前メモから、少し時間があいてしまった。
『デジタル庁』へ求めるもの・・という事で書き加えている中で
友人から『日本のデジタル化』は『漢字表記』を捨てないと進まない・・とのメールが飛んできた。
『デジタル化』という事については、この言葉自体が陳腐化しているのではと思っていた矢先であり・・
『漢字』が『課題』とも感じていたので、思い起こす事を取りまとめてみた。
*+*+******+**
今、政府が進めようとしている『デジタル化』の中で、この『漢字表記』が足かせになりそうな事は感じていたが、この『難課題』をどう取り組むかは、先のメモでも書いた、他のシステムハウスなどに任せるのではなく、『自ら進める』事が重要となってくる。
過去『消えた年金の調査時』や銀行合併でのシステム統合作業などで、各システムが持ち合わせていたデーターの中の『漢字コード』、特に『人名』や『地名』が、旧来のシステムを構築していた、IBMや富士通、NECなどで使用の『コード』と微妙に差異があり、新システム稼働時や、新旧のデーター統合と言う時、大変な作業を強いられたとも聞いた事があるが・・・
日本の将来に向けて『漢字表記』をどうするかを、まず考える必要があるのではなかろうか。
今朝の政府発表の・・・具体的システムは『外部へ委託』との報道が危惧される。
『マイナンバー』で一元化した『デジタル社会』を構築のためにも、まず基本の『システム設計』『使用するコード』を決めない限り、『既存情報』をつなぎ合わせるためには、さらなる『コンパイル』をさせるシステムを準備する必要がある。
これは省庁間も同じである。
どこかのシステム会社へ偏る事だけは避けたいが、最低、使用する基本的な『システム構成』『データーセット』など、概念だけは合わせていかないと、『バラバラ』の『データー』のままであり、役に立つ情報としては生きてこない。
これを司るのが『デジタル庁』であり、ここでもっとしっかり、今後の日本として『何をしたいのか』『どうするべき』『そのための手順』を決め、『システム化』していく必要があると思われる。
先行している『エストニア』、さらには、今回の新型コロナで『デジタル化』を活かした『台湾』『韓国』に学ぶのであれば、『システム設計』をどうしたのかを、まず学ぶべきであろう。
これが出来ないと『デジタルガバメント』の資料にあった『マイナンバー』での各自治体との繋ぎ込みのように、『インターフェイス』だらけ、もしくは『スタンドアロン』で接続不可・・となってしまうのではなかろうかとも・・愚考してしまう。
(政府資料より)
****
話しは少し戻ってしまうが・・・
WIN95で一気にパソコンが普及し始めたが、この頃『デジタル化社会』を見据えた講演会があり、講師はどなただったかは忘れてしまったが・・
『インターネット環境構築』には『漢字文化』を捨てる事が必要・・
何れは・・『漢字』が『デジタル化』を阻害する
・・と話されていた記憶が残っている。。30年も前の事である。
確か、この時の話で・・『日本語表記』は世界で『唯一日本だけ』
今、普及している、事務機やワープロ、さらには初期のPCに搭載の『日本語』を表記する技術は『日本独自』のものであり、現在は各社『バラバラ』の技術仕様
『コンピューター』特に『パソコン』の普及で、『データー』の蓄積が可能となり
これを活用した時代、『デジタル化』の時代は来るが
将来的に『漢字』を『キー』にして『検索』する事は不可能であろう。
このためには、各社の『漢字』を『標準化』した『コード』で制御するか・・
もっと言えば、『日本語表記』の中で『漢字』をやめる事を決断しないと
国際的な『デジタル化』社会に立ち遅れる・・・と
学生時代『FORTRAN』でコンピューターを知り、その後『8Bitマイコン』でプログラムを書いた経験があり、70年代の後半、やっと『カタカナ』表記ができ、80年初めに出て来た『PC-88』で、『漢字』が文字数は少ないが表記できる様になったとの歴史をある程度理解できていたので・・
この『漢字』が、当時言われ始めた『デジタル化』では、確かに『複雑そう』との思いが残り、その後、色々と学ぶきっかけとなった。
この時の記憶かどうか・・定かではないが
英語表記は 26文字+ 数字 + 記号 で 1 セット シンプルである。
日本語 をJIS 漢字第一水準で表記させるとなると
約3000 文字で 1 セット となり、膨大な記憶容量と、処理が必要。
このためには・・・『コンピューターのさらなる高性能化』が必要・・
との説明もあった記憶もよみがえった。
そして日本独自の『漢字』についてはいくつかの思い出がある・・
最初は『インクジェットプリンター(IJ)』
IJプリンターが日本で普及し始めた頃、担当していたカチオン系のポリマーが、ある製紙会社で検討をしてもらえる事になったが、用途分野が全くわからず・・
ひょっとすると『IJ用専用紙』に用いられるのでは・・と、IJプリンタ技術の周辺を学んだことがある。
