糖尿病に投与される薬剤 「速効型インスリン分泌促進剤」について
前回(3月2日ブログ)の「スルフォニールウレア剤」は働かなくなった膵臓に働きかけインスリンが出るようにする薬剤ですが、強い効果のためにインスリンが出過ぎて低血糖を起こす危険がありました。
この低血糖が起こらないように、最初だけ(速効型)インスリンを出すようにコントロールされた薬剤ですので低血糖の心配が改善されたものです。(図を参照)
「スルフォニールウレア剤」も「速効型インスリン分泌促進剤」もインスリンが出にくくなっている膵臓に刺激を与えてインスリンを出すように促す薬剤です。
膵臓が弱っているのが糖尿病ですが、その膵臓にもっと「働け!」と命令する薬剤です。
弱っているのに鞭打たれるとどうなるでしょうか!
一時的には働いても、そのうち膵臓は一層弱り切って破たんするのではないでしょうか。
これらは、インスリンを出すように指令する薬剤です。
糖尿病治療薬ではないのです。
薬剤名:スターシス、ファスティック錠、グルファスト錠
現在の治療:血糖値を上げる食事をして、上がった血糖値をさげる。
今新たに取り入れられている食事療法:血糖値を上げない糖質制限食
糖質制限食品情報