たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★平成25年 春季彼岸法会 のお知らせ

2013年03月13日 | おしらせ
この冬、関東地方は例年にない雪に見舞われました。

雪の日の朝は、お寺の前を通る子どもたちの歓声とは裏腹に、
鉄道は運行中止、道路では立ち往生の車が続出しました。

雪に不慣れな人にとっては、身に危険が及ぶこともありますが、
それが年に1回有るのか無いのかという状況では、
雪への対策を充分に取らない人がいても無理はありません。




ところがです。

被災地では、千年に一度という津波のために防災教育を徹底し、
犠牲者の発生を食い止めた地域・学校がありました。

本当に来るのか、いつ来るのかわからない大津波を想定し、
子々孫々に渡って、「備えよ、逃げよ」と言い伝えていたそうです。




今の時代を生きる私たちは、同じ課題に直面しています。

私たちの命が儚いことも、被災地の悲しみも、
現代社会がおかしてしまった様々な失敗も、
全てを語り継ぎ、決して風化させてはいけません。

今、私たちに手渡された「バトン」を次の時代に引き渡すことは、
次の世代の人の命を守るだけではありません。

その次の世代の人も、そのまた次の世代の人も…、
未来に向かって無限に広がる子孫の命を助けることになるからです。




逆に、過去に向かって考えてみるとどうなるでしょうか。

私たちひとり一人の命はどのようにして今に至るのでしょうか。
親だけでも、祖父母だけでもありません。血縁だけにも限りません。

数え切れないほどの無数の人たちの心と心が受け継がれて
私たちひとり一人の命が、いま、この時にまで受け継がれてきたのでしょう。

亡き人の声に耳を傾けること、
それは、私たちひとり一人の命に耳を傾けることでもあります。







■春季彼岸法会(おひがん)

  3月17日(日)より  3月23日(土)まで

  お彼岸中は、本堂・書院を開放しております。
  ご親戚・ご友人などとの待ち合わせや、墓参後の休憩等に皆様でごゆっくりお過ごし下さい。



■写経・ひらがな写経

 彼岸法会中は、毎日出来ます。

 写経に必要なものは揃っています。ひらがな写経も作りましたので、お子様でも挑戦できます。
 ご自宅で書かれた写経も含めて、お納めいただいた写経は、中日法要にてご供養いたします。



■おひがん・中日法要

 3月20日(水・春分の日) 午後3時より

 檀信徒各家先祖代々追善供養
 永代祠堂各家先祖代々追善供養
 永遠の光の塔平和祈願・永代供養
 東日本大震災犠牲者追善供養
 写経奉納者祈願

 法要後、歓談の時間

 お繰り合わせの上、皆さまご参加下さい。



■彼岸会 先祖代々・戒名供養

 お塔婆建立はお早めに

 「お彼岸供養のお塔婆」を建立される方は、
   【建てる方の名前・ふりがな】
   【ご供養なさる先祖代々の家名・お戒名等】をお知らせ下さい。

 事前にお申し込みの方の分は、中日法要の回向において読み込み供養致します。
 お塔婆代は1本3000円です。


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