ヒューレットパッカード(HP)の技術者や、NECのパソコン設計者から、『日本のデジタル化』とはを、改めて教えて頂いた・・
今思い起こすと・・
この時すでに日本では『デジタル化』の準備の遅れが始まっていた・・のかもしれない。
たしか、日本語が使える『PC-98』などが大きく普及し始める時代であったと思うが・・・
HP社でお聞きした話では(古い話なので少し??の所もあるが)・・・
『広幅カラーIJプリンター』を開発したのは、自社の組立作業の簡素化から・・との説明であったと思う。
日本人の組立労働者は、配線図面に『--”--』や『--””--』だけの記号で識別し、基板回路へコンデンサーなどをハンダ付配線をしていけるが、アメリカでは、色で示した図面で、同じ色のケーブルを用いて配線指示をしなくてはならず、このために、いままでは、プリンタで描いた黒線の上へ、色鉛筆でわざわざなぞっており、『色表示』出来るプリンタ―が必要となった・・との、冗談とも思える開発秘話だった。。
これは、日本人が『そろばん』に優れ、『デジット』という感覚が芽生えてこない事を、たとえられていたのかもしれない。
これとともに、HPが、先行するシャープを追いかけ、日本でIJプリンタを販売する場合の最も大きな障害は・・と聞いた中で
・日本語フォントが、キャラクタコマンドとなり『倍表示(2Bit)』でメモリを食ってしまう
・主流となり始めたNEC PCシリーズはDOS-V対応 ではない(MS-DOSが使えない)
・色に対する繊細さ
などがあったとの記憶がある。
これも『使いやすさ』や『美しさ』を追及する『日本独特』の物作り技術が、日本人の意識・感覚としての『デジタル化』への変革の遅れを・・語ってくれていたのかもしれない。
確かに、この頃はメモリは高価で、パソコンで作成の文書を印刷をさせても、パソコン側の仮想メモリも小さく、ましてやプリンタ側で、信号を受け取るためのメモリも容量不足で、作成した文書を、分割してプリンタへ送信するため、A4を1枚、カラー印刷するだけでも、数行ずつ『ジィジィジィー』と、大変な時間がかかっていた。
(印刷開始して、トイレへ入っても、まだ終了していなかった・・・なんていう事も)
タイプライタのように、英文文字だけで文書を作成し、印刷をテキストモードで印刷すれば・・まだ早いが、
『日本語』が交じってくると、・・さらに時間がかかった記憶がある
今、あたりまえに安価で購入ができるフルカラープリンターは『メモリー』が安価で記憶容量が増大出来たのと、『バブルジェット技術』などが組み合わさった結果であり、『時空間』が大きく変わってしまった感である。
そしてHPのアメリカで研修された技術者の方から、戦後、マッカーサー統治下で『日本語の禁止』『漢字の廃止』が打ち出され、IBMやHPなどはこれに対する検討を行った・・
ともお聞きした。
統制当初は『漢字文化』が『戦争への高揚』をしたのではとの『曲解』もあったようであるが、その後のGHQの国内調査の中で『識字率』の高さから、『日本語』『漢字』は守られ、コンピューターシステムを構築するために、IBMなどは『日本独自コマンド』を設定したようで・・ライン式のドットプリンターにはこのコマンドが乗っている。
HPもJISコマンドとIBMに合わせて設計している
(この項の『GHQ』に関する参考記事が 朝日新聞Globe+ 『GHQだけではなかった「漢字廃止論」 いま、漢字を使い続ける意味を考える(2019.9.28)』に最近出ていた)
ただHPとして、シャープはワープロ『書院』を開発して、このきれいなフォント構成が達成できず、色と共に『漢字文字』の美しさも重要で、このシステム開発は大変だった ・・と説明を受けた記憶がある。
冷めた見方での説明に驚いた記憶が残るが、先行するアメリカなどの『コンピューター化』そこでの『デジタル化』の必要性を明示されていたのでは・・と今になって思い起こされる。
そして、NECでは、カラープリントした印刷物の保存安定性などのテストを行うため、PC-98からベタ打ちをするための『印字』について教えを乞うたが、この時のエンジニアの方が、何れ『PC-98』も『DOS-V』搭載機へ合わせて行かないと、グローバルにはついて行けず、さらには『漢字』変換をどうするかが大きな課題となるだろうと・・話されていた。
当時 NECは、各企業でのシステム近代化に伴い、ネットワークコンピューターとサーバーを繋ぎ合わせる事で、IBMや富士通などと競争をしており、独自の『ローカル言語』や『処理方式』を有していたため、なかなか他社製のシステムとつなぎ合わせる事が困難であった。
この方も、先を見据えた『井の中の蛙』とならない『デジタル化社会』への展開を見据えておられたのかもしれない。
この他、先のメモでもERP導入時の苦労について少し触れたが、当初NEC系で構築された販売システムを、海外製ERPへ移し込み、サーバーもNEC系から変更するなどが必要となり、『コード』の書き換えや『業務処理手順』見直しと共に、『出力印字』の文字化けに驚いた記憶がある。
