当てにされだした
二週間前、テレルジへ後家家族を臨時テテ親代わりに家族の有難さを
味合わせてやりたいという後家に頼まれて連れ出したのが始まり!
私だけが知り得ている特別の場所へ連れて行ったら喜ばれた!
それはそれで私の自慢だが何を勘違いしたか今度は後家の親である婆さんと
後家の妹家族が合流してのハイキングという様になった
爺さんが思うには共産主義社会で育ち教育された人間には遠慮も礼節もない
爺さんの深謀遠慮など何処吹く風!
後家は私が行きたい遊びたいと言えば何処にでも連れて行ってくれると
思い込まれてしまったようである
日本流に言えば
わしが下手に出りゃ調子に乗りやがってというところであるか!
こういう後家には無法松の一生でも鑑賞させれば効果覿面か!
家畜に芸術作品など鑑賞させても鼾かいて寝るだけか!
ちなみに遊ぶだけ遊んで楽しんで帰りは車内で全員鼾掻いて寝ていた!
爺さんも疲れ果て昨日は前後不覚で寝てしまった次第である
世も開け切らぬ午前七時出発!目的地で日の出を拝もうという算段!
連日深夜の雨で郊外の目的地は残雪が残っていた!まさかの雪で残雪が有ると
分っていればソリを持参すればよかったがプレゼントした橇もなくす無遠慮な家族
早朝、出発前に一悶着!婆さんがタイヤの空気が無くなっていると騒ぎ出した!
後家の無節操!日本人が一番嫌う無防備な行動!偉そうな態度だけは一人前
爺さんに対してこれだけ後家が無防備なら爺さんも許すが身体に関する
無防備は怠らない!後家
郊外へ行くのに車の点検ぐらいしておけと後家を怒鳴る!これが後家には利いた!
行きだしから帰るまで頭痛がして治らないと騒ぎ出す!
傍目で観察していると都合の好い頭痛のようである・・・爺さん対応の頭痛である
爺さんの見えない所では感激し喜び楽しんでいる・・松林でヨウガしたり家族で談笑!
私の前では難しい顔して!
考えないといけない!
要するに利用(立ってる者は)できる奴は親でも扱き使えと言わんばかり!
それを爺さんに応用しているようである
写真を見て一目瞭然!
子供たちは後家と爺さんの駆け引きなど我関せずとばかり喜び楽しみ
残雪を転げまわる!家畜の子が戯れていると見れば理解し易い!
その家畜の子を郊外へ連れまわす爺さんも哀れなモンである
週初めにヤンワリと週末!家族がまた、郊外へ出かけたがっている!と
爺さんも用事がないので了解するとヤンワリ・・テレルジ以外の場所でね???
爺さんムッツリ・・何処じゃ・・と言うと後家の住んでいる場所から歩いて20ほどの場所
ザイサンという丘に行きたいという・・家族だけで行けというとそんな強い言い方はないでしょう!
ザイサンの丘は餓鬼と婆ぁさんが行く場所じゃというと外国人も行ってますよ!と反論する!
テレルジ以外でリクエストしたいという!
難しい後家である・・整備点検もしないで!その証拠に身体も整備不良!丸々太りやがって!
行き先は西の郊外へ連れ出した!
その前に早朝からタイヤの空気が減りすぎ・・タイヤパンク修理屋を探すが起きていない
そうだろう一番熟睡している時間帯である・・起きているほど勤勉んな国民でもない
ここで後家は爺さんの怒りで頭痛が起きて一日中!爺さんに嫌な顔をしていたのである
この国の全ての人は我侭で人から怒られるのを極端に嫌う!都合のいいプライドだけが有る!
よくも欲深い二大大国に挟まれ生き延びている事が不思議なくらい面白い国である!
サンドイッチ国家にしては中身の味気ないパサパサ感のサンドイッチ国である
タイヤに空気を入れるのに首都の出口で無駄な1時間を費やしたのが気に入らない
後家が前日、車を整備点検していりゃ・・なんてことない単純な後家のオチ!
こんな事も出来ないで子作りだけは上手!
わしゃ銀座の爺さん
この場所は爺さんが來蒙した2000年から有った国有の避暑地だと考えられる
帰る途中に避暑地利用の仕方が書かれていた立て看板を見かけた!
以前は沢地で泥沼と悪路で車が立ち往生した場所である・・・
懐かしいというかほろ苦い場所でもあった!爺さんが思うには医療療養所!
結核とか不治の病にかかった人の療養所ではなかったかと思っている
山には白樺林と馬の放牧場だったのを思い出す!
春先!白樺から取れる樹液と春一番、馬の馬乳が飲める場所でもある
爺さんも首都郊外をくまなく車で調べ上げた経験が有る
何処にどんな好い場所が有るとか入り込んではいけない場所が存在しているとか
モンゴルのモータリーゼーションはここ5・6年の事である
以前はロシアのオンボロ車と一部権力者が乗り回すドイツのベンツ・BMW車が
有っただけ、その頃は日本車は法律で輸入禁止されていた
少数だが日本大使館とJICAの職員が持ち込んだ日本車が有っただけ