今日も朝から冷たい名古屋です。最低気温は氷点下です。(冷たーーい)いつになったら春の
兆しがと思います。ただ植物は少しずつですが、土の中で春を感じているようです。
昨日は楽しみに楽しみに
していた大友啓史監督の「映画論」の講演に行ってきました。我が家の近くにあります、名古屋では私立の進学校で有名な東海高校、中学校での「サタデープログラム」での(毎年、2回開催されています)講演会でした。もう三回目です。企画した、今は高校生になっている生徒さんが、中学生の時に「龍馬伝」のお話を聴かせてほしいとお手紙をされて
それからこの学校へと。
前回、前々回も講堂でしたが、今回は視聴覚室で。檀上と違って、同じ目線でのお話でしたのでより身近に熱の入った「映画論」を拝聴です
冒頭で大友さん、昨日は龍馬の直系のご子孫と飲まれたようで、「二日酔いですが」と前置きされましたが、二日酔いとは思えないほどいつもながらの映像にかけるお話をお聞きできました
以前、橋田壽賀子さんが「テレビドラマはラジオドラマ」と。テレビに集中してない、ながら見だとおっしゃったそうで、朝ドラなどは典型的だと。そうですね映像を観なくても耳からでも内容がわかります。TVはチャンネルをかえられたらそれで終わり
一時間ドラマとして、観てもらうための至れり尽くせりのサービス。映画は観たいために劇場へと足を運んでいただける、余程のことがない限り最後まで観て、帰らない。その為にあらゆる叡智を、それが映像であったり音楽と。
映画はジェットコースター、2時間でジェットコースに乗せなければならない、テレビでは自分で想像した効果音も違って聞こえて。ハゲタカは2月に放送されたのに映像は夏の暑い盛り、せみの鳴き声をぎゃんぎゃんと。後日、NHKには抗議が、今までに一番多かったそうです。その点、映画は効果音があちらこちらからと右脳ばかりではなく左脳も感じて。そうなんですよね、映画はテレビにはない効果音(例えば電車の音とか)が頭の中で遠くから入ってきますよね。
私が大友さんに魅かれたのは映像の素晴らしさと、展開の速さからでした。映画は「ハゲタカ」「るろうに剣心」を観ていますが、大きなスクリーンで観る映像はテレビと違って迫力が(大友マジックです)大友さんは自分でつくりあげた映像をながら見をしてほしくないと。(前回もチャップリンの映画のお話をされましたが今回も。絶対ながれ見はできないですね)TVから映画へとの思いがしっかりと伝わりました。
最後に3月16日から公開される「プラチナデータ」の予告の映像を見せていただきました。主演の二宮和也君(グループでひとくくりにされているけれど)の演技の素晴らしさ、武骨ではない豊川悦司さんとの組み合わせ、クールビューティの三人の女優さんと。音楽は今まで大友作品には必ず担当してきた佐藤直紀さんから澤野弘之さんへ(大友さん曰く「ポスト佐藤」)
前売り券は東宝始まって以来の完売だそうです。私の事ですから、人が多いと映画に集中できないので、公開日よりずっと先の4月にと思っています。映画館でまたどきどき感に浸れそうです
(LUVLUV小姐 多謝 昨天非常高興了)