コミミズク(成虫)
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Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
天気が悪く昆虫の活動が少ない中、クヌギで越冬していたコミミズクの幼虫を思い出したのでチェックしてみると、素晴らしい成虫になっていた。幼虫の時よりも体がゴツくなり、翅が生えた事でヘラ状の頭を持つセミのように見えなくも無い。生活史は鳴かず、冬芽や葉痕に擬態しながら針の様な口吻を植物や樹木に突き刺して樹液を吸う。ただ、セミよりも小さく全長は1cmほど。幼虫の画像はこちら
撮影日:3月26日
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Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
天気が悪く昆虫の活動が少ない中、クヌギで越冬していたコミミズクの幼虫を思い出したのでチェックしてみると、素晴らしい成虫になっていた。幼虫の時よりも体がゴツくなり、翅が生えた事でヘラ状の頭を持つセミのように見えなくも無い。生活史は鳴かず、冬芽や葉痕に擬態しながら針の様な口吻を植物や樹木に突き刺して樹液を吸う。ただ、セミよりも小さく全長は1cmほど。幼虫の画像はこちら
撮影日:3月26日
例年、真冬になると探したくなるのがコミミズクの越冬幼虫。コミミズクと言ってもフクロウの仲間では無くセミやカメムシの仲間。全長は10mm程。扁平な体型がとてもユニークで、特に素晴らしいのが越冬スタイル。
コミミズクの越冬幼虫(ハンノキ)
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D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
こうして樹木の枝にピタッと密着。まるで樹木の一部と化し、擬態しながら越冬すると言った姿が非常に素晴らしい。
コミミズクの越冬幼虫(クヌギ)
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Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
この個体は完全擬態に近い状態でクヌギと同化していた為、危うく見逃すところだった。
コミミズクの越冬幼虫(イロハモミジ)
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D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
越冬樹は主にコナラなどのブナ科が定番だけれど、ブナ科では無い樹木を探して見るのも、また面白い発見があったりする。沿岸部のマイフィールドでも深刻化しているナラ枯れが影響しているのか、今回、コナラの枝では全く見つからず。それ以外の樹木を見て回ったところ、ハンノキやクヌギも何故か枝が汚れている樹木が多く、樹木自体にあまり元気が無さそうに感じられた。その影響なのか、発見できたコミミズクの越冬幼虫は今のところ少なく例年以下。
撮影日:1月22日
コミミズクの越冬幼虫(ハンノキ)
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D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
こうして樹木の枝にピタッと密着。まるで樹木の一部と化し、擬態しながら越冬すると言った姿が非常に素晴らしい。
コミミズクの越冬幼虫(クヌギ)
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Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
この個体は完全擬態に近い状態でクヌギと同化していた為、危うく見逃すところだった。
コミミズクの越冬幼虫(イロハモミジ)
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D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
越冬樹は主にコナラなどのブナ科が定番だけれど、ブナ科では無い樹木を探して見るのも、また面白い発見があったりする。沿岸部のマイフィールドでも深刻化しているナラ枯れが影響しているのか、今回、コナラの枝では全く見つからず。それ以外の樹木を見て回ったところ、ハンノキやクヌギも何故か枝が汚れている樹木が多く、樹木自体にあまり元気が無さそうに感じられた。その影響なのか、発見できたコミミズクの越冬幼虫は今のところ少なく例年以下。
撮影日:1月22日
セミを探している最中、大型のカメムシを多数発見。それは...
キマダラカメムシ
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Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
検索したところ、朝日新聞デジタルのワンページにも取り上げられていて、急速に分布を広げ注目度が高まっている存在だった。観察地ではソメイヨシノ、イロハモミジ、アラカシ、ヤマボウシなどの樹木で確認。天敵は野鳥、カマキリ、ヨコヅナサシガメなどのが候補。ただ、食樹が豊富で個体数が多く見られる事から、天敵にも負けない繁殖力の強さを持つと言っても過言ではなさそう。小学校の校庭にあるハナミズキにもいたと娘が教えてくれた。
キマダラカメムシ 幼虫
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Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
成虫とは全く体色が違い、背中の赤い一つ目模様は外敵を寄せつけない効果がありそう。
キマダラカメムシ 成虫
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Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
セミと同じように針の様な口吻を樹幹に刺してこれから吸汁しようといった場面。
キマダラカメムシ 成虫
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Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
カメムシと言えば最も肝心で気になるのはその臭い。恐る恐る素手で捕まえて臭いを確認してみたところ、ファーストインプレッションは森永ハイチュウ、グリーンアップル風の爽やかな甘いリンゴの香りがしていた。しかし、しばらくすると、あのカメムシ独特の濃く強烈で嫌な臭いに変化。速攻で洗面所に向かい手を洗った。食樹によって臭いが異なるかも知れないけれど、今回はヤマボウシにいた個体を実証。天敵はこの嫌な臭いを嫌い捕食に至らず、それが個体数の増加に役立つているのかも知れない。この先も更なる増殖が見られるのか注視を楽しみつつ、成虫越冬するタイプなので、冬場は何処に潜んでいるのか?その姿を探してみたい。
撮影日:8月28日
キマダラカメムシ
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Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
検索したところ、朝日新聞デジタルのワンページにも取り上げられていて、急速に分布を広げ注目度が高まっている存在だった。観察地ではソメイヨシノ、イロハモミジ、アラカシ、ヤマボウシなどの樹木で確認。天敵は野鳥、カマキリ、ヨコヅナサシガメなどのが候補。ただ、食樹が豊富で個体数が多く見られる事から、天敵にも負けない繁殖力の強さを持つと言っても過言ではなさそう。小学校の校庭にあるハナミズキにもいたと娘が教えてくれた。
キマダラカメムシ 幼虫
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Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
成虫とは全く体色が違い、背中の赤い一つ目模様は外敵を寄せつけない効果がありそう。
キマダラカメムシ 成虫
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Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
セミと同じように針の様な口吻を樹幹に刺してこれから吸汁しようといった場面。
キマダラカメムシ 成虫
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Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
カメムシと言えば最も肝心で気になるのはその臭い。恐る恐る素手で捕まえて臭いを確認してみたところ、ファーストインプレッションは森永ハイチュウ、グリーンアップル風の爽やかな甘いリンゴの香りがしていた。しかし、しばらくすると、あのカメムシ独特の濃く強烈で嫌な臭いに変化。速攻で洗面所に向かい手を洗った。食樹によって臭いが異なるかも知れないけれど、今回はヤマボウシにいた個体を実証。天敵はこの嫌な臭いを嫌い捕食に至らず、それが個体数の増加に役立つているのかも知れない。この先も更なる増殖が見られるのか注視を楽しみつつ、成虫越冬するタイプなので、冬場は何処に潜んでいるのか?その姿を探してみたい。
撮影日:8月28日