競馬マニアの1人ケイバ談義

がんばれ、ドレッドノータス!

好きな俳句はありますか

2016年08月19日 | 散文
荒海や 佐渡によこたふ 天の河

松尾芭蕉の句です。この句、ちょっとへんではありませんか。この句を読んだとき芭蕉が立ってた場所はどこなんでしょうか? 現在の新潟市の海岸? だとすると、荒海の向こうにある佐渡島と天の川(天の河)を見ることはしんどいです。荒海=荒天なんですから。いや、荒海でも晴れてる可能性はあります。でも、天の川と言ったら夏です。夏の日本海が晴天なのに波高しなんてことはないような…

芭蕉が立ってた場所は佐渡島だった可能性があります。佐渡島は一時期罪人の島でしたが、金山が発見されてからは、現在の新潟市やその周辺からかき集められた身元がわかる人が働いてました。どこの馬の骨かわからない人が働いていたら、大事な金をくすねる可能性がありますからね。芭蕉はそんな島に渡り、天の川を見てたかもしれません。
しかし、この説もおかしい。佐渡によこたふ天の河。この句は佐渡島の背後に天の川が横たわってると解釈した方が無難でしょう。つまり、やっぱり新潟市の海岸から見てたと解釈した方が自然なんでしょう。

天の川 佐渡島 荒海 この3つの違う大きさのものを1つにまとめるなんて、芭蕉はすごい俳人です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