大山「阿夫利神社」の紅葉
大山は古くから霊山として篤く信仰をされていました。
隆盛を極めた江戸期には年間数十万の人々が来山したと記録されています。
当時、民衆の間では伊勢詣りを始め、寺社に参拝することが大流行していました。
その中で、江戸の町から二、三日の距離にある大山は気軽に参拝できることから、
絶好の行楽地としても愛されたのです。
大山に参拝した後には江の島などへ行楽する事が人気の行程とされていました。
この様子は古典落語「大山詣り」の中にも表されています。
●雨乞いの霊山・大山に鎮座する、大いなる山の神々
大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)は、相模の大山にある関東総鎮護の神社。
大山の中腹に下社・二重社、山頂に本社・前社・奥社、が鎮座しています。
大山は、雨が多いので雨降山(阿夫利山)といわれ、古代から雨乞いの霊山でした。
江戸時代には、大山参詣の大山講が関東各地に組織され、今も続いています。
●大山山頂・本社へは本格的な登山道
下社(標高700m)へは、大山ケーブルカーに乗って行けます。山頂・本社(標高1250m)へは、片道1時間半ほどの本格的な登山道なので、登山相応の格好で…!