この時ERP変更を請け負ったシステムハウスも、NEC独自の『キャラクタコマンド』には相当てこずったようである。
今では、たぶん、JISやISOで『キャラクタコマンド』も統一化され、漢字も第一水準から二水準まで網羅されているかと思うが、それでも『姓名』や『地名』を完全には表記できないものもあり、システム構築でのネックとなるかもしれない。
こんな事を考えると、システム構築は『設計思想』が明確であり
『何をしたいのか』『このためにどんな処理を』
そして、今までのデーターを繋ぎ変えるのであれば
『現行業務手順』『レコードの中身』がきっちり見えていないと
出来ないのではなかろうか。
こんな中、この当時から『漢字』の取り扱いが気になっていた。
++****
話しがまた少しそれてしまうが、
名簿作成などでは表計算ソフトで表を作る事は、最近では当たり前である。
大きな紙に、縦横の線を引き、『マス』を作り、ここへ情報を入れ込んでいく。
表計算ソフトの一番古くは、Appleに搭載のVisiCalcだったと思うが、現在主流のExcelの前、
IBMのパソコンに搭載の”ロータス123”なども懐かしく、NECの業務マシンには”LANPLAN”などという独自の物があった。
日本では、古くは『大福帳』は縦書きで、横レコードは『明治』以降であり、『そろばん』での計算や、暗算にたけている日本人にとっては、この『表計算』は馴染みにくいものであったと聞いた事もある。
しかし、昨今は、この表計算ソフトが無い限り、『情報社会』『デジタル』は生きていけない。『AI検索』や『深層学習』でも、このような緻密なマスに『データー』が入れ込まれ、これを検索する事で最適化や予測をする基礎となっている。
名簿を作表する場合、とりあえず、最初のカラムは『通し番号』、次は会員No保有者であれば『会員番号』、さらに『性・名』『住所』などが、横へ並ぶと思われる。
過去、システムの記憶容量が小さかった時代は、出来るだけ1レコードの記憶を小さくするため、データーに区切りを入れ、『マス』をたくさん使用するる事は避けるようにしたが、最近では記憶容量も向上し、検索しやすさも考え、レコードを分割したり、よみ仮名を横カラムへ書き込んだりと、どんどんレコードは長くなっている。
『性・名』も『性』『名』別々の箱へ、そしてこの横へカタカナで『セイ』『メイ』を入れ込む事み、住所も『郵便番号』『都道府県』『市町村名』『番地』の順となり、書き込む『マス』の属性を『文字列』なのか『数列』かを制御しながら書き込まれている。
先にも書いたが、古いシステムの時代は、この『マス』へ正確に書きこめていなかったりで、必要な情報が入っておらず、システム統合などの際、データーに互換性が取れなくなる場合もあった。
そして、もう一つ大きな問題は『漢字』である。
マイナンバーで『ナンバー』から検索をかけ、ヒットしたカタカナ名が『アベ』、もしくはローマ字表記『ABE』だったとした場合、紐ついているデーターから正確な『漢字』が引き出されれば『安倍』が出て来るが、 カタカナ表記『アベ』だけで『漢字』を引き出すと『安倍、阿部、安部・・・安邊』などが候補として出てくる。
厚生労働省『消えた年金問題』でのデーター照合で『年金番号』と『漢字表記』の照合に手間がかった原因の一つ・・との記事をどこかで見たが、この『漢字表記』が、今後『デジタル化』の中で大きな負担となってくることは、間違いないと思われる。
日本文化の中で『漢字』は大切な財産ではあるが、漢字から『検索』して『レコード』を探し出すとなると、大変な事になる。
同じ『漢字』でも読み方が異なったり、例えば『ヌマサキ』さんとなると『沼崎』『沼埼』『沼碕』そして、こんな『沼嵜』さんまでおられ、『漢字』での検索は『不可能』に近い。
AIでも『漢字』を『キー』にすると、検索は???かもしれない。
このように『デジタル化』を考える時、『設計概念』は決めて行かないと、他人任せでは、後々『多様化』にはついていけない可能性がある。
一方で・・今回行政改革担当となられた河野大臣が、2008年6月のご自身のブログ『ごまめの歯ぎしり』で、住所や戸籍、住民票など行政に用いる漢字を『コンピュータを漢字にあわせろ』と書かれていたのを見た事があり、こんな事をやっていると、どこまでシステムが肥大化するか。グローバルに逆行するのでは・・との思いを持ったことも思い出した。今でもこのお考えなのであろうか・・・
このブログの中で
マイクロソフトのウィンドウズでは日本語の全ての漢字を扱うことができない
日本で開発されたトロンと呼ばれるシステムならば日本語の漢字を それぞれ
別なものとして扱うことができる。
道具であるコンピュータに私たちの文化であり伝統である日本語をあわせるのではなく、
日本語にコンピュータを あわせていく必要がある。
日本語、中国語、韓国語、タイ語、タミル語などアルファベット以外の文字を
正確に扱えるアジア言語向けの新しいシステムの開発が
今後、必要になってくるはず。
日本はそうした動きの先頭に立つべきだと思う。
・・とも書かれているが、
