東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

11月上旬の生態園で

2024年11月06日 | トンボ
イソシギ橋からJR貨物線の風景

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
この日曜日は朝からスッキリとした秋晴れになった。先ずは冬水田んぼでアキアカネのチェック。

アキアカネ

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
長年の生態観察から得た知識を生かして、少しでもアキアカネの世代交代に貢献できればと思い、
今シーズンから冬水田んぼの水量をアキアカネの産卵条件に合わせていただいた。

アキアカネ(連結産卵)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
アキアカネの産卵は田んぼの土が露出する程度の水量を好む。産卵に飛来した連結態は水量が多いと、様子だけ見て産卵せずに去ってしまう場合があり、意外と産卵場所の条件には厳しいことが今までの観察から得られている。この角度からだとオスとメスの両方にピントが合う可能性は低く、連結産卵は横がベスト。

アキアカネ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
個体数は例年の11月上旬と同等。だいぶ気温が下がって来ているけれどいつまで産卵が見られるだろうか。なんだか夏が長くて秋が物凄く短い気がする。来年の初夏にはアキアカネのヤゴがたくさん観察できる事を願いたい。

アメリカザリガニ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
歓迎されない田んぼのヌシ。

ホソミイトトンボ 雄(越冬型)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

ホソミイトトンボ 雌(越冬型)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
例年以上に個体数が多い様子なので今から越冬シーズンが楽しみ。

ススキの葉を食べるツチイナゴの雌

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
泣きながら葉を食べているように見えて面白い。

撮影日:11月3日


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