みこと選手のニュース速報

こころ動物病院からのお知らせブログです。

「マダニ感染症が北上中 41人死亡」の報道あり

2015-09-07 19:12:28 | 健康・病気

本日、表題の報道がありました。

当ブログでも、

2013/1/31と2014/2/21でお話しました、

SFTSという、マダニが媒介する病気のことです。

2013年1月、国内で初めて山口県で確認されました。

マダニの活動が活発になる、

から秋にかけて発症者が見られ、

特に高齢者は重症になりやすいとのことです。

マダニは、森林や草地、畑などの屋外に生息しています。

6日~2週間の潜伏期間があり、

発熱や下痢、吐き気などの症状があります。

マダニ対策への理解を深めれば、

危険性は大きく減りますので、次の点に注意してください。

  (1) 長袖、長ズボン、手袋、長靴、帽子を着用し、

     首筋にはタオルを巻くなど、肌の露出を避ける。

  (2) マダニの生息する場所で、長時間寝ころんだり

     座ったりしない。

  (3)    帰宅の際、着衣は家の中に持ち込まない。

     粘着テープで服に付いたダニを取り除く。

  (4) かまれたら、無理に引き抜いたり、つぶしたりせずに

     すぐに医療機関を受診する。

 動物は、靴も帽子も、体全体を覆う服もなく、

防御することができません。

その代わり、予防・駆除薬がありますので、

月1回の投薬で、確実にノミダニから守ってあげてください。

それが、動物や動物と一緒に暮らす人が、

この感染症から、身を守る術なのです。

 

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