経験の有無」についてお知らせください。
  拙寺から、本堂での参加の可否をお返事させていただきます。
 
 
 
◆参加費

《 オンライン参加 》
  無料ですが、日頃の善行を心掛けて下さい。
  その善行が善行を呼び、社会全体が善くなれば当寺にもその功徳が及びます。

《 本堂リアル参加 》
  お布施として100円以上(中学生までは無料)
   
 

◆オンライン参加の事前準備について

 ※PC・スマホなどで、Zoomが使えるようにして下さい。

 ※お尻に敷くための坐禅用の坐蒲(ざふ)があれば何よりですが、
  座蒲団(ざぶとん)・固めのクッション・バスタオル5枚程度などでもOK。

 ※服装は、身体を窮屈にしない緩やかなものが良いです。

 ※複数人での参加、お子さんと一緒に参加することもできます。
  坐禅中はミュートで参加して下さい。

 ※最後に、参加者から感想・質問等をお聞きするかもしれません。
  差し支えない方はカメラ・マイクオンにして下さい。
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