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ゆらぎつつゆく
添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。
木陰
2018-06-10 03:20:28
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絵画
ベン・フォスター(1852-1926)、アメリカ。
荒いタッチで光と影を描き分けている。
どこかの庭の隅でもあろうか。光はどんな小さな場所にも届く。
遊ぶことや生きることにつかれた魂は、こんな小さな場所に憩うものだ。
だから画家も心惹かれ、それを描くのである。
陽だまりをちぎる木陰のすみにゐて罪をとはれしわれをいだけり 揺之
侘び人のわきて立ち寄る木のもとはたのむ蔭なく紅葉散りけり
2018-06-09 03:23:25
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古今抜粋
侘び人のわきて立ち寄る木のもとはたのむ蔭なく紅葉散りけり 遍照
侘び人は失意の人という意味である。おそらくは歌人本人のことであろう。
何の事情があったのかはわからない。それは立ち入ることのできない聖域であるかもしれない。
だが何かに頼るように人間は木によっていくのだ。紅葉が散る。
散るのを見るだけで、何かがしみじみとわかる。
散りしきるもみぢの色も消えゆけばいづかたとなくゆく我を知る 揺之
丘の上の午後の光
2018-06-08 03:22:51
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絵画
ジョン・フランシス・マーフィ(1853-1921)、アメリカ。
単純化された形の中に、丘を照らす光の印象を描こうとしたものだろう。
画家が見た風景の光は美しいものだったのだ。
絵は成功しているとは言えない。だが試みの中にも光は見える。
丘の向こうに見える世界の中に、画家自身の未来があるかのようだ。
かたをかを照らす日影のかすみつつおもひで起こるとほき青空 揺之
ノルマンディの風景
2018-06-07 03:27:04
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絵画
チャールズ・ハリー・イートン(1850-1901)、アメリカ。
木々に囲まれた田舎家がある。空には雲が渡り、手前の池にそれが映っている。
三羽のがちょうが描かれていることがほほえましい。
なつかしい風景だ。
人間はいつもこういう風景の中に生きていたのだ。それがまるで当然のように。
みづに映るあかるきひかりふるさとの古屋にいこふかぞいろの声 揺之
木々みだれ
2018-06-06 03:29:37
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資料
今日は賢治の歌である。
木々みだれかゞやく上に天雲のみなぎりわたる六月の峡
初夏の緑の風景が鮮やかによみがえる。澄んだ空気の匂いさえ感じるほどだ。
命のみなぎる世界にいる賢治の存在感を強く感じる。感性の主体が大きい。
緑の山を素手でまるのままつかむかのような作である。
高く鳴く鳥の声刺すそらあふぎ呼ぶものを知る初夏の風 揺之
あはゆきのごとき君をぞ夢に抱きとこしへをゆく幽玄の朝
2018-06-05 03:17:57
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歌
あはゆきのごとき君をぞ夢に抱きとこしへをゆく幽玄の朝 揺之
海に立つ霧をながめてとほきより寂しき音聞く病棟の朝
2018-06-04 03:21:44
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歌
海に立つ霧をながめてとほきより寂しき音聞く病棟の朝 揺之
月の出
2018-06-03 03:20:30
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絵画
グランヴィル・レッドモンド(1871-1935)、アメリカ。
実際の風景は、こんなに明るくはない。
しかし人の目にはこんな風に見えるのだと言う風景である。
月の光は、人の心の中で、暗い影の中にも忍び込むのだ。
そして夜を明るくする。
人間の心が、月の光を闇にも流すのである。
影を出て月をあふげば身の内のくらき肝さへとほるかと見ゆ 揺之
孤りとは
2018-06-02 03:40:44
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添削
孤りとはわれのみなれやそれぞれに満ちたる壜が列なして立つ 篠弘
歌から魂を抜いてしまえばそれはときに嘘寒い凶器になる。
壜を殺人のための鈍器にできるようなものである。
人間をまるで製品のように見ている。
おそらく本霊の境地をもとに他霊が作ったものであろう。
責任といふたまをおひかもしたるおのれの酒をひとり飲む夜 揺之
牡丹花は
2018-06-01 03:27:00
|
添削
牡丹花は 咲き定まりて 静かなり 花の占めたる 位置のたしかさ 木下利玄
霊的盗作だ。こういうことはもう誰にでもわかる。
本人と歌の意趣があっていない。
言葉には意味があるが、それだけである。
魂の入っていない棒のようだ。
わがたまのあかしかと見て咲く花のおほきを知りてわづかにはぢぬ 揺之
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在野の無名歌人です。当ブログの管理人は幽霊です。ばかなことをしたら、たたりますよ。
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あめつちのかひにかくれし白玉のごとき月夜のあかきかげかな
忘れたき昔のことをくりかへし思ひ出しては悔しさに泣く
あをぞらに心を投げてかへりくるくすしきものの聞こえざる声
雲わきてとほきに神の声を聞きおのれの道を正さむとする
とほき夢わらはのころに君を見てあはき思ひに胸をしぼりき
むらきもの心にかかる薄雲をはらひのけてはおのれを立てり
ふたたびとかへらぬ人の思ひ出を小箱にとぢて枕にそへぬ
ひさかたの月の光を身に浴びて心に痛き昔を思ふ
とほき日に君のうたひしことのはのあかき心を今更にこふ
面影を月に描きて幻の君を見上ぐる夜半のひととき
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