今年も、あっという間に半年が過ぎ、7月に。『後期高齢者』に近づいてくる。
こんな中、先週、久しぶりに、同期入社から『Skype‐CALL』が・・・
いつもの『今、何してる』から始まり、前メモに残した『我々の時代はよかった?』から、『50年前のあったあった』への話へ展開した。
+***
『昔話』を進める中、ほんまに『よかった?』か・・と、お互いの『疑問』が・・
今の若い人たちにとっては、『なにそれ・・』と言えるような、沢山の『あったあった』がでてきた・・
書きなぐったメモには・・『部長室』『課長室』『社員食堂』『社員寮』『社宅』『借上社宅』『健保会館』『保養所』『転換試験』『勉強会』『輪読会』『ダンスパーティ』『サークル活動』『社内旅行』『歓送迎会』『運動会』『スポーツ大会』『ボーリング大会』『事業所対抗』『定年旅行』などの『会社生活』に関わるものから・・
『上司宅暑気払い』『引越手伝い』『退寮追出し会』など、『プライベート』な『上下関係』の話も。
そして、別の『切口』では、『組合活動』『評議員』『職場委員』『団交』『オルグ』『朝ビラ』『青年部』『幹部学校』『宿泊研修会』『スキー旅行』など『労組』に関わる事も。
これ以外にも、『同期』や『若手』の『ボーリング』『スキー旅行』『キャンプ』『ハイキング』など・・仕事を離れた『会社生活』など・・
盛りだくさんの、今、思うと、不思議な『あった』『あった』が・・・飛び出してきた
そして、『仕事』も『1週間、会社から出えへんかったわ』『朝ごはんは、近くの食堂やったけど、昼と夜は会社の食堂』『試製造で現場立ち合いの時なんかは、現場の課長さんから弁当もろた事も・・』『若手は残業100時間』、なんか当たり前の世界だった・・・などの豪快な話も
確かに、昨今の『働き方改革』では、完全に『ブラック』であるが、当時は『企業間競争』も熾烈で、『新しいものを探る』という点で、上司は、目をつぶり『自己裁量』とさせていた感がある。
**+*
話が行きかう中、『こんな自由な研究活動が無くなった事が、新製品が出ない原因では・』との話題へ・・・
旭化成で、ノーベル賞を取られた吉野さんも、どこかのテレビインタビューで『のびのび研究させる事が重要』と話されていた事があるが、『研究員』の『発想』を引き出すためには・・ある程度の『余力』を与える事も必要なのかもしれない。
確かに、『就業時間』だけを考えていると、『余力』が無くなり、『もう一歩はみ出した研究が出来ない』
『例えば、ある製品の『効能』を調べるため、対象物に『添加水準』を変えて『特性』を追いかける場合、当初の『スクリーニング水準』からはみ出した『上・下』の『添加率』を入れ込んで『実験』してみると、この『新製品』の新たな特性が見えてくることもあった・・』と話したところ・・
彼も、『新入社員』の頃、最終の『工業化検討試験』で、上司から『仕込みずれ』の評価のため『モル比』を、何段階か指定されて『コルベン』を回す実験を、何日か続けたことがあり、この時、ちょっと悪戯心もあったのか、さらにずれた『モル比』の『処方』を、内緒で一つ付け加えたが、見事に『ゲル化』させ、『失敗』は内緒にしていたが・・・『実製造テスト』で『正規処方』を行った所、どういうわけか『釜内ゲル化』。大変な事態となった・・・
この『ゲル』を『組成分析』してみると、どうも『仕込』が大きくずれている。『悪戯』で『失敗』した『仕込みモル比』に近い・・
こんな事から、原因を探ると『粉体原料』投入時、負圧で、強力に引かれていた『排気ダクト』に持っていかれている可能性が見えてきた・・
この旨を『上司』に報告。『仕込時、ブロアー負圧見直し』『仕込み増』などの『改善策』を取ることで、次回からは問題なく『試製造品』が得られるようになったが・・・
ちょっとした『思い付き』での『はみ出し検討』の重要性を思い知った・・・との思い出話をしてくれた。