韓国では漢字が無くなり、『表音文字』・・『記号化』
中国、タイも、『記号』で示され『文字数』は少ない
日本が『グローバル化』へ取り組むためには『脱漢字』が必要では
『脱ハンコ』以上に、真剣に考えるべき事ではなかろうか・・
『漢字』を日常生活の中へ入れ込んでいくと、最近でこそ少ないが
通信端末間での『文字化け』『キャラクターコマンド(文字列)』エラーが出たり、最悪情報が伝わらない可能性がある。
そして『漢字』は『絵文字』などと同様に、表示のためには2Bit(英文字2つ分)が必要となり、メモリー負担や通信での重さ、さらにはサーバー負荷も大きくなる。
これとは別に、昔、伊藤忠商事が『漢字』を廃止する事での『簡素化』を狙って、社内文書全てを『カタカナ化』とし、『カナタイプ』を普及させたが、この方向が正しかったどうかは不明である。『脱漢字』を考えるためもう一度詳細は見てみたい(上記GHQの記事に関連)
この他『漢字』廃止と共に、『デジタル化』が叫ばれ始めた頃、これはすでに教科書などでは始まっていたが、『縦書き文書』の廃止である。
手書き文書をスキャナーで読み取り『文書化』する時、縦横書きではかなり難しい。
OCRも、日本ではつい最近まで残った『デジタル遺産』であるが、タイプライターのような読み込みが進まない遺物と聞いた事がある。
何度も書いてしまうが、『デジタル改革』のためには、現状をしっかり『解析』する事である。
各省庁共に、多忙かもしれないが、個々の業務において『仕事の流れ』特に『数値の流れ』をきっちり把握する事から『デジタル化』は進んでいくと思われる。
ここへ、新型コロナでのHER-SYSでの入力内容が、各都道府県で異なるなどとの問題から、スムースに進められない事もある、もっと『現状認識』をしながら、早急に『システム設計』をしなくてはいけないのでは‥と感じている。
ひと昔に比べコンピューターの処理能力は格段に向上し、記憶容量も何テラバイトなどと桁違いの容量となったので、大きな桝を準備して、出来るだけ細かく入れこめ、簡便にそのデーターを検索し引き出し、整理する事も出来るのではなかろうか。
ただ、データーは、誰かが作ったマクロで定型化したグラフや、統計で3σだけを追いかけるのではなく、逆さまに見たり、すそ野を追いかける事も重要である。
話しが点々としてしまったが・・・
情報社会の中で貴重なデーターを集める場合、その『漢字』の取り扱いは、今後どうするか・・
出来れば、参考値としてしか生きないような事にしないと、『グローバル』では取り残される。
河野行革大臣の、パスポート表記、署名もどうするのか・・・
『デジタル化』推進の中で、『漢字』とともに・・・
*+**
色々と話が点々となってしまったが
政府の『デジタル化政策』は『自らの設計』が重要かと思われる。
そして、頭、思考回路も『デジット』であるべきと感じている。
平井担当大臣も、自らも担当の一員と話されているが、
システム設計の基本構想だけは、是非とも『丸投げ』は避けてほしい。
9月末、日経の『経営者ブログ』に IIJ会長 鈴木さんが、
『「デジタル化」今さらの言葉ですが』で、日本が IT化に遅れる訳として
・痛みを伴う本質的な仕組みの改革をしない
・経営トップや政治家、メディアなどが ITに対する見識を持っていない
・膨大なデータとその利用について、プライバシーに関する過剰反応
などを挙げられているが、
『 ITに対する見識』が今一番望まれる事であり、政府の短時間の有識者会議で、読み上げだけの議論をする時間があれば、台湾のデジタル担当大臣のような、技術が判る『CTO』を招聘すべきではなかろうか。
延々『アナログ』的思考と『業務処理』が続いているのであれば、どこかで『デジット』し『業務の見直し』をするべきではなかろうか。
そして、プログラミング的な思考回路で、『データー』の『マス』を構築確認し、ここへの『書込』。保存された『データー』からの解析など、For~Next がどうなっているのか。
さらには、少し異なる業務でのGo SUB** など、一つ一つ業務を構築する体制を取らないと真の『デジタル化』は構築できない様な気がしている。
こんな意識が芽生えれれば、他のデーターとはどう繋ぐか、
銀行に預金口座のレコード構成は・・検索できる『キー』は
そして、再重要なセキュリティのため『どこを隠すか』など・・・
おのずと『設計』出来てくるはずである。
丸投げだと、うけた所がどんな構成にするのか・・
『裏データー』が勝手に作られるかのしれない。。
とりあえず、時間はかかるが『マイナンバー』を『国民背番号』とする事と
名前の構成を『漢字表記』で識別するべきか・・・・を
そして、自前でシステム構築できる『人材』の登用が急がれる所である
『既存データーシステム』を採用し、これへの移行も一つかもしれない
少し着にくい『システム』ではあるが、無駄をそり落とすためには有用かもしれない
技術的に詳しい『CTO』を早く招聘してもらうのが第一歩かもしれない
