北海道での6カ月長期滞在で更新が出来なくなっていた。帰阪し、この間に起こった色々な事をもう一度ゆっくりと見直し始めた。
昨夜も、夕飯後いきなり『ミシミシ』と揺れた。昨年の大阪北部地震の余震なのであろうか。
大阪北部の地震も、その後発生した西日本大水害、スーパー台風、北海道胆振東部地震。さらに、今年に入り発生の水害、そして巨大台風での被害。そして台風崩れの低気圧での大雨・・次々の被災状況が続いており、忘れ去られている。
昔から怖いものとして『地震・カミナリ・火事・オヤジ』というたとえがある。今はこれに『台風・豪雨・熱波』などの自然災害が加わり、『オヤジ』は居場所が無くなってきているような気がする。
・・・ この例えは何であろうか。
多分、小さい時からの記憶から消し去らないように伝えるための、重要なメモを引き出すためのキーであろうか。
ここ数年の災害で被災地の方からは『過去の記憶にはない』と言う事を聞くが、ほんとうにそうであろうか。100年に一度の災害が、親子、さらには曾祖父あたりから伝えられた伝承の糸が切れた事も要因かもしれない。
それとも、新たな地球的な異常が原因で、新たな異常現象を引き起こすことでの災害なのであろうか。
今日、チョット時間があったので身の回りでの出来事を振り返ってみた。
大雨の記憶は・・
確か小学校の6年生の時に神戸の奥にある蓬莱峡へキャンプへ出掛けた時に遭難しかけた記憶がある。
明石で大洪水であった。
そして、生れ故郷から離れ遠方で寮生活をしていた時、昭和42年に地元の箕面川が増水し、流域の家屋流出などで『災害指定地域』となり、当時、沼津の方からは大変心配をしていただいた事が呼び起こされた。
この時の事をもう少し調べていると、大阪府の『忘れてはならない災害』の『昭和42年7月豪雨 昭和42年(1967年)7月』の記事が出てきた。
詳細を調べると、今回の千曲川の浸水と同じように、安威川の氾濫で新幹線の鳥飼基地が浸水する被害があった事の記載があった。
大阪府のHPではこのような写真が残されている。
大阪府HP 鳥飼新幹線基地浸水状況
ちょうど北海道から帰ってくる時、NHK9時のニュースで『新幹線水没』について報道がされていたが、この時の被災からの回避のようである。
この記事をもう少し詳細の検索してみると、先週末のSANKEI BIZ(2019.10.23 19:31産経WEST)などで、『新幹線が水没…台風にどう備える 関西の鉄道車庫の対策は』との報道がなされている。
この記事では・・
「浸水の可能性があれば、できることは極力全てしたい」。JR東海の担当者は力を込める。
念頭にあるのは、最大で45編成計720両の新幹線が停留する「鳥飼車両基地」(大阪府摂津市)だ。淀川と安威(あい)川に囲まれ、同市のハザードマップでは、いずれかの河川が氾濫した場合に建物の1~2階が水没する1メートル以上5メートル未満の浸水の危険性のあるエリアに位置している。
国鉄時代の昭和42年7月に台風が襲来した際には、安威川が氾濫危険水位に達したため基地より数十メートル高い本線に車両を退避させたこともある。 今回浸水のあった長野新幹線車両センターも千曲川西岸から1キロの場所にあり、長野市のハザードマップでは付近は最大10メートル以上の浸水が予想されていた。
・・との事が報道されている。
横道へ入ってしまったが、『なぜ今回の新幹線の水没が防止できなかった』との思いである。
何億という車両を救えなかったか・・
この鳥飼基地の浸水から約半世紀・・
『地震・カミナリ・火事』の伝承がなぜ活かされなかったのか・・
国鉄時代とは言え、長野新幹線の危険予知の中で議論されなかったのであろうか・・
マニュアルでの整備はどうだったのか・・
昔から、ここは『水が出る』と言われた地域も、埋立てが進み、新たな道か切り開かれると、過去の事が失われる。世代が変わると、ますますこの伝承が無くなる。
さらに、この土地では山の整備が遅れ、間伐が出来なかったり、用水路の管理が出来なかったりで、異常な水が出た時は手がつけれなく可能性も出てくる。
新しく出来た新幹線の車庫も、過去のその土地の経験と共に、他の地域で経験した事が伝承できなかった事が被害を大きくした事があるかもしれない。
話を戻すと、台風の大雨はある程度理解が出来るが、関西でも平成25年あたりからゲリラ豪雨が出て来ていた。
あまり大きな報道となっていないが、大阪北部でも平成26年8月後半に時間降雨量100mmを超える雨が降った事があり、浸水や、マンションへの土砂流入事故が報告されている。
国道の冠水事故も発生している。
なぜこんな大雨が降るの・・との疑問があるが
確か阪神大震災の前年、9月に関空開港の前日、神戸から京都にかけて落雷と大雨があり、伊丹空港も浸水する被害があったが、翌年の阪神大震災との関係は??