彼が『内緒』で行った『実験』は、『残業時間』を増やすことにつながったかもしれないが、これが次の『展開』で大いに役立った可能性はある。
最近は『AI』である程度の予測はできるかもしれないが、何らかの『基礎データー』がないと『判定』はできない。このためには『絨毯爆撃』的な『研究』『スクリーニング』も必要なのかもしれない。
今は『自動合成装置』とかがあり、何個もの『コルベン』を『自動運転』できるようになったが、我々入社の頃は、『チュービングポンプ』はなく、『等速滴下』は『滴下ロート』の『コック』を『ストップウオッチ』を見ながら『チョンチョン』と調整。急に『増粘』して、『フラスコ』が振り回されることも・・ でも、こんな『目で見る実験』が、『次の製品』を作り出す時の『感』として活かされた。『こないしたらあかん・・』という事が、『沢山学べた』
それと、各研究室には『合成助手』みたいな方がおられ、『研究リーダー』から、『処方』と『反応条件』の『指示』を受け、『誠実』に『コルベン』を回しておられた。この方々の『観察眼』は鋭く、『pH調整』での『相変化』や『粘度低下』など、『実験ノート』にきっちり書き込まれておられ、日々の報告とともに、月報などを書く時には、大変参考にさせてもらった。
たぶん、こんな方々がおられた事が、『新しい物』を生むための『縁の下の力』であり『次の芽』を生み出す力になっていたようにも思える・・とも
:::
小生は、彼らが作ったものを『評価』する側で、この『開発品』を、最終製品に近いものに『加工』し、『特性』を見ていたが、『薬剤添加時』の『加工対象物』の『挙動』。『凝集性』や『濾過液の着色』など、自ら『実験』することで『確認』を行うことが多かったが・・・・
だんだん『役職』が上になるに従い、『実験担当者』へ『指示書』を出すだけとなり、そのものの『特性』が読み解けなくなって来たことは否めない。
先の『添加水準』を変える事もそうであるが、例えば『反応性が違いそう』という観点があれば、『加工品』を、もう一つ余分に作り、『熱処理時間を変えてみる』なんかの『悪戯』も、したかったのであるが・・・『部下』の『定時退社』などが厳格となると、おのずと『作業内容』は『定型化』し、はみ出した『実験』を『指示』することが難しくなっていた・・と、折り返した。
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そして、もう一つ『実験大好き』から、『新しい物が生まれなくなった原因』として・・・
『平成元年』あたりに入社してきた『新入社員』は『修士』が多くなったこと。会社としても、『既存品』から『新規品』という事で、これまでの『古典化学品』の『研究担当』ではなく、いきなり『新規探索』へ目を向けさせ、ある意味『自由』という事を与えたこと。そして、ちょうどこの頃から『労務管理』も厳格化し、『残業』や『休日勤務』なども、大きく制限された。
さっきの話やないけど、『『反応時間が40時間』なんかやと、昔は『2日くらい会社にいっぱなし』や『実験助手』の方に引き継げてたりしたけど、これが出来んようになった』
苦肉の策で、『自動運転』で『監視』したり、『反応を途中で止めて、翌日再スタート』なんかをする『若手』もいたりして・・・『チャント物が出来とるかどうかも心配やった』
『たぶん、違うものとなっていた??』『途中が大事』との意見も
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こんな話が進む中・・・
吉野さんや、オプジーボを見つけ出された本庶先生ではないが、『探求心』は『余力』がないと出てこないような気がしている。
定例の『研究報告会』や、年間の『チャレンジ目標』などの、『時間』と『成果』に縛られると、『はみ出し研究』はできにくくなり、『Why・What』という『探求心』が生まれず、さらに悪いことに、安直な『How』を作り上げてしまう可能性がある。