『デジタル庁』へ求めるもの・・という事で書き加えている中で
友人から『日本のデジタル化』は『漢字表記』を捨てないと進まない・・とのメールが飛んできた。
『デジタル化』という事については、この言葉自体が陳腐化しているのではと思っていた矢先であり・・
『漢字』が『課題』とも感じていたので、思い起こす事を取りまとめてみた。
*+*+******+**
今、政府が進めようとしている『デジタル化』の中で、この『漢字表記』が足かせになりそうな事は感じていたが、この『難課題』をどう取り組むかは、先のメモでも書いた、他のシステムハウスなどに任せるのではなく、『自ら進める』事が重要となってくる。
過去『消えた年金の調査時』や銀行合併でのシステム統合作業などで、各システムが持ち合わせていたデーターの中の『漢字コード』、特に『人名』や『地名』が、旧来のシステムを構築していた、IBMや富士通、NECなどで使用の『コード』と微妙に差異があり、新システム稼働時や、新旧のデーター統合と言う時、大変な作業を強いられたとも聞いた事があるが・・・
日本の将来に向けて『漢字表記』をどうするかを、まず考える必要があるのではなかろうか。
今朝の政府発表の・・・具体的システムは『外部へ委託』との報道が危惧される。
『マイナンバー』で一元化した『デジタル社会』を構築のためにも、まず基本の『システム設計』『使用するコード』を決めない限り、『既存情報』をつなぎ合わせるためには、さらなる『コンパイル』をさせるシステムを準備する必要がある。
これは省庁間も同じである。
どこかのシステム会社へ偏る事だけは避けたいが、最低、使用する基本的な『システム構成』『データーセット』など、概念だけは合わせていかないと、『バラバラ』の『データー』のままであり、役に立つ情報としては生きてこない。
これを司るのが『デジタル庁』であり、ここでもっとしっかり、今後の日本として『何をしたいのか』『どうするべき』『そのための手順』を決め、『システム化』していく必要があると思われる。
先行している『エストニア』、さらには、今回の新型コロナで『デジタル化』を活かした『台湾』『韓国』に学ぶのであれば、『システム設計』をどうしたのかを、まず学ぶべきであろう。
これが出来ないと『デジタルガバメント』の資料にあった『マイナンバー』での各自治体との繋ぎ込みのように、『インターフェイス』だらけ、もしくは『スタンドアロン』で接続不可・・となってしまうのではなかろうかとも・・愚考してしまう。
(政府資料より)
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話しは少し戻ってしまうが・・・
WIN95で一気にパソコンが普及し始めたが、この頃『デジタル化社会』を見据えた講演会があり、講師はどなただったかは忘れてしまったが・・
『インターネット環境構築』には『漢字文化』を捨てる事が必要・・
何れは・・『漢字』が『デジタル化』を阻害する
・・と話されていた記憶が残っている。。30年も前の事である。
確か、この時の話で・・『日本語表記』は世界で『唯一日本だけ』
今、普及している、事務機やワープロ、さらには初期のPCに搭載の『日本語』を表記する技術は『日本独自』のものであり、現在は各社『バラバラ』の技術仕様
『コンピューター』特に『パソコン』の普及で、『データー』の蓄積が可能となり
これを活用した時代、『デジタル化』の時代は来るが
将来的に『漢字』を『キー』にして『検索』する事は不可能であろう。
このためには、各社の『漢字』を『標準化』した『コード』で制御するか・・
もっと言えば、『日本語表記』の中で『漢字』をやめる事を決断しないと
国際的な『デジタル化』社会に立ち遅れる・・・と
学生時代『FORTRAN』でコンピューターを知り、その後『8Bitマイコン』でプログラムを書いた経験があり、70年代の後半、やっと『カタカナ』表記ができ、80年初めに出て来た『PC-88』で、『漢字』が文字数は少ないが表記できる様になったとの歴史をある程度理解できていたので・・
この『漢字』が、当時言われ始めた『デジタル化』では、確かに『複雑そう』との思いが残り、その後、色々と学ぶきっかけとなった。
この時の記憶かどうか・・定かではないが
英語表記は 26文字+ 数字 + 記号 で 1 セット シンプルである。
日本語 をJIS 漢字第一水準で表記させるとなると
約3000 文字で 1 セット となり、膨大な記憶容量と、処理が必要。
このためには・・・『コンピューターのさらなる高性能化』が必要・・
との説明もあった記憶もよみがえった。
そして日本独自の『漢字』についてはいくつかの思い出がある・・
最初は『インクジェットプリンター(IJ)』
IJプリンターが日本で普及し始めた頃、担当していたカチオン系のポリマーが、ある製紙会社で検討をしてもらえる事になったが、用途分野が全くわからず・・
ひょっとすると『IJ用専用紙』に用いられるのでは・・と、IJプリンタ技術の周辺を学んだことがある。
