「別世界の栄光」(終)
人里離れた寂しい所にあるノートン・サナトリウム(今回は総合的な精神
医療施設です)。そこへ車で一人の女性が訪ねて来る。
ベッドの上で自慢げに古い写真を見せる中年女性のサラ。話を聞くのは
ハワード医師。一見どこも悪くなさそうなその女性サラ。だが彼女の話は
どこかおかしい。
車で来た先の女性が面会に来たのはハワードだった。二人が話す間には
仕切りの金網がある。ハワードは自 . . . 本文を読む
「ある警官の死」
車で張り込みをする2人の警官。若い2人組の男が酒屋に強盗に入る。
直ぐに2人の警官が駆けつけて店内の2人を逮捕する。麻薬中毒のようで
1人はガリソンという男だった。
強盗を逮捕した事で上司から褒められる2人の警官はポールとフィリップの
親子である。父ポールは行き着けのエヴァの店で食事をする。以前逮捕して
世話をしているトレンカーも来ている。
息子のフィリップは列車で母の元 . . . 本文を読む
「悪女」
とあるバーで歌うシンガーのニキ。客の一人ドナルドに興味を示し一緒に
ダンスに興じる。彼は医者になったばかりの青年でニキの食事の誘いに
舞い上がる。父は心臓病を患っているらしい。食事の後のお楽しみも
うまくかわされる。ニキはその後バーに戻る。
ピアニストのビルとはまだ別れておらず、抱きつかれて困るニキ。
ドナルドの父がバーにやって来る。視線の向こうにはニキと話し込む
ドナルドが見える。 . . . 本文を読む
「身の上相談」
NYエグザミナー出版社で「ジョージおじさんの身の上相談」を担当している
ジョン。今日も読者の他愛のない相談に答える。そこに「よき隣人」という
ペンネームの女性からの相談で隣人女性が浮気をしているらしく彼女はその
女性の夫に知らせるべきか?というものだった。その時はさして気にもせず
放っておけばと流していた。その後ジョンは妻のルイーズに残業で帰りは
遅くなると電話をする。ルイーズは . . . 本文を読む
「夜泣くプール」
カスティーヨ夫妻の邸宅。プールの前で遊ぶ女性ダイアンと幼い息子、それに
彼女の養母ナニー。養母がその場を離れて暫くして電話が鳴る。使用人の
ペドロを呼ぶが直ぐに来ないので仕方なくダイアンが出る。電話の主は出張先
からの夫である。友人である弁護士のホーソンを連れて間もなく帰るという
連絡だった。ほんの数分の電話を終えて息子の元へ戻るとそこにいない。
プールに落ちて溺死したのだった . . . 本文を読む
「とびこんだ災難」
イギリスから家族で旅行に来ているソンダース一家の三人。レンタカーでアメ
リカ横断ウルトラクイズ・・・ではなく旅行をしている。深夜にあるカフェで
休憩をとる事にする。
そのカフェに一人の男が車でやって来る。ソンダース一家の娘ローレンは車に
戻って眠ると言い席を立つ。しかし乗る車を間違えて、後から来た男の車の
後部座席に乗り込んで眠り出す。(なんで間違えるねん!ちゃんと確かめろ . . . 本文を読む
「死の舞踏会」
とある豪邸で盛大に繰り広げられるパーティー。その主催者はワイン農園を
営むアギラー。そこで給士を勤めるドミニクは、やはりワイン農園を営む若い
女性のキティに夢中な様子でキティもまんざらでもなさそう。
その会場にアルという青年が妻を伴ってやって来る。彼は父アギラーに勘当
されて家を飛び出して、久しぶりに帰ってきたのであった。
アルを可愛がっていた母は既に亡くなっていて、父は秘書 . . . 本文を読む
「完全犯罪は成立した」
昼間から抱き合い唇を重ねあう男女。そしてそれを覗き見る男。女は刑務所
帰りのエヴァ。男は彼女の過去を知るビル。夫ピートが居ながら昔の男を
会っている。
カジノで働くピートは上司から嫌われている。彼は妻の浮気を疑って友人
ロナルドに見張らせていたのだった。
カウボーイに憧れるオスカーはエヴァに声をかけるが全く相手にされない。
エヴァが帰宅するとピートが酒を呑みながら怒 . . . 本文を読む
「タイプライター」
(ネタばれ注意)
資産家であるノラ夫人が銀行から出て来て迎えの車で再婚した夫ラルフと帰る。
家では使用人のエマが慌しく出迎える。かかり付けの医師バブコックまで
呼ばれて来る。次男のジョージによると兄のロビーが銀行の預金を引き出して
そのままスタコラサッサと逃亡したと言う。
その夜ラルフがスーツケースを持って家から出ようとしているとロビーが帰って
くる。実はラルフが事業資金が . . . 本文を読む
「償い」
(ネタばれ注意)
ジョージとジェニーのデービス夫妻はピクニックに来て昼寝の真っ最中。
どうも眠れない夫ジョージは近くを散策していると知人の女性ローラに出くわす。
最初は楽しく会話も弾んだが、やがてジョージはキスぐらいいいだろ?とローラ
に迫っていくが大声を出されて口元を塞いでいくうちに、誤って喉元まで絞めて
殺してしまう。
そこへ偶然にも保安官が子供を連れてやって来る。(なんでやね . . . 本文を読む