日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『新型コロナウイルス』/『クラスタ―追跡』/『マスコミ・芸能関係者の夜遊び調査』/『監視社会』

2020-04-21 16:37:37 | 感染危機管理
先ほど昼食を取っている時、テレビ番組で、某タレントの方から『発熱症状がある。嗅覚、味覚に障害があるのにPCR検査を受けさせてくれない』・・とTwitter 投稿があり 、司会者から、検査体制の不備を指摘する報道がなされていた。

何か違和感を感じた・・
これを訴える前に、『12日前、**というライブハウスで3蜜をしました。多分これが原因で・・』と言う事をまず正直に出すべきであろう。
もし潔癖であれば、『自分は2週間ちゃんと自宅待機をしていました。『濃厚接触』はしていません。それでもこんな症状が・・』との説明がないのも不思議である。

この他にも、入院された芸能人や、テレビ関係の方などからは、『濃厚接触』の事はなにも出てこない。
『マスコミ関係、芸能人』は社会の範として、自ら『濃厚接触』をした事を告白し、『危険な事例として』もっと国民に自粛を呼びかける義務があるのではなかろうか。
『検査をした結果「陽性」でした』・・では済まされない・・

お亡くなりになった志村けん さん、阪神タイガース藤波投手。フジテレビの富川アナ。俳優の石田純一さん。そしてサッカー界、柔道界。・・・・どこからの感染なのか学びたい。
感染数が、全体の感染者数と比較すると、あまりにも多すぎる様な気がしている。
野党の国会議員ではないが、まだ『夜遊び』を続けている方が多いのか・・とも感じてしまう。
女性週刊誌では、感染後『濃厚接触者』が『クラスター追跡』では出てこなかった意外な方との『濃厚接触報道』も出ているが、一部の方の無頓着な行動が、我々気を配って生活している方たちへ感染を拡大させている可能性も否めない。

これは、3月30日に新型コロナクラスター対策班、西浦教授が東京都に示した、『夜の酒場などでばく露後発症したことが疑われる方』のデーターではあり、この後自粛要請が出されたが・・
これ以降、まだ、4月7日に銀座や六本木が閉ざされるまで遊ばれた方が、この数日『発症』している可能性が疑われる。
『ちゃんと、これまでの行動を報告してほしいものである』


(対策班Twitterより)

接客の方の発熱者が多い

(NHK クローズアップ現代 LINE(発熱計測)の活用)

そして、この番組では『クラスター追跡も限界』との説明もなされ、コメンテーターへも意見を強要していたが、感染抑止のためには『感染経路』を追う事も、まだ重要な作業ではなかろうか。
先週半ばから『PCR検査』を拡大し『毒をもった忍者』『陽性者』を網をかけて探し出すことが声高に呼び掛ける方もおられるが、『感染源を探し出す』事をしないと、根本を絶つ事は難しいかと思われる。

ここまで『クラスター追跡』の事は何度かメモしたが、クラスター対策班の仕事は、下図の通り『クラスター連鎖を断つ』『発生しやすい場所を探しだす』事が任務とされている。


このためにも『情報』が必要である。
現在、この任務を『保健所』が担当されており、大変な業務の中で、『感染者』から聞き取り調査を行ない『クラスター』『リンク』を地道に探りだされている。
(最近感染ルート不明者が多くなったのは、保健所の方が手いっぱいになったのか、外部民間への委託が集約できていないのかは不明であるが・・)

<調査票(医師会HPから借用)>
個人情報調査票


感染者行動記録(14日前までさかのぼって聞取調査)


検査結果


『濃厚接触者』調査




『濃厚接触者』健康調査


個人情報の管理もあるので、これらの聞き取りは『保健所』の方が丁寧に行われているようである。

+*+***
一方で、現在PCR検査拡充を進める中で、韓国の感染抑止対策が時々紹介されているが、
『ドライブスルー型PCR検査などでの拡充』『感染者情報提示』『症状別病院対応(軽症者隔離)』の3本柱で進んでいる。
この中で、発症者との接触感染を防ぐため、『発症までの行動履歴』が、携帯の位置情報やカード使用記録、さらには監視カメラなどから提供され、非匿名であるが『感染者』として配信されるようである。(ルートをたどる事が出来る)このため、感染者が訪問した商店などは、他の方は立ち寄らない事になり、『濃厚接触者』もすぐに割り出される。

大阪のライブハウスのように、府の要請で『施設名』を公表し、自主的に『濃厚接触者』として名乗り出てもらい、検査を受ける事も必要であるが、『銀座のクラブ』などでは『店名公表不可』『顧客開示不可』であれば、『クラスター確認』『リンク追跡』もままならない。

先週、日本でもLINEを活用した『濃厚接触アラーム』の検討を始めるとの政府報告があり、アプリ登録者の『個人情報』が国側へは知れる事となり、位置情報も明確となる。
感染者は、国がこのLINEの保持者を『陽性者』としてマーキングし、公開される。
ゆるい『監視社会』ではあるが、上記の保健所の調査などに限界があり、『リンク追跡』に非協力な国民が増えるようであれば、時限的に、韓国と同様の『監視社会』で『行動追跡』をする必要があるかもしれない。