昨今の『大学の研究組織』も『法人化』されたり、『企業とのコラボ』が進む中で、『見た目だけの探索研究』で『深下』させる事が出来ず、新しい物への『進化』が得られていないような気もしている。『NEDO』でも『企業協賛』と『政府圧力』で、同じようなことが起こっている。『地方大学』も、数年前までは『独自色』の『研究活動』をしているように見えたが、『企業・コラボ』が『成果優先』を求めるためか、この1・2年、減退したとも思える。
・・と、感想を述べたが、彼も同感のようであった。
やはり研究は、(許す範囲で)『時間に縛られず』『成果を先に掲げず』『自由闊達』にが理想であるが、この原点は『なんでやねん』『おもろいやんか』との、『研究者』が『好奇心』を持つこと。
少し横へそれるが、『ベンチャー』が『成功』し『伸長』するには、この『誰かの思い付き』と『おない思いで支える協力者』。そして『全体を見渡せるだれか』が必要であるのでは・・・とも
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そういえば、社内で物議をかましながら『エンプラ』や『電子材料』を育てた役員や、『農業分野』で意見相違があり、別の大手へ移られた『えらいさん』もいたが、この方々は『好奇心の塊』のような方であった。こんな方が、上司にいる事も必要で、『おもろいやんけ』『やってみ・・』と、後押しをしていただけることも重要。この『えらいさん』へ、『これおもろいです』『こんな所へ使えます』・・なんて『研究報告会』『プレゼン』したことも。ただ、最後は『なんぼで出るねん』『どれだけ売れそうや』との、『経営感覚』での鋭い質問もあったが、この『えらいさん』は、最後に『10年後はどないやねん』『どんな世界が見えるんや』と、他の幹部とは少し異なる質問をされていたのを・・今でも思い出す。
そして、この『好奇心』の高い『えらいさん』たちは、別の『研究所』も担当されていたが、研究報告会で、研究者から『こんな薬剤を使用します』『他社のB品です』と報告すれば、『あほか、こんな薬品、昔から当社でやっとるわ。ちゃんと調べろ。担当はこいつや』と、『井の中の蛙』の担当者へ『指示』をされ、別の『新規品』で、まだ『鳴かず飛ばず』であれば、『当社で工業化が無理やったら、関係会社のここへ』『大きなったら、当社生産』などの『的確』なご指示を出されたこともある。広い見識に驚いた限りである。もう一人の『えらいさん』は、今は世の中で当たり前となった『特殊薬剤』を、新たに『別の物』と組み合わせ、『加工』する必要が出てき時、直接担当の上司であったが、過去に『勤務』の『研究所』で、同じような『処理』を行なう『加工方法』や『加工装置』を覚えておられ、『おまえら、社内も知らんのか』と、『一括』されたとも聞いており、『商品開発』の『原点』である、『浅くても広く』の『知識展開』を思い起こした。
この『えらいさん』と『社内懇親会』でご一緒する機会があり、『アンテナの高さ』をお聞きしたが、『寮での同期』『社内スポーツ』『麻雀』、さらには『たばこ部屋』などでの『雑談』から『ヒント』を得ておられるような所もあり、『自ら動く』事の重要性も教えていただいた。
もう一つ、これも、今、こんな『指示』を出せば、大問題になりそうであるが・・
定時後、自分の『実験』が終わってから、残業代出さへんけど、会社の資材は出すから、『ナイト実験』やってもかまへんで。休日も、こっそり実験もええで・・・というような『豪快』な『研究所長』もおられたが、『幅広い知識』で『新しい芽』を生み出すためには、こんな動きも必要なのかもしれない。
今でいう『社内ベンチャー』の走りみたいなものを、期待されていたのかもしれない・・
+*+**
こんな事で『新しいものを作り出す』ためには、という結論が出ないままではあったが・・
