馴染みのない風蘭だと思います。
が、私にとっては20年前の彼女に再会したような感激です。
私の棚では「柳風」と呼んでいました。
山取りから株立ちにまで育て、やっと2鉢になった年の冬です。
当時ワーディアンケースで冬越しをさせていましたが、
単身赴任だった私は、たまにしか実家に戻ることができず、
加湿不足でたくさんの風蘭達と一緒に枯らせてしまいました。
青軸青根で葉色は紺がうすく若草色でした。
細葉の姫葉で柳のように全体が垂れ、
文字通り柳が風に揺れているような趣がありました。
そんな彼女が、今は涼しげな「涼風」という名前をもらって、
私の前に現れたという訳です。
自然界では同じものが二つ存在するのだ!
と妙に感心していたのですが、
もっともこれは今の時期ですから、葉痛みかもしれませんが・・。
いずれにしても本人ではなさそうです。
さしずめ娘か孫娘といったところでしょうか?
そういえばお母さんはもっと先葉が細く垂葉だったような気もします。
腰ももう少ししなやかだったような??・・・・・・