夜目
3地区を散歩しての帰り道
跨線橋を下りて線路内に停車していた
貨物車を写していた
貨物車にはロシア国境付近で伐採した木材が積まれていた
写し終わり家路へ向かうため踵を返すと
みめ目麗しき乙女が歩いている
時間的に居る筈のない乙女である
乙女は私が意図的に乙女の背後を追うと思われたに違いない
私はいつもの時間にいつものような行動をしているだけ
不味い事に距離10m程、急ぎ足の乙女と
マイペースの私が歩き出す
乙女の家は建設機械資材置き場の一角が住まい
追いかけるように(追いかけられている)歩いた時間は2分足らずだったか
乙女は重い鉄扉を力一杯開けゴトゴトと軋む音をたてやっと開いた
(これは私が描写している想像である)・・暗くて状況が私には分からない
多分、そうであろうと気遣いをした描写である
日本時間午後10時半頃の出来事(女学生がこんな時間に)
鉄扉の影に消えた乙女といなくなってホットした老人のニアミストーリ
寒い夕方
雨上がりを待ち続けての散歩である
安物の下着と長袖Yシャツ姿の私には肌寒い外気
案の定というか藪蚊どもは仮死状態か飛び交っていない
口汚い私ですから『ざまぁ・・ミロ』であります
昨日に限り薄汚いハンカチを忘れてきたのである
藪蚊を叩く物も無く心配したが奴らの襲撃が無く気持ちよく散歩できた
自生ニラが真っ青な色から薄紫色に変化し
雨上がりの景色に映えている
変化
駅前遊歩道にはボンボンが黒い猫じゃらしが
自慢するように鈴生りに真っ直ぐに誇らしく
歩くたび冷たい風が肌を刺す
耳たぶを指全体で包み込むとヒンヤリとする
なんだ!
この感触は・・・初冬の季節感
夕焼け
跨線橋の上でTVドラマの撮影が行われていた
寒流(韓国)ドラマの物真似か若い男女が抱き合う場面
つまらぬ撮影をしている
何度も同じ場面を撮り続けている
通行人がかなり居た(私を含めて)
橋の上を占拠しての撮影
私は面白くないから橋上から沈む夕焼けを写す
撮影会
線路内からも跨線橋の様相が分かる
機関車だけだと絵にならないものがドラマ化する
首都の若者が此処で写真を写したがる理由を
知った気がした
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