疲れ知らず
先週(昨日だが)郊外へ餓鬼を連れて遊びに行ってきた!
先々週とは違い太陽が暑い、国道沿いも草原も雪が殆どなくなり
味気ないほど春の草原に早代わり!ただし草原には草は無し
牧民のトラックが枯れ草を山と積んで牧場へ向かう姿が痛々しい・・草が無い
大金を出して枯れ草を購入しているのである
先々週の話を子餓鬼(10歳)にしたら僕も行きたいという
親が許してくれたら連れて行ってやるという条件
郊外で初めて大自然と向き合う!凍結した川に立たせると
最初に大転倒・・氷の上での歩き方が分からない・・スッテン転り
子供は疲れりゃ直ぐに寝てしまう5分ぐらいだろう・・起きると元に戻っている
何だろう?この元気の源は?
実はこの餓鬼の家はモンゴルじゃ金持ちの部類に所属する
両親が働き者でコツコツかボッこり儲かるのか金持ちなのである
10歳にして好奇心旺盛で物怖じしない!
こういう餓鬼が爺さんは好きである・・ミッションスクールに通う
以前から連れて行けと煩かった・・爺さんを友達と思い込んでいる
両親の前で爺さんと堂々と話を付けるほど度胸がいいと言うか根性がある
先々週の餓鬼二人は郊外へ行くのに一年以上、時間を要している
それも母親に勧められてやっと先々週、郊外へ行く事が出来た
この子は違う!爺さんに直談判して話を決めた
翌朝(日曜日)10時にドコ何処で待ってろ!
車で迎えに行くからと話しをつけていた
5分ぐらい遅れて行くと私を見つけ走ってきた!
一人で来たのか、来るのを待ったかと聞くと随分待ったと言う
モンゴル人にしては賢く礼儀のある餓鬼である
爺さんと渡り合う
昨年春の洪水で流された流木(まだ生きている)をチエンソーで切り薪を作っていた
私が車で行くと警察官か警備兵と間違えビビッていた・・
外国人と分かり安心したのか
薪集めに余念が無い・・・餓鬼に此処でそり遊びをさせ・・しこたま扱く!
餓鬼と爺さんだけなので餓鬼がそり遊びしている姿は車を止めた状態でしか写真が無い
自己主張が強い
此処へ来るまでに車中でひと悶着したのである!
実は餓鬼、モンゴルで唯一あるスキーリゾート場へ行きたかったようである
そこへ行けと聞かない!
爺さんは金を払えば何でも至れり尽くせりの遊び場が大嫌い!
遊ぶなら山か川か原っぱがいい
仲間とビールを飲むなら繁華街よりローカルな
鄙びた小便横丁!糞尿の臭いがするようなガード下が落ち着く
餓鬼は金持ちで遊びはスキー場と心得違いをしている
車中で大喧嘩になる・・
幾ら自己主張が強く我侭でも爺さんの車中で喧嘩をしている
爺さんは郊外へ行く!
スキー場を横目で見ながら60km先の郊外へと進む
泣き出した・・泣くがいい・・餓鬼の癖に金使いだけの遊びしか知らない
ところでお前さん餓鬼に質問!
ぉマンさお金を持ってきたのか?昼飯はどうする
飲み物はどうするの?見れば軽装で来ている・・
郊外の辛さを知らないなぁ!
お金は家に置いて来た!
実はこの餓鬼!爺さんより金を持っている・・
餓鬼の癖に!
何時もポケットに大金を入れている・
・爺さんは散歩に千円ぐらいしか持っていかない
餓鬼は万札を何時も持っている・・
餓鬼に言い聞かせるスキー場は入場料と貸しスキー代金がかかる
金がなきゃスキーは出来ないでしょう・・
爺さんに払えと言う・・
冗談はよしこさんよ!
貧乏人の爺さんに金を払えと言うか!
飲み物はどうする・・我慢すると言う・・いい根性している
昼飯はどうする・・我慢すると言う・・これもいい根性だ!
郊外へは往復3千円位のガソリン代が掛かる!昼飯もハンバーグを買ってやる
飲み物も序に買ってやった・・郊外へ行くほうが爺さんには金が掛かるのである
スキー場で小銭使うほうが安上がりだが子供には自然界で遊ばせるのが最高の遊びなのだ!
案の定!
ソリ遊びをさせると軽装がたたり!寒いと泣きが入る・・
一人じゃつまらないだろう
次回は大勢の餓鬼と遊べる山登りをしたい!
近場に霊山(ボクド山)がある・・
標高(山頂)が2千㍍だから餓鬼には辛い遊びである