馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

因果応報な嫌な話

2015-01-10 06:18:24 | 冬景色

炭塵爆発?

モンゴルは世界でも有数の高カロリー石炭を埋蔵する資源国家であるが幸か不幸か
二大大国主義国家に挟まれた哀れな国家でもある、海外へ輸出するには、この両国の
広大な大地を列車輸送しなきゃ海外諸国へ石炭等地下資源を輸出し国家を豊かに出来ない

其処に立ちはだかる二大国は簡単に金儲けを許さない!あらゆる阻止をして金儲けをさせない

私の知識では高品質石炭は赤ちゃんくらいの大きな石の塊でも子供の片腕で軽々と
持てるほど軽いという事とマッチで簡単に火がつくという知識を持っている

石炭を産出している地域でよく炭塵爆発事故で従業員が亡くなる事故が起きる、作業員が
作業現場へタバコを持ち込む・或いは作業構内に張り巡らされている裸電線のショート等で

トロッコを作動させる連絡方法は裸電線をショートさせてトロッコ巻上げ運転所へモールス
信号を送り巻き上げ機を運転させる方法を取っていた

高品質石炭をトロッコへ積み込んだりするさい構内でベルトコンベアーが使われている
高品質石炭は軽くて崩れやすく脆い性質がある、粉状態になるのである、そこには多くの
危険が含まれる、ベルトコンベアー には粗悪な大型モターが唸りを上げて駆動している

中には作業員で頭の軽い人がいて厳しい管理の中、タバコを隠し持って作業内へ
持ち込み休憩中に隠れて一服するというお馬鹿さんが居たと聞き及んでいる、

炭塵とは石炭(石の塊)が作業中に運びやすい大きさに解体された時、粉状になり
構内に浮遊しあらゆる所に積もる、これが有る一定の厚みに積もり乾燥した状態では
マッチの火や電気ショート・静電気等で大爆発を起こす!これが粉塵爆発の事故である
 

              

タイヤ廃材燃焼だと

高品質の石炭を燃焼させると煤煙は白い煙となり悪質の石炭を燃焼させるとモクモクと
黒い煙を出し周りにいる人たちは煤煙で咽るほど息苦しくなる、これが近所中で夕餉や
寒い冬に暖房として使うと煤煙の傘を作り服が石炭煤煙の独特の臭いを付ける

上記の左写真は高質の石炭を燃焼させている、右写真や下記写真は品質の悪い石炭
を燃焼させていたと考えていた、これは私が來蒙した時から疑問の一つでもあった

先週の日曜日、私は久しぶり郊外へ乗馬に行き帰り道、凍結した川で釣りを楽しむ
集団と出くわす!その中に日本の有名大学で環境工学を学んできた人が居た

彼が言うには火力発電所で燃焼に石炭だけでなくゴムタイヤを燃やしているようで
あるという、確かな事ではないがさもあらんと私は確証した

以前から石炭以外の煤煙というか煤塵が夜になると降り注いでいると感じていた
時には喉や鼻腔の奥や目が痛くなることが度々、起こっていた

それが何だったのか分らないまま過ごしていたが彼に聞かされて初めて納得! 

 

             

成る程!

今、モンゴルでは子供や幼児の喘息・アレルギー等、問題解決できない病気が
起きている、原因がはっきりしないが一部国家管理責任者には心当たりがあるかも

まして私達や低層国民には原因は分るまい、でもよくよく考えれば首都で優雅な生活して
いる上流生活者と貧民と言われる下層生活者の貧富の差は酷くなるばかり

その日の食べ物にも困る貧民と金持ちが同じ場所で生活している国である

上流社会の人たちは北側(シベリア方角)に高い山脈を持つ一番低い裾野に首都を
建設し住んでいる、40年前この国はソビエト連邦から独立し自由民主国家になった

民主化以前、国民は自由に国内の移動を制限されていたが今は国内を自由に移動できる
貧しい地方から首都へ流入する国民が多く首都内で生活できない貧民は北側に位置する
高い山の山頂まで家屋を建設して住むようになってきた

そのような住民はその日暮らしの生活者であるから厳寒期の寒さを何で凌いでいるか
金が有れば石炭を燃やして夕餉や寒さを凌ぐ、しかし、石炭を購入する金がなければ
森の木を切ったり廃材を燃焼させる、それもなくなれば燃えるものは何でも燃やす

古タイヤや石油から作り出された廃材を燃焼させる、そんな煤煙が首都へ夜になると
冷気と共に降りてくる・・降り注いでくる・・これが煤煙の元凶である 

                

色々ありますが市民は公害や煤煙に負けず楽しく暮らす市民が居ます
ウイットに富むキャラで市民を笑わせる・・何処かで見かけたような物もある

ついお祈りしたくなる

私は思う!山の神(貧民が住む)を怒らせると低地に住んでいる金持ちは山の神に
毒をばら撒かれいつしか体を害して哀れな死に方をする、金の亡者は山の神の恐ろしさを
知らなすぎる 

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