ヒューレットパッカード(HP)の技術者や、NECのパソコン設計者から、『日本のデジタル化』とはを、改めて教えて頂いた・・
今思い起こすと・・
この時すでに日本では『デジタル化』の準備の遅れが始まっていた・・のかもしれない。
たしか、日本語が使える『PC-98』などが大きく普及し始める時代であったと思うが・・・
HP社でお聞きした話では(古い話なので少し??の所もあるが)・・・
『広幅カラーIJプリンター』を開発したのは、自社の組立作業の簡素化から・・との説明であったと思う。
日本人の組立労働者は、配線図面に『--”--』や『--””--』だけの記号で識別し、基板回路へコンデンサーなどをハンダ付配線をしていけるが、アメリカでは、色で示した図面で、同じ色のケーブルを用いて配線指示をしなくてはならず、このために、いままでは、プリンタで描いた黒線の上へ、色鉛筆でわざわざなぞっており、『色表示』出来るプリンタ―が必要となった・・との、冗談とも思える開発秘話だった。。
これは、日本人が『そろばん』に優れ、『デジット』という感覚が芽生えてこない事を、たとえられていたのかもしれない。
これとともに、HPが、先行するシャープを追いかけ、日本でIJプリンタを販売する場合の最も大きな障害は・・と聞いた中で
・日本語フォントが、キャラクタコマンドとなり『倍表示(2Bit)』でメモリを食ってしまう
・主流となり始めたNEC PCシリーズはDOS-V対応 ではない(MS-DOSが使えない)
・色に対する繊細さ
などがあったとの記憶がある。
これも『使いやすさ』や『美しさ』を追及する『日本独特』の物作り技術が、日本人の意識・感覚としての『デジタル化』への変革の遅れを・・語ってくれていたのかもしれない。
確かに、この頃はメモリは高価で、パソコンで作成の文書を印刷をさせても、パソコン側の仮想メモリも小さく、ましてやプリンタ側で、信号を受け取るためのメモリも容量不足で、作成した文書を、分割してプリンタへ送信するため、A4を1枚、カラー印刷するだけでも、数行ずつ『ジィジィジィー』と、大変な時間がかかっていた。
(印刷開始して、トイレへ入っても、まだ終了していなかった・・・なんていう事も)
タイプライタのように、英文文字だけで文書を作成し、印刷をテキストモードで印刷すれば・・まだ早いが、
『日本語』が交じってくると、・・さらに時間がかかった記憶がある
今、あたりまえに安価で購入ができるフルカラープリンターは『メモリー』が安価で記憶容量が増大出来たのと、『バブルジェット技術』などが組み合わさった結果であり、『時空間』が大きく変わってしまった感である。
そしてHPのアメリカで研修された技術者の方から、戦後、マッカーサー統治下で『日本語の禁止』『漢字の廃止』が打ち出され、IBMやHPなどはこれに対する検討を行った・・
ともお聞きした。
統制当初は『漢字文化』が『戦争への高揚』をしたのではとの『曲解』もあったようであるが、その後のGHQの国内調査の中で『識字率』の高さから、『日本語』『漢字』は守られ、コンピューターシステムを構築するために、IBMなどは『日本独自コマンド』を設定したようで・・ライン式のドットプリンターにはこのコマンドが乗っている。
HPもJISコマンドとIBMに合わせて設計している
(この項の『GHQ』に関する参考記事が 朝日新聞Globe+ 『GHQだけではなかった「漢字廃止論」 いま、漢字を使い続ける意味を考える(2019.9.28)』に最近出ていた)
ただHPとして、シャープはワープロ『書院』を開発して、このきれいなフォント構成が達成できず、色と共に『漢字文字』の美しさも重要で、このシステム開発は大変だった ・・と説明を受けた記憶がある。
冷めた見方での説明に驚いた記憶が残るが、先行するアメリカなどの『コンピューター化』そこでの『デジタル化』の必要性を明示されていたのでは・・と今になって思い起こされる。
そして、NECでは、カラープリントした印刷物の保存安定性などのテストを行うため、PC-98からベタ打ちをするための『印字』について教えを乞うたが、この時のエンジニアの方が、何れ『PC-98』も『DOS-V』搭載機へ合わせて行かないと、グローバルにはついて行けず、さらには『漢字』変換をどうするかが大きな課題となるだろうと・・話されていた。
当時 NECは、各企業でのシステム近代化に伴い、ネットワークコンピューターとサーバーを繋ぎ合わせる事で、IBMや富士通などと競争をしており、独自の『ローカル言語』や『処理方式』を有していたため、なかなか他社製のシステムとつなぎ合わせる事が困難であった。
この方も、先を見据えた『井の中の蛙』とならない『デジタル化社会』への展開を見据えておられたのかもしれない。
この他、先のメモでもERP導入時の苦労について少し触れたが、当初NEC系で構築された販売システムを、海外製ERPへ移し込み、サーバーもNEC系から変更するなどが必要となり、『コード』の書き換えや『業務処理手順』見直しと共に、『出力印字』の文字化けに驚いた記憶がある。
