UA値(外皮平均熱貫流率)とは?
UA値(ゆーえーち)とは、家の断熱性能を数字で表したものです。
断熱性能というのは、「家の中の暖かさや涼しさが外に逃げにくいかどうか」を表します。
数字が小さいほど、断熱性が高い(暖かさや涼しさが逃げにくい)ということを意味します。
- UA値が大きい → 断熱性が低い(家の中の熱が外に逃げやすい)
- UA値が小さい → 断熱性が高い(家の中の熱が外に逃げにくい)
たとえば、冬にストーブやエアコンをつけたとき、断熱性が高い家だと暖かさが長持ちして電気代も抑えられます。
UA値がいくつだと「断熱性が高い」?
UA値がどれくらいなら断熱性が高いかは、地域や基準によって変わります。でも、大まかな目安は次のようになります。
地域UA値の目安(小さいほど良い)
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寒い地域(北海道など) | 0.46以下 |
温暖な地域(関東・関西など) | 0.87以下 |
寒い地域ほど断熱性能が重要なので、目標となる数字が小さくなります。
UA値の計算方法
計算は少し難しいですが、基本的には次のような式で求めます。
UA値 = 家の外側から逃げる熱の量 ÷ 家の外側の面積
- 家の外側から逃げる熱の量:壁、窓、屋根、床などを通じて外に逃げる熱。
- 家の外側の面積:家の壁や屋根など、外に触れている部分の合計。
簡単に言うと、「熱の逃げやすさを家の大きさで割ったもの」です。
まとめ
UA値は、家の断熱性をわかりやすく数値で表したものです。
数字が小さいほど暖かさや涼しさが逃げにくく、快適でエコな家と言えます。
高断熱の家を目指すなら、住む地域にあわせた基準を目指すのがポイントです。
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