紀州のプーさん のんびり日記

当ブログのエピソードは適当に綴っています。
実際のストーリーとは違う事をご了解下さい。

CSI : Crime Scene Investigation S12 #2

2013-04-30 | CSI
「死ぬのを見たのは誰」

夜の閑静な住宅街。車内でイチャつく若いカップル。外でスプリンクラーが
水を撒いているが、途中から真っ赤な血に替わる。開いた窓から血のシャワーを
浴びた女の子が絶叫!

そこに住むチャンブリス一家4人が惨殺死体で発見される。その一家の主カルビンは
製薬会社を解雇されていて無職だった。その彼は射殺され、妻スーザンは刺された後
タオルバーで撲殺された。祖母も刺殺されて、まだ幼い娘のフィオナまでもが射殺体
で発見されるという凄惨な現場であった。

ラッセルとキャサリンは現場から外へと続く血痕を辿って行く。それは向かいの家
まで延々と続く。ブラス警部らはそこに住む27歳の修理工ジョンを逮捕する。
現場から持ち去ったらしき衣類を所持していた。

モーガンは正式にCSIのメンバーとして現場に初出勤・・・の筈が道に迷い、
頼りのカーナビも正確な道案内をしてくれず文句タラタラで何とか到着する。


ラッセルとキャサリンはジョンの家を家宅捜査する。彼の部屋はフィオナの部屋と
同じ配置にしたり写真を大量に所持しており、明らかにストーキングしていた事が
わかる。

署に連行されたジョンはブラス警部の厳しい聴取であっさりと犯行を自供する。
エクリーも容疑者逮捕の会見を開く等ではや解決ムード。そんな中一人の女性が
署内でわめいている。聞くと彼女は自分が殺人犯だとぬかす。

ニックらは現場で検証するが彼はどうも納得がいかないようで、この事件は
ジョンの単独犯行ではないような気がする。

ブラス警部らは出頭してきた女性レスリーを聴取する。彼女によるとカルビンと
不倫をしていたが彼の妻スーザンに2人の仲を引き裂かれて逆ギレして復讐した
とほざく外道ぶり。公表されていない状況も知っている事から捜査のやり直しを
迫られる。

ラッセルはフィオナがレイプされていない等からジョンの犯行に疑問を呈する。
フィオナに全く触れずに射殺しておりストーキング男の行動には見えない。

レスリーが証言した幾つかの事実に拳銃の隠し場所もあった。そして供述通り
発見されて早速銃器ラボで検証されるが線状痕が一致せず凶器と断定出来なかった。
この銃器ラボの新顔女性シオラマを演じるのは「ライ・トゥー・ミー」の
ワロウスキー刑事でお馴染みのMonique Gabriela Curnen。ここでも
「仕事で銃を撃てるなんて・・・」とワロウスキーを彷彿とさせるセリフで
思わず笑えますね。戦うシングルマザーのキャサリンと早速意気投合!


レスリーは法律事務所に勤めており事件の詳細も裏側から入手する事も出来る
事からやはり彼女の犯行に疑問が浮上する。そしてジョンに彼女の写真を
見せるとチャンブリス家の前で車に乗っている彼女を見たと証言する。

サラとグレッグはモーガンと共にチャンブリス宅を再捜査する。するとブレーカー
の奥に大量の麻薬と現金が隠されていた。そこに付着していた指紋が麻薬常習犯
ロニーとわかり早速勤め先である彼の父親経営の建設会社の現場に急行する。
すると父親モーリスが「息子ではなく自分がチャンブリス家の犯人だ!」と
ぬかす始末。ニックも思わず「こいつもかよ!」
モーリスを演じるのは「ボードウォーク・エンパイア」のフランク役の
Chris Mulkey。他にも「24」や「キャッスル」等サスペンス系に多数出演して
います。この強面ですからね。


モーリスとロニーの親子をセットで連行して聴取する。モーリスによると息子が
麻薬漬けから立ち直りかけた時に、腐れ外道カルビンにそそのかされて再び
麻薬漬けになったので復讐したとぬかす。これによりレスリーは釈放されて
ストーカー野郎ジョンも保釈金を払って自由の身になる。

キャサリンの調べでレスリーが自分の車をモーリスのトラックにぶつけて
その修理をジョンの勤める工場に依頼していた事がわかる。これにより
3人の接点がわかった。

キャサリンとグレッグがレスリーの車の修理跡の確認に行くと彼女の部屋から
銃声がする。駆けつけるとレスリーは撃たれて倒れていた。そして警官が
レスリーを撃ったジョンを発見する。彼によるとレスリーにチャンブリス家に
連れて行かれるが目の前でフィオナを射殺されたので彼女を撃ったらしい。
そして絶望したジョンは自ら銃口を向けて命を絶つ。
ここでチラッと出る制服警官を演じるのはJamie Gomez。彼は何といっても
「刑事ナッシュ・ブリッジス」のエヴァン刑事役が鮮烈でしたね。


ラッセルは映画「見知らぬ乗客」でのエピソードをモチーフに交換殺人を
この事件に当てはめる。不倫をしていたレスリーは毎晩チャンブリス家の前で
車から悶々としていると、息子ロニーが麻薬漬けにされカルビンと口論に
なっているモーリスを見掛ける。さらにストーカー野郎ジョンも見掛ける。
そしてわざとモーリスの車にぶつけて、わざとジョンの職場で修理する。
それにより2人をそそのかして殺人に同行させる。モーリスにはカルビンを
殺させ、ジョンにはフィオナをお痛をさせる。

ところがスットコドッコイ。レスリーは自分の恨みを晴らすべく祖母や
スーザンも惨殺する。後には引けなくなったモーリスはカルビンを
射殺する。しかしジョンはフィオナに手を出せなかったので、レスリーは
少女までも無慈悲に射殺したのだった。

今回もラッセルの意外な発想で事件を解決に導きましたね。
「見知らぬ乗客」はこの作品以降に交換殺人というプロットを定着させる
プロトタイプとも言える作品でレベルが高いヒッチコック映画の中でも
上位に位置する作品ですね。

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