馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

現世の里へもどる

2016-06-16 19:48:50 | 家畜

種付け馬の

爺さんの来世での世界を社会見学してきた
余り早めに行きたくない場所のようだ!

専門家の話では来世はテレパシーの社会で会話は必要なし
心と心の世界だから楽しい社会であるという研究者もいる

心と心の世界かぁ!爺さんは心と心の結びつきは得意じゃからのぉ!

と思い考えながら蹴り落され転げながら考えた!
悪くない世界かもしれない・・

若い連中が急いで先を争うように来世へ向かう気持ちも
分からないでもないが薄汚い現世が爺さんは好きである

 此のオス荒々しい

日本にいると自然界の営みというか一年の動きが理解できない
肉も魚も細切れで売られているから全体像が理解しにくくなる

町の子で魚は半キレで泳いでいると思っている子がいるという

釣りをしなくなった、家畜の出産にも遭遇しない

川魚と海魚の区別がつかない・・動物の交配も分からない
魚も動物も四季の内で種付け出産・子育てが季節で営まれている

モンゴルの子は男女を問わず一年の周期を自然界から学ぶ
家畜は6月から7月にかけて種オスが子作りを行う

家畜は大体10か月妊娠で来年の4月から5月に出産する
新芽が出て来る7月から11月までに仔馬・子牛・子羊等は

厳しい冬を越す準備をする

魚も同じで3月月から6月頃産卵を行い秋には大海原へ旅立つ
世界中の海を回遊し何年後かに自分の川・場所へ戻って来る

威厳

 微笑ましい姿

荒れ地の裾野に一本の大樹!

あの木なんの木、不思議な木
誰もが見ている不思議な木です

でも家畜には優し木である

里はナーダム祭の準備

    

ナーダム祭に出す馬を調教している金もさん
調教しているのは牧民である

馬主は首都で金を稼ぐのに忙しい!

競走馬にするには金と時間と忍耐と金が要る
この三拍子が揃わないと良い競走馬は生まれない

ナーダム祭まで後、三週間で有る

家畜は満足

    

可愛いホルスタインの子牛が二頭!

国策で乳牛が外国から仕入れられている
珍しいホルスタイン!

しかし、いくら素晴らしい乳牛もモンゴルじゃ
貧乳の親になってしまう

短い青草の国じゃインフラ整備をしなきゃ
どんなに良い乳牛を持ち込んでも生産量は上がらない

草原改良を理解できない役人が多すぎる
英国人に学ぶべきである?

頑固だから学ばないだろう!

川辺も花

    

麓の村まで下りてきました

トーラ川にはアヤメが満開中!
爺さんが言う国のお宝は此のアヤメである

現地人は無造作に蹴散らし抜き去り枯らしている
国の財産である菖蒲を枯らし捨てている

この花が金以上に価値ある植物と気が付くと
モンゴル人は如何するだろう

見てみたいものである

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生前葬コースを堪能

2016-06-16 13:39:25 | 自然科学・現象・地球

三途の森コース

昨日、晴天の朝一で三途の川見学じゃないが
モンゴルじゃ三途の森見学コースを堪能してきた

日本じゃ恐山や高野山詣でが流行っている
モンゴルじゃ死という言葉は禁句!

日常会話でも死という言葉は使わない
爺さんは死を簡単に言うからモンゴルでも嫌われモン

でも生前に『きっとこのような場所が』
三途の場所だろうという処を沢山見る事が出来る

日本は川が日常生活の中に溶け込んでいる
モンゴルは平原と山の国・・川より森が似合う

    

乗馬では何時も爺さんはこの様な森を馬と爺さんで散策する

昔、爺さんの社会では
子供の頃から親や近所の人の命日にお坊さんを呼んでお経をあげる

子供心に茶菓子を戴ける、これが欲しくて親に連れられ参加する
供養の途中で茶菓子が配られる・・これが何よりのご馳走だった

お経のお題目?(門前の小僧ではないが)覚えています
学校の授業より肌に沁みつき(一部?)剝がれないで困っている

お坊さんに仏教の入り口を聴かされた

青鬼・赤鬼

      正に鬼の椅子という処

下界に広がる一般市民生活の世界!

そこから離脱した人が昇ってくるだろう道まで有る

ガラ場コース(悪事の限りを尽くした者の昇天道)

極楽コース (善人が昇ってくるだろう召天道)

爺さんは自らガラ場コースと自ら悟っているからガラ場コースを
体験した、足腰のいい時なら大丈夫だがヨタヨタしている人には
少し?否。大変難儀なコースである

雨や嵐・雪が降ろうものなら地獄である

それに比べ隣に展開する極楽コースは道も緩やかで
ルンルン気分で登ってこられる

ガラ場も見た

        

ガラ場の石を踏むたびに石が崩れ麓まで転げ落ちそうな急斜面

少しだけ原体験をしたが後の祭り・・70鬼から引き上げられている今

こんな場所を幼い時に見せられ脅されていたならば
もっと素直な餓鬼で真面目に人生を過ごしただろうに

今じゃ手遅れじゃ

極楽か地獄か

    

今回のコースじゃ三色の花が迎えてくれた!

5月には青・紫の花一色コースとか淡い黄色コースだが
今回は花の種類も変わり白一色の中に

青あり黄色あり緑ありでした

何故!昨日、ふらりと行ってしまったのか不思議な世界

今回は三色総カラー

    

狼が好んで食べると言われている蓮華科の植物の実

試食してみようと思ったが別のものを試食した
隣のポピーも私を食べてと言わんばかりの姿をしていたが

馬鹿な芸能人のようにはなりたくないので遠慮した

何度も経験したい

    

こんな場所ではしゃぐ無垢な人もいるが爺さんは神妙

南無阿無陀仏であります!

少しづつではあるが心静かになれそう
何時までも此処に居たいなぁ・・と耽っていたら

無垢な天使が現世に戻りたいと騒ぎ出す
無垢には天国?

爺さんは地獄を体験してきた
現世に戻るには天から転がり落ちるように

現世で悪さばかりしていると
昇天する時も地獄!

現世に戻る時も転げ落(蹴落)とされる
地獄を体験してきた」

モンゴルの風習を紹介
家族は大切な人を無くした後、土葬したり火葬(つい最近の事)する

家族は命日や供養日にお寺に行ってお坊さんに供養してもらう
絶対と言っていいほど本人が眠っている墓場には行かない

死人に声を掛けない・・呼び戻す行為は成仏できないと思っている
背中合わせの死であるが故かあまりにも死が身近すぎるのか

死を怖がる民族でもある

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