東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

秋の原っぱで

2022年10月07日 | カマキリ
日曜日は稲刈り体験イベントに、自分はカメラマン役で、娘は刈作業役で参加。



全てNikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
イベントに参加されたご家族やボランティアの方々と楽しい時間を過ごしていたので、
この日の昆虫撮影はなし。有休を利用して翌日に沿岸部のマイフィールドで虫探しを楽しんだ。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
公園の一角、奇跡的に刈られず5分咲きのセイタカアワダチソウが目立つ草ぼうぼうエリア。
蜘蛛の巣を払い退け、ヤブ蚊の攻撃を受けながら入ってみると、そこには...

オオカマキリ ♂

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

オオカマキリ ♂

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
両方ともオオカマキリのオスだけれど、下の個体の様に、翅の両サイド以外の全体が茶褐色になる個体が出ると初めて知った。

オオカマキリ ♀

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
セイタカアワダチソウの花に吸蜜にやって来る昆虫を狙いに訪れたようだ。数年前までは園路沿いの草むらを少し探せば、いとも簡単に見つける事ができていたけれど、今はこうした誰も入らないような場所じゃないと見つからなくなってしまったのが非常に残念。自分が訪れている沿岸部の全てのカマキリポイントに於いて、減少してる様子にあり、カマキリブームによる採集圧以前に、眼には見えない別の変化が起こっている気がする。


オオカマキリの卵鞘

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
例年、必ず卵鞘が見られるアズマネザサの群落をチェックして見ると既に産みつけてあった。

小学生の頃から訪れていて、最近、キタキチョウが越冬場所として利用している事を知った草地。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
車3台分ほどの狭いスペースだけれど、陽当たりが良くイネ科が程良く茂っていたので、今の時期はバッタの棲家として良い環境だと思いガサガサしてみた。すると...

ショウリョウバッタモドキ ♀

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
沿岸部の生息地がことごとく整備されてしまい、もう河川敷のチガヤの群落に行かないと見られなくなってしまったのかと思っていたところ。ショウリョウバッタモドキは草刈りがされていないチガヤを含む、イネ科が茂る陽当たりが良い草地を好み、ショウリョウバッタやオンブバッタよりも生息地は局所。手入れが行き届いている公園や緑地で観るのは難しい。この先、茂った草地環境を好むオオカマキリやショウリョウバッタモドキなどの安住の地は、河川敷のみになってしまうのかと思うと懸念でならなく、管理者の方にはなるべく自然に配慮した管理をと、ご理解いただくように努めている。

アキアカネ ♂

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
トンボの活動には期待できない天気だったけれど、今の時期、緑地で確実に見られるのはアキアカネ。指を差し出して、この指止まれ!を楽しんでみた。メスよりもオスの方が警戒心が強いので難しいけれど、今回はオスを止まらせる事に成功。週末は雨が降らない事を願いたい。

撮影日:10月2日、3日


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