この時ERP変更を請け負ったシステムハウスも、NEC独自の『キャラクタコマンド』には相当てこずったようである。
今では、たぶん、JISやISOで『キャラクタコマンド』も統一化され、漢字も第一水準から二水準まで網羅されているかと思うが、それでも『姓名』や『地名』を完全には表記できないものもあり、システム構築でのネックとなるかもしれない。
こんな事を考えると、システム構築は『設計思想』が明確であり
『何をしたいのか』『このためにどんな処理を』
そして、今までのデーターを繋ぎ変えるのであれば
『現行業務手順』『レコードの中身』がきっちり見えていないと
出来ないのではなかろうか。
こんな中、この当時から『漢字』の取り扱いが気になっていた。
++****
話しがまた少しそれてしまうが、
名簿作成などでは表計算ソフトで表を作る事は、最近では当たり前である。
大きな紙に、縦横の線を引き、『マス』を作り、ここへ情報を入れ込んでいく。
表計算ソフトの一番古くは、Appleに搭載のVisiCalcだったと思うが、現在主流のExcelの前、
IBMのパソコンに搭載の”ロータス123”なども懐かしく、NECの業務マシンには”LANPLAN”などという独自の物があった。
日本では、古くは『大福帳』は縦書きで、横レコードは『明治』以降であり、『そろばん』での計算や、暗算にたけている日本人にとっては、この『表計算』は馴染みにくいものであったと聞いた事もある。
しかし、昨今は、この表計算ソフトが無い限り、『情報社会』『デジタル』は生きていけない。『AI検索』や『深層学習』でも、このような緻密なマスに『データー』が入れ込まれ、これを検索する事で最適化や予測をする基礎となっている。
名簿を作表する場合、とりあえず、最初のカラムは『通し番号』、次は会員No保有者であれば『会員番号』、さらに『性・名』『住所』などが、横へ並ぶと思われる。
過去、システムの記憶容量が小さかった時代は、出来るだけ1レコードの記憶を小さくするため、データーに区切りを入れ、『マス』をたくさん使用するる事は避けるようにしたが、最近では記憶容量も向上し、検索しやすさも考え、レコードを分割したり、よみ仮名を横カラムへ書き込んだりと、どんどんレコードは長くなっている。
『性・名』も『性』『名』別々の箱へ、そしてこの横へカタカナで『セイ』『メイ』を入れ込む事み、住所も『郵便番号』『都道府県』『市町村名』『番地』の順となり、書き込む『マス』の属性を『文字列』なのか『数列』かを制御しながら書き込まれている。
先にも書いたが、古いシステムの時代は、この『マス』へ正確に書きこめていなかったりで、必要な情報が入っておらず、システム統合などの際、データーに互換性が取れなくなる場合もあった。
そして、もう一つ大きな問題は『漢字』である。
マイナンバーで『ナンバー』から検索をかけ、ヒットしたカタカナ名が『アベ』、もしくはローマ字表記『ABE』だったとした場合、紐ついているデーターから正確な『漢字』が引き出されれば『安倍』が出て来るが、 カタカナ表記『アベ』だけで『漢字』を引き出すと『安倍、阿部、安部・・・安邊』などが候補として出てくる。
厚生労働省『消えた年金問題』でのデーター照合で『年金番号』と『漢字表記』の照合に手間がかった原因の一つ・・との記事をどこかで見たが、この『漢字表記』が、今後『デジタル化』の中で大きな負担となってくることは、間違いないと思われる。
日本文化の中で『漢字』は大切な財産ではあるが、漢字から『検索』して『レコード』を探し出すとなると、大変な事になる。
同じ『漢字』でも読み方が異なったり、例えば『ヌマサキ』さんとなると『沼崎』『沼埼』『沼碕』そして、こんな『沼嵜』さんまでおられ、『漢字』での検索は『不可能』に近い。
AIでも『漢字』を『キー』にすると、検索は???かもしれない。
このように『デジタル化』を考える時、『設計概念』は決めて行かないと、他人任せでは、後々『多様化』にはついていけない可能性がある。
一方で・・今回行政改革担当となられた河野大臣が、2008年6月のご自身のブログ『ごまめの歯ぎしり』で、住所や戸籍、住民票など行政に用いる漢字を『コンピュータを漢字にあわせろ』と書かれていたのを見た事があり、こんな事をやっていると、どこまでシステムが肥大化するか。グローバルに逆行するのでは・・との思いを持ったことも思い出した。今でもこのお考えなのであろうか・・・
このブログの中で
マイクロソフトのウィンドウズでは日本語の全ての漢字を扱うことができない
日本で開発されたトロンと呼ばれるシステムならば日本語の漢字を それぞれ
別なものとして扱うことができる。
道具であるコンピュータに私たちの文化であり伝統である日本語をあわせるのではなく、
日本語にコンピュータを あわせていく必要がある。
日本語、中国語、韓国語、タイ語、タミル語などアルファベット以外の文字を
正確に扱えるアジア言語向けの新しいシステムの開発が
今後、必要になってくるはず。
日本はそうした動きの先頭に立つべきだと思う。
