東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

エノキの幼虫

2024年09月03日 | チョウ
この週末は台風10号の影響により不安定な天気の中、雨を避けながら野鳥公園で昆虫調査。

アカボシゴマダラの産卵風景

エノキの実生の葉に産卵していた個体にそっと近寄りカメラを向けるが、成虫と卵の両方写っている生みつけた時の場面がいつも撮れない。しつこく狙うと必ず逃げられてしまう。樹液に来ている時は好みの画にしたい為、意図的に触って開翅させたり、甲虫とのバランスを見て位置を整えても逃げないのに、より産卵時は警戒心が強く感じられる。

エノキにはこれから蛹化して成虫になる世代の幼虫もたくさん見られた。

アカボシゴマダラ(終齢幼虫の顔)

外敵から身を守る為のツノだと思うけれど、先が鋭く無いから攻撃力は弱そう。
ただ、顔はかわいいぬいぐるみタイプ。

アカボシゴマダラ(終齢幼虫とオンブバッタ)


アカボシゴマダラ(終齢幼虫)


ゴマダラチョウ(終齢幼虫)


ゴマダラチョウの幼虫とアカボシゴマダラの幼虫


アカボシゴマダラ(2齢幼虫 )

特定外来生物に指定されてしまうと必然的に悪者にされた感じが強い。でも沿岸部では10年以上前から世代交代を繰り返しているけれど、在来種のゴマダラチョウを脅かすような事は無く両種ともに多産地で素晴らしい生態観察が楽しめている。ただ、アカボシゴマダラの幼虫もゴマダラチョウの幼虫も共通点がある。それは深い御辞儀の姿勢。この姿勢はいったい何を意味するのだろうか。全くの謎だ。

全てNikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

撮影日:9月1日


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