この場合、中国、韓国、イスラエルのような監視カメラを駆使しての『行動監視』であれば、少し問題があるかもしれないが、携帯の『位置情報』であれば仕方ないかもしれない。

チョット話が飛躍するが、国民がPCR検査増や休業保証を望むのであれば、この代償として、GPSデーターの開示は『期間限定で了』も考える必要がある。
現在どうなっているのかはわからないが、韓国では、今回の問題発生以降、入国する外国人は、空港で専用アプリをダウンロードさせられ、GPS監視を受ける事が義務付けられたが、日本もこの位の事は対応すべきかとも愚考していた所である。

いち早く『国難』を収束するという事で、時間がない中での『監視社会』を構築する必要があるが、『クラスター追跡に協力』か『緩やかな行動監視』の選択が必要となる。
『自粛』『Stay Home』そして『行動監視』・・これは『Obey』なのか

最初にもう一度
『タレントや報道関係者』から『感染時の反省』を手本として示してほしい。
 たぶん・・だれも『夜のガールズバー』で遊んだ事は責めないであろう。
議員会館での感染なども含めて・・

<クラスター対策班組織、任務(厚労省資料より)>







*+*+*+*
これも何回か書いてきた事であるが、まだ『報道のあり方』としての疑問が残る事が多い
『PCR検査が海外に比べて少ない』『感染抑止策失敗の原因』
 ・・と誰かが言った途端、著名人を引っ張り出し、
 いかにも正しい意見・として報道する事が多く、
 言葉は悪いが『世論をあおる』ことだけをしているように感じている。

現状、PCR検査が民間でも行える事となり、少し問題点も出ているようであるが、この点、検証が進められていない。
一昨日夜の報告で、『総検査数』と『陽性数』で、『陽性数』が先行して検査機関から報告され、集計するためか、『陽性者率』は跳ね上がってしまう事態も出て来ているようである。
どこかの県では、民間への委託を含めた、全検体数が把握できず、『陽性者』のトレースも不可能能になったり、民間検査で『陽性者』の搬送、入院が遅れる問題も出て来ている・・との事態も出ているような報道もあった。

さらには、政府などからはあまり情報が出てこないが
 PCRの検体採取 ⇒ ドライブスルーは鼻のみ?
 韓国のPCR検査機器 ⇒ 台数、性能
            検査技師数・・
など、マスコミとしてもっと調査をお願いしたいものである。
 
単にPCR検査数の増を叫ぶのではなく、全体を見渡して検証し、ここから『報道各社として解析』を行い
『今何が必要なのか』『オペレーションすべき事』をお願いしたい。

今日も、あるテレビ局のアナウンサーの方が、
夫婦で感染した場合、小さい子供の取り扱いが心配との事であったが、
先の保健所業務の中で、感染者や濃厚接触者の家族構成なども調査し、親戚への連絡等まで対応されているようなので、PCR検査民間への拡充での情報の一本化など・・
もっとしっかりまとまった報道してほしいものである。
単に他社との競争ではなく、考えた行動をお願いしたい。

+***
ついでなので、もう一つ書いておきたい事が出て来た。
『なぜ、今、報道されなけえばならないのか』と言う事である。

日曜の夜に、今、社員の感染紋打が発生しているテレビ局が
『追跡ドキュメントバラエティ シンジジツ』(4月19日(日)20時~21時54分)
『ダイヤモンド・プリンセス号で起きた“新型コロナウイルスの
   爆発的感染!初動の舞台裏を完全再現ドラマ化!』という特番があった。

もう少し『感染症の恐ろしさ』『対策の困難さ』そして『クルーズ船と言う日本ではない所での検疫作業』を客観的にとらえた番組かと思って見ていたが
あまりにも脚色されたドラマであり
 政府批判 ・・なぜ3000人をおろさなかったのか
       初期対応が遅すぎる
そして、感染対策に入られたチームが、矢も追えない事情で、業務を離れられた事に対しての『無責任論』まで追及するような場面もあり、
今、国として感染症対策へ取り組んで頂いている方へは大変無礼な放映と思われた。

まだ、『感染収束』が見通せない中で、
 『国民一人一人が守る事はたくさんある』

ただこのプリンセス号の事態は『危機』の始まりであり、
その時取った行動は、もう少し先で評価されるであろう

今、まだ闘いの途中である。
『なぜ、今、これが報道されなければ』
『マスコミ』は面白おかしく『政府を批判し』
 国民を『煽る』のかと・・・憤りまで感じた。

この番組を報道する位であれば『感染列島』の方が
良かったかもしれない。

<内容(HPから)>
二つ目は、新型コロナウイルスで日本の対応が世界から注目された、
豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号の知られざる新事実。
あの時に何が起きていたのか。乗船者、クルー、そして政府関係者、
医療関係者らが明かす新証言を元に、政府、厚労省や神奈川県など
の行政、自衛隊、医療関係者の対応を中心に、崩れ去った政府の楽
観論、翻弄され続けた対応、それでも懸命に命を救おうとした人た
ちなど下船までの悪夢の33日間を再現ドラマ化する。


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