東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

樹液を求めて

2021年08月10日 | 甲虫
6月下旬にトウネズミモチの花に集まっていたリュウキュウツヤハナムグリ。
トウネズミモチの花が終期を迎えた梅雨明け後、今度は樹液に集まる様子が見られる。

クヌギの樹液場




シラカシの樹液場

なんといっても個体数が多い様子は沿岸部ならではの特異な光景かも知れない。
ただ、この夏、心なしかシロテンハナムグリの数が少ない気がする。

全てNikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED+SB-700+Litepanels LP-Micro(LED Right)

撮影日:7月24日

雨の樹液場で

2021年07月09日 | 甲虫
カナブン

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
日曜日は朝からシトシト降り続く雨の中、クヌギの樹液場をチェックするとカナブンが集まっていた。例年7月に入ると観察する事ができる。雨だと樹液が流されてしまうからダメ元だったけれど、この様子から意外と天気に関係ないのかも知れない。樹液場に集まる昆虫の観察も楽しいシーズンになった。

撮影日:7月4日

トウネズミモチに群がる

2021年07月05日 | 甲虫
沿岸部の公園や緑道に植栽樹木として数多く植えられているトウネズミモチの花が満開の時期を迎えていて、この花を好んで群がる美しい金属光沢を持つハナムグリの仲間がいる。それは...

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

リュウキュウツヤハナムグリ

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
以前から国内外来種として話題を呼び、甲虫愛好家に注目されつつこの地に君臨。成虫の発生は5月中旬から9月迄。また、冬場に幼虫や土繭を探してみたところ、常緑樹、落葉樹の林床や堆肥場からも確認。そうした多様な環境に適応している事が例年の大発生につながっているようだ。

リュウキュウツヤハナムグリ

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
ハナムグリと言う名前の通り、花に潜って花粉や蜜を食べるので顔は花粉まみれ。

トウネズミモチの花に群がる様子

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED+SB-700
トウネズミモチの花が終期を迎えると、今度は樹液に集まる。またその頃にカメラを向けたい。

合わせてご閲覧ください。
7月のリュウキュウツヤハナムグリ
樹液場を埋め尽くす
新たな展開
真冬のリュウキュウツヤハナムグリ
丸太の下で越冬中


撮影日:6月27日

ニセアカシアで

2021年06月10日 | 甲虫
シロコブゾウムシ

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
最近、発掘した林縁で見つけたシロコブゾウムシ。風に揺られながらも器用にニセアカシアの葉を食べでいたけれど、肝心な葉を食べている様子は全てピンぼけ。風の無い日を狙って再び撮りに行きたい。

撮影日:6月5日

大盛況

2020年08月07日 | 甲虫
積雲が浮かぶ真夏の空と貨物線の風景

梅雨が明けた途端、猛暑の真夏がやってきた。一斉に鳴き出した蝉時雨に包まれながら、この日は暑さを避けて木陰に入り樹液場の観察を楽しんだ。

ハルニレ

高所だった為、サンヨンにテレコンを装着して撮影に挑んでみたらブレブレ画像量産。その中からまあまあ良かった一枚。例年、夏のハルニレはリュウキュウツヤハナムグリに大人気。

クヌギ

アカボシゴマダラ、カナブン、シロテンハナムグリ、リュウキュウツヤハナムグリ。集まっていた種類と見栄えも良い樹液場だった。

シラカシ

点々とある樹液場の中でも今シーズンはこのシラカシが大盛況。また、沿岸部では珍しいカブトムシも訪れていて嬉しい場面に遭遇。

見上げるとその大盛況ぶりがよく分かる。異常な数のリュウキュウツヤ、シロテン、シラホシと言ったハナムグリの仲間が大半を占めている。夏の沿岸部の樹液場は、例年、こんな光景が見られている。

撮影日:8月2日