東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

師走のカマキリ

2024年12月09日 | カマキリ
そろそろ越冬昆虫探しが主体になりつつある中、まだカマキリの成虫が素晴らしい姿を見せてくれた。

オオカマキリ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
イェーイ、行くぜ!と言っているかのような、両カマを上げて最高のポーズを披露。

チョウセンカマキリ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
カマキリ探しの親子が来園されていたので、この時期の探し方をアドバイス。師走にもなると成虫より卵鞘の方が目立ち、そろそろ成虫のシーズンは終盤に向かい数も少なくなるので見つけるのが難しい。カマキリがエサ場としていたセイタカアワダチソウ等の花が無くなってしまった時期の捜索ポイントは、目線よりも下。陽当たりが良い地面付近の草むらを探すと発見に繋がる。

オオカマキリ 雌(オンブバッタを捕食)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
その陽当たりが良い地面付近の草むらにはエサとなるオンブバッタやコオロギが師走でも生息しているので、それらを狙っていると言う訳。時期によって居場所の違いを知るのもまた楽しい。実際に草はらでオンブバッタ等を撮影している時に捕食している場面に遭遇した。いつ見てもオオカマキリの捕食シーンはダイナミックでカッコイイ。

しかし、こんなシーンも目撃!

オオカマキリの孵化

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED+LEDライト
越冬中のウラギンシジミの捜索時に発見。孵化の時期は5月中旬頃のはずなのにもう孵化していた。
だいぶ冬らしい寒さになって来たと思ったのにコレだ。卵鞘がついていた場所の条件で考えると、北風の影響を受けやすくも日中は朝から午後まで陽当たりが良い場所なので、孵化の適温まで達してしまったのかもしれない。時期はずれに孵化してしまった幼虫たちの運命は、残念ながらエサが無く寒さにも耐えられないので冬は越せない。。。

撮影日:12月7日、8日


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