日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『withコロナ』 / 『新聞からコロナ報道が消えた?』

2020-10-27 15:07:06 | 感染危機管理
9月末『危機感をリードするマスコミ報道のあり方』でメモを残したが、あれから1ヶ月・・・
新聞のトップ画面から『新型コロナ』という文字が消えてしまっている・・・
特に菅政権がスタートしてからは、厚労省や専門家からの報道もかなり少なくなったように思える・・

こんな事を感じながら『世界や国内での感染状況』を日々注視しているが、
 ここ1週間『政府のありかた』『マスコミ報道のありかた』に、またまた疑問を感じる事態である。

テレビのニュースでは、アメリカの大統領選挙の見通しや、先週末、東京都で始まった『GoToトラベル』に付加する『都民割り』などが大きく報道され、昨日は『国会再開』での『所信表明』なども取り上げられたが、『世界はパンデミック真っただ中』、『日本もコロナ禍』であることが、なぜか飛んでしまっている・・。

なぜ国民が『正しく恐れる』ための情報提供が出来ないのか。
台湾では、政府の定時ニュースで『全世界の感染状況』を報道し、『国民の理解』を得るように努力している様であるが、日本政府は、先を急ぐあまり『見えないものへ蓋』をしている感がある。
そして『マスコミ』も・・
あれだけ『PCR検査増大』で大騒ぎをしたマスコミも、なぜ、政権が変わった途端『ダンマリ』なのか・・

『国民が正しく恐れ』『自らの行動制御』で『感染拡大防止』へ『努力』していたものが、いきなり『大きな天井が開いてしまったまま』では『防御』は難しくなる。
再び『非常事態宣言』が出ないためにも・・・

+*『世界の感染拡大が止まらない』+*+**
先々週の後半あたりから『スペインやフランス、ドイツなどのヨーロッパ。
さらにはアメリカでも1日の感染者数が過去最大』とのニュースが流れ始めた。
9月中旬で、新規感染者数が全世界で3000万人だったが、1ヶ月弱で1000万人増加したとの事。
AFPに載せられているグラフも、指数的増大傾向が出て来たような気がしている。
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このままだと、とんでもない『感染爆発』になってしまうかもしれない。

先週末のNHK BS海外ニュース等では、『10/22 スペインではヨーロッパで初めて新規感染者100万人超。24時間で1万7千人。米国、インド、ブラジル、ロシア、アルゼンチンに次いで。ドイツでも24時間感染者1万人超。』
グローバウオッチでは、『フランスでのICU満床も時間の問題』や『ベルギーでの医療崩壊危機』なども報じられていた。

そして、今朝のネットニュースでは『10/27現在、世界の感染者4300万人。115万人死亡。1日の感染者も全世界で40万人以上』とも報じられていたが、日本国内でこの数値がなぜ、報告されないのであろうか・・

先週23日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が記者会見で、新型コロナウイルス感染症が欧州などで急速に再拡大している状況を受け、
「パンデミック(世界的大流行)は、特に北半球で重大な岐路にある」「いくつかの国は危険な道を進んでいる」
と懸念を示したとの報道があったが、新聞では『トップニュース』とならず、毎日のように特番をしていた民放でも、殆ど報道される事はなかった。

+*『日本での感染拡大が再び』+*+**
日本も、『北半球』の一員であり、決して『蚊帳の外』では済まされない・・
今朝のテレビでは、日本で一番早く感染拡大を引き起こした北海道が、警戒レベルを一段引き上げる検討に入ったと報道されていたが、気になる所である・・・

(北海道 感染者数推移 NHK資料より)
北海道は、第一波は、いち早く行動する事で『下火』へ持ち込めたが、『道民割』や『GoTo』で観光客が動くことになり、札幌近郊から道東、釧路まで飛び火が始まっているが、再度の『道版ロックダウン』も今の時点では難しいかと思われ、ヨーロッパと同じように、バカンス後の『感染再拡大』が起こらない事を祈るばかりである。

日本全国でも、東京や大都市圏からの『移染』がくすぶり続けているが、地方都市ほど厳しい状況となる可能性がある、昨夜の海外ニュースでも、フランスでは、パリではなく、南部の山岳地帯で『アフターバカンス/クラスター』で、『町の医療が崩壊し始めた』との報道もあり、国内でも『飛び火』が起こらなければいいのであるが。

日本は 1月末、中国などでの感染拡大を『対岸の火事』として見ていたが、今、ヨーロッパやアメリカ、さらには新たな感染拡大国を十分に注視する中で、『ファイヤーウオール』をしっかり構築させる必要がある。

経済活動を拙速に動かすため、水際管理で『ビジネストラックの緩和』の検討を進めているが、海外では、渡航後は『強制隔離』や、『GPSでの行動監視』など、厳格に進めている国もあり、日本だけ『甘く』では済まされないと思われる。

+*『感染拡大策の明確化』+*+**
つい先日、今回の『新型コロナでの政府対応(第一波まで)』を民間として、第三者的に検証した本が出版され、テレビ番組でも一部報道がされていた。
友人が購入したとの事で、後刻詳細に回し読み、課題事項の確認を行いたいが、番組で要約されていた内容は、継続して検討し、至急対応して頂きたい事項である。

<本の紹介>


<テレビ番組(画面撮影)>


ただ、このテレビ番組では、調査担当の野村弁護士も出演されており、
今回の『新型コロナ』での初期対応で、危機管理を担当する内閣の『新型インフルエンザ対策室』と厚生労働省とに壁が生じ、厚労省主体で作業が進んだ・・
『ここが問題』との発言もあったが
この、初めての『危機管理に対しての対応』『司令塔』は、今後の大きな課題かとも言える。

そして、もう一点は、今回のような『パンデミック』に近い対応での、『危機対応準備』をどうするかである。
このMEMOでも何度か書き加えたが、『危機対応』での『備え』である。
『PCRの検査機』でも、ソフトバンクの孫会長が『このコロナ期だけを乗り切るためセンターを開設。終息後は解散』と話されていたが、日本の政財界共にこのような感覚なのであろうか。
次に備えて『平時は動かせなくても・・』との『危機感』がないと、『日本は救えない』とも感じている。このメモで書いた『迎撃ミサイル』の準備である。
もしこの対応が難しいのであれば、緊急時の『ICU増設』など、官民で緊急に構築する事が必要である。中国、武漢のプレハブ設備『雷電??』は多くの命を救ったとNHKスペシャルで報道されており、日本でも『ふじみのクリニック』や湘南地区の病院でも同じような緊急施設を準備されたとも聞いたが、このような体制構築が、提言にある『予備役』と共に、必要性の議論を行う事が重要かとも感じている ・・

+*『PCR検査数はどうなっているのか』+*+**
もう一つ、ここ1カ月出てこないデーターにPCRの検査数の増大である。
海外渡航や、スポーツ選手、イベント参加者なども、自主的に民間で『PCR検査』を受けれるようになったが、ここでの『検査数』。さらには、たまたま『陽性者』が引っ掛かったのであればその数など、もっと判るような数値として出てきてほしいものである。
世田谷の自主検査では、268人検査で『陽性の可能性』のある方が2名(自主検査なので『陽性確定』は出来ないようであるが)検知できた・・との報道も、今月初めのニュースショーでみたが、民間へ移譲する中で管理はどうなっていくのか・・との不安が出はじめ、分類見直しを含め、政府がどういう考えで‥どういう政策を進めているのかが、
ここ2週間ほど見えないのも不安である。

今日も長くなってしまったが、
『正しく恐れる』ための『報道のあり方』は、
政府、マスコミともに常に考えてほしいい事項である・・・
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