「同行蘭風」富貴蘭との夢おい旅

ひたすらに風蘭と夢おいつつも  
冥土の土産に未だ出会えず  
ここにきて樹上の香りや楽しまん  

富貴蘭 涼風

2013年01月28日 | 風蘭【虎】

P1030465

P1030473

昨日買い求めた「涼風」です。

馴染みのない風蘭だと思います。

が、私にとっては20年前の彼女に再会したような感激です。

私の棚では「柳風」と呼んでいました。

山取りから株立ちにまで育て、やっと2鉢になった年の冬です。

当時ワーディアンケースで冬越しをさせていましたが、

単身赴任だった私は、たまにしか実家に戻ることができず、

加湿不足でたくさんの風蘭達と一緒に枯らせてしまいました。

P1030468

P1030477_2

青軸青根で葉色は紺がうすく若草色でした。

細葉の姫葉で柳のように全体が垂れ、

文字通り柳が風に揺れているような趣がありました。

そんな彼女が、今は涼しげな「涼風」という名前をもらって、

私の前に現れたという訳です。

自然界では同じものが二つ存在するのだ!

と妙に感心していたのですが、

P1030470

木裏をみると主木の軸が色を帯びているではありませんか!

P1030475

おまけに一部の葉には虎斑のようなものも見られます。

もっともこれは今の時期ですから、葉痛みかもしれませんが・・。

いずれにしても本人ではなさそうです。

さしずめ娘か孫娘といったところでしょうか?

そういえばお母さんはもっと先葉が細く垂葉だったような気もします。

腰ももう少ししなやかだったような??・・・・・・


別れ

2013年01月09日 | 雑感【生活】

義兄が喜寿の年で亡くなりました。

Dcim0032

この写真は義兄が旅立って2日後に撮った写真です。

一見払暁に見えますが、実は夕方の西の空です。

悪霊達が一仕事終えて収束しているようにも見えましたし、

また、これから悪さをしに飛び立とうとしているようにも思えました。

Dcim0034
これはローソクです。式場の親族控室で販売されていました。

故人の生前嗜まれた品を仏前に供えてくださいという趣旨でしょう。

一人で中陰の旅に出た義兄が、

無事極楽浄土に到着できるまで、

此岸からエールを送りたいと思っています。