少し前にスポーツ業界で働いていた友人と食事に行った時のお話。
「チームはTVの向こうで応援してくれて、たまにスタジアムに来てくれるファンよりも、年パスを買って常に応援してくれるサポーターを増やす必要がある。」という内容。
スポーツの世界も主な収入源はこうした試合を見に来てくれるチケット料金。つまり観客動員とグッズなどの収益だそうで、そう考えると当然かなと思います。
いつ入らなくなるかわからない収入<安定収入
ということですよね。
動員とグッズが収入…と言われると、バンドの世界と共通するものがあります。
呼び方は定かではないんですが、ファンの中でも似たような違いというか、差は確かにあるかなと。
今応援しているバンドは14周年を迎えたのですが、私は13年くらいまるまる応援しています。
でも最初7年くらいは若かったのもあり、今のようにたくさんライブを見に行ったりするのではなく、CDを買って聴く、地元にツアーでバンドが来る時に参戦する…という程度でした。
たぶんこれが区別するならば「ファン」ですよね。
今はというと、仕事の休みが取れる日程でさえあれば北は北海道、南は沖縄までバンドを追いかけまわします。笑
新しいグッズが発売されれば(そんなに欲しくなくても)買うようにしています笑
CDが発売されてインストアイベントなんぞあろうものなら、アルバムでもだいたい10枚は購入します。
握手ができたりサインをもらえたり写真が撮れたりという付加価値もそうですが、
気持ちとしては「こんなに素晴らしい音楽が3000円程度では割に合わないのでお金を払わせてください」くらいの気持ちです。笑
少しでもバンドが潤うのが幸せ…みたいな感じですかね。
たぶんこの感じが「サポーター」なのかなと。
こうしたサポーターとのコミュニケーションの為に、選手もファンサービスを強化したりするのだとか。
本当、こうしてみるとバンドと同じですね。
ちょっと語弊があるかもしれませんが、そうなると収入と直結するのは「実力」も大事ですが、
実力も含めた「人気」ということになるのかなと。
ここでちょっと武井壮さんのお話をさせていただきたいです。(うろ覚えなんですが)
「価値」とはどんなものかというお話。
今日お話しているのはプレイヤー本人の気持ちではなく「運営」という意味合いでのお話になるのですが、
例えばバンドマンの中にはファンサービスに抵抗がある人もいるそうです。
「音楽だけで勝負したい」
素敵だと思います。
ただ、「いいものが必ず売れる」とは限らない世界ですよね。
武井壮さんが陸上競技・十種競技をされていた時のお話。
日本一の選手を決める大会。
5万人以上は入れる国立競技場は1/5しか埋まっていなかったとのこと。
そこで「しまった」と思ったそうです。この種目は人気がない。人気がないということはこれを収入にしていくことはできない。
この競技は数あるスポーツの中でも大変な身体能力を必要とする。そんな優れた選手でも興味を持たれていなければ、
そこにお金を使ってくれる人はいない。スポーツでお金を稼いで成功したいと考えていた人生を無駄遣いしてしまった。
というようなお話。
そこでようやくこの世界は「クオリティ=価値」ではないんだと気づいたそうです。
わかりやすく、「何かこの世で最高技術の商品を何か一つ作ったとします。でもこれは誰も知りません。対して、品質は世界でも5番目くらいだけど誰もが知っていてみんなが使っている商品があったら、どちらに価値があると思いますか」という例え話をされていました。
可愛い子が総選挙1位になるとは限らないって某アイドルの方も仰っていたような…?
でも、そういうことですよね。
演奏技術が一番高いであろうバンド、曲が素晴らしいバンド、顔が揃ってカッコいいアイドル、飛びぬけた美人の女優さん、
これらがダントツで売れているのかと言ったら、そうとも言い切れない世界だと思います。
私の周りも超美人だけどそんなにモテないような気がする人もいます。なんでじゃ笑
なんとなく有名なバンドさんはブランディングがしっかりしているかなと。
スターバックスさんだからコーヒーに500円を出せる…
ユニクロさんだから低価格でも安心して買える…
等、どういうコンセプトでどういう音楽が聴けるのかがわかりやすいバンドは選びやすいのかなと思います。
ゴールデンボンバーさんなんてわかりやすさしかないですよね。笑
まとまらないですが、
そういうことも含めて、本業とは離れたことも大切なんだなと。
今のは思い切りスポーツやバンドのお話をしましたけど、
私の日常業務の中のやりたくないことも信頼に繋がっているのだから頑張らなくてはというお話。
最近鬱々が加速しているのでね。
なんとなくこのお話を書きたくなりました。
ブログは私のストレス解消です。^^