平成26年あたりからの大雨は・・
単に低気圧だけの異常なのであるのか・・
それとも、地上の地震前の地磁気との関係は??・・
わいてきた雨の塊が不思議である・・
このあとも何度かこのような大雨が続いている
大雨時の降水情報(ウエザーニュースHPより借用)
大雨での浸水(2014-08-24)
記述が点々となってしまったが・・
『地震・カミナリ・火事・オヤジ』
最後の親父からの教わる事は、50年前の事を騙っている可能性もあり
身をもって引きつがないと、今、住んでいる所の『真の安全』は確保できないかもしれない。
このブログのどこかでも書いたが、『技術の伝承』が出来ないと事故防止が出来ず、自らの安全の確保は当然出来なくなる。
今一度、過去帳をひも解いてみる必要があるのではとの、痛切な思いである。
(次回以降、もう少し書き加えてみたい)
昨夜も、夕飯後いきなり『ミシミシ』と揺れた。昨年の大阪北部地震の余震なのであろうか。
大阪北部の地震も、その後発生した西日本大水害、スーパー台風、北海道胆振東部地震。さらに、今年に入り発生の水害、そして巨大台風での被害。そして台風崩れの低気圧での大雨・・次々の被災状況が続いており、忘れ去られている。
昔から怖いものとして『地震・カミナリ・火事・オヤジ』というたとえがある。今はこれに『台風・豪雨・熱波』などの自然災害が加わり、『オヤジ』は居場所が無くなってきているような気がする。
・・・ この例えは何であろうか。
多分、小さい時からの記憶から消し去らないように伝えるための、重要なメモを引き出すためのキーであろうか。
ここ数年の災害で被災地の方からは『過去の記憶にはない』と言う事を聞くが、ほんとうにそうであろうか。100年に一度の災害が、親子、さらには曾祖父あたりから伝えられた伝承の糸が切れた事も要因かもしれない。
それとも、新たな地球的な異常が原因で、新たな異常現象を引き起こすことでの災害なのであろうか。
今日、チョット時間があったので身の回りでの出来事を振り返ってみた。
大雨の記憶は・・
確か小学校の6年生の時に神戸の奥にある蓬莱峡へキャンプへ出掛けた時に遭難しかけた記憶がある。
明石で大洪水であった。
そして、生れ故郷から離れ遠方で寮生活をしていた時、昭和42年に地元の箕面川が増水し、流域の家屋流出などで『災害指定地域』となり、当時、沼津の方からは大変心配をしていただいた事が呼び起こされた。
この時の事をもう少し調べていると、大阪府の『忘れてはならない災害』の『昭和42年7月豪雨 昭和42年(1967年)7月』の記事が出てきた。
詳細を調べると、今回の千曲川の浸水と同じように、安威川の氾濫で新幹線の鳥飼基地が浸水する被害があった事の記載があった。
大阪府のHPではこのような写真が残されている。
大阪府HP 鳥飼新幹線基地浸水状況
ちょうど北海道から帰ってくる時、NHK9時のニュースで『新幹線水没』について報道がされていたが、この時の被災からの回避のようである。
この記事をもう少し詳細の検索してみると、先週末のSANKEI BIZ(2019.10.23 19:31産経WEST)などで、『新幹線が水没…台風にどう備える 関西の鉄道車庫の対策は』との報道がなされている。
