昨日の午後3時ごろです。
畑仕事の間に「いたち」の引っ越しを目撃しました。
最初見つけた時は、カルガモの引っ越しよろしく母親を先頭に子供が4~5匹連なって草むらを歩いていました。
お散歩かなァと思って、野小屋からカメラを取り出し戻って見ると、母親が子供を咥えて道を渡っているところでした。
6m道路で両側に歩道があります。その歩道で母親の戻りを待つ3匹の子供です。
一緒にいたり、母親を探したりしています。
そのうちに母親(左上)が戻り、子供が母親に駆け寄ります。
3匹のうち1匹を咥えるところです。
実はこのあと道を渡るときに車に引かれそうになり、運転手さんも私も一瞬ヒヤッとしました。当然写真どころではありませんでした。
いたちは私のいることを承知していましたが、ある程度の距離を保っていたので相変わらず引っ越し作業は続けていました。
残りの2匹は歩道から歩道脇の空木の下に避難していました。
母親はすぐに戻り、また1匹を咥えて道路を渡っていきました。
いつもこの辺りにはカラスがいるのですが、幸いにもこの時はおりませんでした。
子供がカラスにさらわれるのではないか、横断中に車にはねられるのではないか、と写真を撮るのを忘れてキョロキョロしてしまいました。
いたちの棲み処に何か危険が迫ったためのだと思いますが、命がけの引っ越しをハラハラして見ていました。
最後の写真は、最後の一匹を咥えて無事道路を渡り終えるところです。
旧市街の中ほどに「お天さん」と呼ばれる神社があります。
昨年7月不審火があり拝殿は消失しました。
幸いに神殿とともにわずかな神木群は火災を免れました。
その神木の中に楠の古木があり、風蘭が自生しているのです。
火災から2回目の夏を迎え、今年も花を咲かせました。
火災直後に咲いた昨年の花には感動を覚えたものです。
幸いにも氏子総代等の尽力で拝殿も再建されることとなり、
来年の秋祭りまでには完成する予定です。
余分な話ですが我が家も奉賛金をお納めしました。
この神社は400年前に建立されたということですので、
この楠の木もそれ以前からここにあったのではないでしょうか?
大名行列を下に見て、夏の夕方には甘い香りを運んだことと思われます。
残念なことは風蘭が着生していることをほとんどの人が知らないことです。
でも、ここの風蘭群のためには良いことかもしれませんが・・・・・
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同