田植え機に乗った元サラリーマン

車中泊旅や探石などを楽しみながら生活の中で感じたこと思ったことなどを気まぐれに書き込んでいます

北海道車中泊の旅(2023年‐16) 置戸銀?とシロハヤブサ

2023-11-07 | 

 9月27日(水) 晴れ時々曇り
5時00分起床、昨晩寝るときはそんなに車はなかったんですが朝はそこそこ駐車しています。国道39号に面していますので夜間に来て休憩、仮眠をとる車が多いようです。

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今日の予定は昨日に続き近場の探石ですのでゆっくりと朝食を摂り、補修したウェーダーのチェックなどをしてゆっくり目の9時すぎに出発です。この旅2回目の道の駅おんねゆ温泉、お世話になりました。

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小一時間走った山中のとあるところ、先日は急に雨が降りだして探石を途中で中断せざるを得なかったんですが、今日は晴れてるので大丈夫でしょう。

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置戸銀?
先日はウェーダーが使えず岸の方だけの中途半端な探索になってしまったんですが、今日はウェーダーを履いていますので反対側もOKです。

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夜は寒くなって来たんですが昼間は陽が出るとまだかなり気温が上昇しますので、山中では蚊やアブなどの虫が結構うるさいです。対策は虫よけスプレーと旅行前に購入した秘密兵器「オニヤンマ君」です。「オニヤンマ君」のはっきりとした効果は確認出来ませんが、アブは寄ってこなかった感じがします。でも蚊みたいな小さな虫は目の前を飛び回っていました。

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まぁ虫ぐらいならOKですが、羆の方はヤバイので鈴はもちろんICレコーダーで音楽を流し、時々ホイッスルを吹き注意しながら進みます。ちょっと歩いたところでやや大きめの十勝石発見、泥を被っていますが間違いなく黒曜石です。転石としてはまだ角が立っていますので供給地点はそんなに遠くないところのようです。

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移動して少し下流のところを探索します。まとまって石がある川原みたいなところはないんですが、カーブしたところや流れが澱んだところには少し石が溜まっています。どうやらそこがポイント、狙い目のようです。

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おうっこれは大きい、そして水に濡れていてはっきりと確認できませんが真っ黒ではなく羊羹を流し込んだようなややグレーの色です。ひょっとして「置戸銀」、期待が膨らみます。

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もう一つこれも灰黒です。「置戸銀」ってヤツを見たことがないんで何とも言えないんですが、明らかに湧別川や十勝の黒曜石とは違ってます。

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取り敢えず先日中断を余儀なくされたミッションを完了しましたので移動します。
置戸町の真ん中を流れる常呂川沿いのとあるところを目指します。

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目的の場所はここ、目的というより目印の場所です。この近くに「オンネアンズ川」と「ポンオンネアンズ川」という常呂川に注ぐ2本の川が流れています。この川に置戸十勝石(黒曜石)の転石があるという情報を以前にネットやYOUTUBEで見つけましたのでそれを確認しようと思います。

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まずは「ポンオンネアンズ川」、田んぼの中をウロウロして何とか見つけました。

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でもこんな感じ、イメージしていた感じの川とは程遠く水量もかなり少なくて転石があるとは思えません。そしてガッチリ護岸工事がされていて加えて藪も深く下りられそうにありませんのでここは諦めです。

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「ポンオンネアンズ川」の流れを辿るとこの山の左裾野あたりが源流域の感じですので、はっきりとは分かりませんがこの山付近が十勝石の供給源かもしれません。

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そして「オンネアンズ川」、こちらは大き目の川なんですぐに見つかりました。
ここで余談なんですが、先ほどの「安住遺跡」の目印のあった場所とオンネアンズ川流域は「安住地区」というそうです。この「安住」の読みは「アズミ」なんですが、「アンジュウ」とも読めます。そしてアイヌ語で黒曜石はアンチ(アンジ)と呼ぶそうです。
「安住地区」、「オンネアンズ川」、アイヌ語のアンチ(アンジ)と微妙につながりがありそうな感じなんですが、はてさてどうなんでしょうか。