この記事では・・
「浸水の可能性があれば、できることは極力全てしたい」。JR東海の担当者は力を込める。
念頭にあるのは、最大で45編成計720両の新幹線が停留する「鳥飼車両基地」(大阪府摂津市)だ。淀川と安威(あい)川に囲まれ、同市のハザードマップでは、いずれかの河川が氾濫した場合に建物の1~2階が水没する1メートル以上5メートル未満の浸水の危険性のあるエリアに位置している。
国鉄時代の昭和42年7月に台風が襲来した際には、安威川が氾濫危険水位に達したため基地より数十メートル高い本線に車両を退避させたこともある。 今回浸水のあった長野新幹線車両センターも千曲川西岸から1キロの場所にあり、長野市のハザードマップでは付近は最大10メートル以上の浸水が予想されていた。
・・との事が報道されている。
横道へ入ってしまったが、『なぜ今回の新幹線の水没が防止できなかった』との思いである。
何億という車両を救えなかったか・・
この鳥飼基地の浸水から約半世紀・・
『地震・カミナリ・火事』の伝承がなぜ活かされなかったのか・・
国鉄時代とは言え、長野新幹線の危険予知の中で議論されなかったのであろうか・・
マニュアルでの整備はどうだったのか・・
昔から、ここは『水が出る』と言われた地域も、埋立てが進み、新たな道か切り開かれると、過去の事が失われる。世代が変わると、ますますこの伝承が無くなる。
さらに、この土地では山の整備が遅れ、間伐が出来なかったり、用水路の管理が出来なかったりで、異常な水が出た時は手がつけれなく可能性も出てくる。
新しく出来た新幹線の車庫も、過去のその土地の経験と共に、他の地域で経験した事が伝承できなかった事が被害を大きくした事があるかもしれない。
話を戻すと、台風の大雨はある程度理解が出来るが、関西でも平成25年あたりからゲリラ豪雨が出て来ていた。
あまり大きな報道となっていないが、大阪北部でも平成26年8月後半に時間降雨量100mmを超える雨が降った事があり、浸水や、マンションへの土砂流入事故が報告されている。
国道の冠水事故も発生している。
なぜこんな大雨が降るの・・との疑問があるが
確か阪神大震災の前年、9月に関空開港の前日、神戸から京都にかけて落雷と大雨があり、伊丹空港も浸水する被害があったが、翌年の阪神大震災との関係は??
平成26年あたりからの大雨は・・
単に低気圧だけの異常なのであるのか・・
それとも、地上の地震前の地磁気との関係は??・・
わいてきた雨の塊が不思議である・・
このあとも何度かこのような大雨が続いている
大雨時の降水情報(ウエザーニュースHPより借用)
大雨での浸水(2014-08-24)
記述が点々となってしまったが・・
『地震・カミナリ・火事・オヤジ』
最後の親父からの教わる事は、50年前の事を騙っている可能性もあり
身をもって引きつがないと、今、住んでいる所の『真の安全』は確保できないかもしれない。
このブログのどこかでも書いたが、『技術の伝承』が出来ないと事故防止が出来ず、自らの安全の確保は当然出来なくなる。
今一度、過去帳をひも解いてみる必要があるのではとの、痛切な思いである。
(次回以降、もう少し書き加えてみたい)