馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

身近な場所で湧水が

2016-03-22 11:42:48 | 河川・中洲

なるほど

現在、爺さんが住まいにしている場所は昔、河川敷のど真ん中である
今はモンゴル工場地帯というか産業の中心地

北側に位置する連峰に降る雪や雨がトーラ川に流れくる途中の中州地帯が我が家

30年以上前に首都はトーラ川が氾濫し3mもの深さまで水で溢れたと言う歴史がある
爺さんのマンションは3mの洪水だと3階あたりまで水没するだろう

要するに首都・ウランバートルは

完全に町自体が水没する事になる!

最上階から眺めるに当マンションは3階まで水没する事になる
中州でも一番深い場所に位置しているから最悪は5階まで水没の可能性がある

こういう事を考えれば最上階は水没だけは免れる事になる・・それ以降のことは我知らず

湧水の事か

       マンションから出て産業道路を渡り20Mほど歩くと

セレベ川支流が土手に沿って流れている・・

厳寒期の冬場は川の水が枯れた川がある・・・と思い込んでいた
ところが二日前から

此の頃の暑さで上流の氷や雪が解けて一時的に川が増水している

ヘドロと言うか悪臭を伴うゴミ・芥等が混ざった汚水が流れている

そこへ河川敷の二箇所から水道管が破裂したような水が吹き上げる湧水独特の水が溢れている
最初水道管が破裂して漏水をしていると考えたが・・道理がいかない

河川敷に水道管が埋められているだろうか?・・少し汚い川を眺めながら歩いていると上流15Mほど

同じような湧水が噴出している場所を発見!   

間違いない!  これは湧水だ!

しかし?

       ここは曰くつきの危険場所

この場所から真南500Mの場所にトーラ川が流れており河の直ぐ傍は険相な霊山がある
要するにトーラ川はボグト山の硬い岩盤の山裾で蛇行を抑制されている

だからトーラ川は東側・ガチョールト村からボグト山の固い岩盤山で流れを西へ
西側・ウルジー村まで直線に流れている・・そこから下流域ルン村まで150KM流れ

バイカル湖まで流れ込んでいる

共産主義国家時代ボグト山山麓地帯は皮なめし工場や重金属を扱う工場地帯だった
水が必要な産業中心地で現在も幾つかの工場が操業している

爺さんが考えるに昔は産業廃棄物の垂れ流しは当たり前!

当マンション近くにも多くの飲料水会社が建ち並ぶ・・首都でも有名な飲料水メーカー
強いウオッカ製造メーカーが林立する

米国のコカコーラ会社も以前は此処にあったが6年前に工場移転してガチョールトの方へ移転した
米国人は賢い!東側の上流には危険な工場地帯は無い!そこへ工場移転

爺さんが思うに!飲料水取水確保で安全を優先したのだろう

危険地帯

       何十年前か分からないが湧き上がる水

散歩前に見た状況と夕方、戻ってきてみた時の湧水の吹き上がりの勢いが違う!

この場所の直ぐ下流に首都で有名なウオッカメーカーと韓国人出資の会社が生産現場を持って
操業している

爺さんは酒を飲まないので関係ないが、此処で汲み上げた水で飲料水を製造しているのを見たら
やはり爺さんはコカコーラ会社が製造している飲料水しか購入できない

送電会社の配電トランスが野ざらしでにされている・・確かトランス内にはPCBが使われていると
記憶している・・・高圧電流を安定整流する時に使われていると?

日本でも一時期、体内に悪さをする毒性物質と騒がれた・・元共産国家にそのような物質が
国民の安全を考慮して使用されたかどうかの保証は無い

以前この下流域で魚が不自然死したり子供たちに原因不明の皮膚病が発生した事がある

このときにコカコーラ会社は安全な東側上流へ製造工場を移転した・・賢明な判断
日本政府も首都住民の命の水である飲料水をトーラ川上流域から取水する為のポンプ場を
建設している

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