・・とも書かれているが、
韓国では漢字が無くなり、『表音文字』・・『記号化』
中国、タイも、『記号』で示され『文字数』は少ない
日本が『グローバル化』へ取り組むためには『脱漢字』が必要では
『脱ハンコ』以上に、真剣に考えるべき事ではなかろうか・・
『漢字』を日常生活の中へ入れ込んでいくと、最近でこそ少ないが
通信端末間での『文字化け』『キャラクターコマンド(文字列)』エラーが出たり、最悪情報が伝わらない可能性がある。
そして『漢字』は『絵文字』などと同様に、表示のためには2Bit(英文字2つ分)が必要となり、メモリー負担や通信での重さ、さらにはサーバー負荷も大きくなる。
これとは別に、昔、伊藤忠商事が『漢字』を廃止する事での『簡素化』を狙って、社内文書全てを『カタカナ化』とし、『カナタイプ』を普及させたが、この方向が正しかったどうかは不明である。『脱漢字』を考えるためもう一度詳細は見てみたい(上記GHQの記事に関連)
この他『漢字』廃止と共に、『デジタル化』が叫ばれ始めた頃、これはすでに教科書などでは始まっていたが、『縦書き文書』の廃止である。
手書き文書をスキャナーで読み取り『文書化』する時、縦横書きではかなり難しい。
OCRも、日本ではつい最近まで残った『デジタル遺産』であるが、タイプライターのような読み込みが進まない遺物と聞いた事がある。
何度も書いてしまうが、『デジタル改革』のためには、現状をしっかり『解析』する事である。
各省庁共に、多忙かもしれないが、個々の業務において『仕事の流れ』特に『数値の流れ』をきっちり把握する事から『デジタル化』は進んでいくと思われる。
ここへ、新型コロナでのHER-SYSでの入力内容が、各都道府県で異なるなどとの問題から、スムースに進められない事もある、もっと『現状認識』をしながら、早急に『システム設計』をしなくてはいけないのでは‥と感じている。
ひと昔に比べコンピューターの処理能力は格段に向上し、記憶容量も何テラバイトなどと桁違いの容量となったので、大きな桝を準備して、出来るだけ細かく入れこめ、簡便にそのデーターを検索し引き出し、整理する事も出来るのではなかろうか。
ただ、データーは、誰かが作ったマクロで定型化したグラフや、統計で3σだけを追いかけるのではなく、逆さまに見たり、すそ野を追いかける事も重要である。
話しが点々としてしまったが・・・
情報社会の中で貴重なデーターを集める場合、その『漢字』の取り扱いは、今後どうするか・・
出来れば、参考値としてしか生きないような事にしないと、『グローバル』では取り残される。
河野行革大臣の、パスポート表記、署名もどうするのか・・・
『デジタル化』推進の中で、『漢字』とともに・・・
*+**
色々と話が点々となってしまったが
政府の『デジタル化政策』は『自らの設計』が重要かと思われる。
そして、頭、思考回路も『デジット』であるべきと感じている。
平井担当大臣も、自らも担当の一員と話されているが、
システム設計の基本構想だけは、是非とも『丸投げ』は避けてほしい。
9月末、日経の『経営者ブログ』に IIJ会長 鈴木さんが、
『「デジタル化」今さらの言葉ですが』で、日本が IT化に遅れる訳として
・痛みを伴う本質的な仕組みの改革をしない
・経営トップや政治家、メディアなどが ITに対する見識を持っていない
・膨大なデータとその利用について、プライバシーに関する過剰反応
などを挙げられているが、
『 ITに対する見識』が今一番望まれる事であり、政府の短時間の有識者会議で、読み上げだけの議論をする時間があれば、台湾のデジタル担当大臣のような、技術が判る『CTO』を招聘すべきではなかろうか。
延々『アナログ』的思考と『業務処理』が続いているのであれば、どこかで『デジット』し『業務の見直し』をするべきではなかろうか。
そして、プログラミング的な思考回路で、『データー』の『マス』を構築確認し、ここへの『書込』。保存された『データー』からの解析など、For~Next がどうなっているのか。
さらには、少し異なる業務でのGo SUB** など、一つ一つ業務を構築する体制を取らないと真の『デジタル化』は構築できない様な気がしている。
こんな意識が芽生えれれば、他のデーターとはどう繋ぐか、
銀行に預金口座のレコード構成は・・検索できる『キー』は
そして、再重要なセキュリティのため『どこを隠すか』など・・・
おのずと『設計』出来てくるはずである。
丸投げだと、うけた所がどんな構成にするのか・・
『裏データー』が勝手に作られるかのしれない。。
とりあえず、時間はかかるが『マイナンバー』を『国民背番号』とする事と
名前の構成を『漢字表記』で識別するべきか・・・・を
そして、自前でシステム構築できる『人材』の登用が急がれる所である
『既存データーシステム』を採用し、これへの移行も一つかもしれない
少し着にくい『システム』ではあるが、無駄をそり落とすためには有用かもしれない
技術的に詳しい『CTO』を早く招聘してもらうのが第一歩かもしれない