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それはさておき「オンネアンズ川」なんですが、こちらもガッチリと護岸工事がされております。ハシゴとかロープでも持ってこなければ下りられそうにもありません。

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さらに上流に向かってこんな立派な道路が続いていますので進んでみますが、予想通り舗装は途中で途切れて道は砂利道の林道になり山中に入って行きます。

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ダートを少しだけ入ったんですが、ここから先は羆さんのエリアっぽい感じでしたのでUターンです。

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帰り道右手にチラッと廃屋と橋が見えましたので車を脇道に停めちょっと覗いてみます。

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下りられるかなと思ったんですがここも高い護岸が施されています。川幅3~4mの川でこんな高さまで護岸工事がされているということは、「オンネアンズ川」水が出た時は相当な暴れ川に変貌するものと推測されます。その証拠に護岸堤防の上に取り残された感じの石がいくつか見えます。そしてその石を見ていたとき何か瞬間キラッと光った感じがしました。

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まさかと思い藪をかき分けて近づいててみると何やら黒い石が、横に白っぽい線が入っているのも見えます。間違いなく置戸十勝石です。こんなところに石をわざわざ並べる人はいないでしょうから、水が出た時に取り残されたものだと思われます。特に十勝石はガラスと同じ成分ですから軽くて巻き上げられやすいです。

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こっちにも一つ、こっちは縦にシラーが確認出来ます。置戸銀かも……。

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シロハヤブサ
諦めていたオンネアンズ川の置戸十勝石2個ゲット、ということで本日2つ目のミッション完了です。さて汗もかきましたのでお風呂に行きます。置戸町といえば置戸勝山温泉「ゆうゆ」です。

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でっかいオブジェがお出迎えです。

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「シロハヤブサ」と名がありますので、この辺りに生息しているんでしょうか。調べてみるとシロハヤブサはユーラシア大陸北部、北アメリカなどに分布していて、北海道には越冬に来るらしいんですが数はかなり少ないそうです。

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作者はベネズエラ生まれのアメリカ人ロベルト・フリオ・ベッシン、森林工芸館のクラフトデザインアドバイザーとして招かれ置戸町に滞在しいくつかの作品を町内に残したそうです。その作品をいつか見て回りたいと思っています。

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さて2年ぶりの勝山温泉ゆうゆ、先ずは食事をしましょうと思ったら水、木曜日は定休日だそうです。あちこち歩きましたんでお腹ペコペコどうしましょう。

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館内をウロウロしていたら軽食コーナーで何か食べている人を見つけました。聞いてみると日替わり軽食みたいなのがあって今日はカレーだそうです。全然OK、早速550円のチケットを購入してお願いしました。

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レンチンかなと思ったらそうでもない感じで結構おいしかったです。これでイライラせずゆっくりお風呂に入れます。

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ここは休憩室もキレイなんですが、お風呂も掃除が行き届いていてキレイです。

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のれんもおしゃれです。

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お風呂でゆっくりしちゃいました。これから大雪山麓東側を横切って十勝に出ます。信号のない交通量の少ない道路でついついスピードが出てしまうんですが、鹿が森にウジャウジャいますので朝晩は要注意です。注して走り15時過ぎに道の駅かみしほろに到着、いつもの裏手のキャンピングコーナーに車を停めます。

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今日は先日途中で中断した置戸十勝石も探石出来ましたし以前から気になっていたアンネオンズ川の十勝石にも出会え、いい一日となりました。そして寝袋に入って目を瞑るとその十勝石ひょっとしたら「置戸銀」かもなんて思いが脳裏をよぎります。そんな道の駅かみしほろの夜が静かに更けて行きました。


16日目 「道の駅おんねゆ温泉」⇒「道の駅かみしほろ」 101km 計2,837㎞

北海道車中泊の旅(2023年‐1) 出発 
北海道車中泊の旅(2023年‐2) 東北移動
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