『『企業』としてどうなのか?』という、話へも展開したで、次の『メモ』で残すことにしたい
彼からは、『もっと会社そのものを知る必要がある』『今の会社をダメにしているのは、弱くなった労組』『同じ土俵の上で、相対する会社側と労組がないとダメ』『会社の概況把握は、労組ビラからも』など・・・、沢山の『アル・アル』が
未推敲のまま
こんな中、先週、久しぶりに、同期入社から『Skype‐CALL』が・・・
いつもの『今、何してる』から始まり、前メモに残した『我々の時代はよかった?』から、『50年前のあったあった』への話へ展開した。
+***
『昔話』を進める中、ほんまに『よかった?』か・・と、お互いの『疑問』が・・
今の若い人たちにとっては、『なにそれ・・』と言えるような、沢山の『あったあった』がでてきた・・
書きなぐったメモには・・『部長室』『課長室』『社員食堂』『社員寮』『社宅』『借上社宅』『健保会館』『保養所』『転換試験』『勉強会』『輪読会』『ダンスパーティ』『サークル活動』『社内旅行』『歓送迎会』『運動会』『スポーツ大会』『ボーリング大会』『事業所対抗』『定年旅行』などの『会社生活』に関わるものから・・
『上司宅暑気払い』『引越手伝い』『退寮追出し会』など、『プライベート』な『上下関係』の話も。
そして、別の『切口』では、『組合活動』『評議員』『職場委員』『団交』『オルグ』『朝ビラ』『青年部』『幹部学校』『宿泊研修会』『スキー旅行』など『労組』に関わる事も。
これ以外にも、『同期』や『若手』の『ボーリング』『スキー旅行』『キャンプ』『ハイキング』など・・仕事を離れた『会社生活』など・・
盛りだくさんの、今、思うと、不思議な『あった』『あった』が・・・飛び出してきた
そして、『仕事』も『1週間、会社から出えへんかったわ』『朝ごはんは、近くの食堂やったけど、昼と夜は会社の食堂』『試製造で現場立ち合いの時なんかは、現場の課長さんから弁当もろた事も・・』『若手は残業100時間』、なんか当たり前の世界だった・・・などの豪快な話も
確かに、昨今の『働き方改革』では、完全に『ブラック』であるが、当時は『企業間競争』も熾烈で、『新しいものを探る』という点で、上司は、目をつぶり『自己裁量』とさせていた感がある。
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話が行きかう中、『こんな自由な研究活動が無くなった事が、新製品が出ない原因では・』との話題へ・・・
旭化成で、ノーベル賞を取られた吉野さんも、どこかのテレビインタビューで『のびのび研究させる事が重要』と話されていた事があるが、『研究員』の『発想』を引き出すためには・・ある程度の『余力』を与える事も必要なのかもしれない。
確かに、『就業時間』だけを考えていると、『余力』が無くなり、『もう一歩はみ出した研究が出来ない』
『例えば、ある製品の『効能』を調べるため、対象物に『添加水準』を変えて『特性』を追いかける場合、当初の『スクリーニング水準』からはみ出した『上・下』の『添加率』を入れ込んで『実験』してみると、この『新製品』の新たな特性が見えてくることもあった・・』と話したところ・・
彼も、『新入社員』の頃、最終の『工業化検討試験』で、上司から『仕込みずれ』の評価のため『モル比』を、何段階か指定されて『コルベン』を回す実験を、何日か続けたことがあり、この時、ちょっと悪戯心もあったのか、さらにずれた『モル比』の『処方』を、内緒で一つ付け加えたが、見事に『ゲル化』させ、『失敗』は内緒にしていたが・・・『実製造テスト』で『正規処方』を行った所、どういうわけか『釜内ゲル化』。大変な事態となった・・・
この『ゲル』を『組成分析』してみると、どうも『仕込』が大きくずれている。『悪戯』で『失敗』した『仕込みモル比』に近い・・
こんな事から、原因を探ると『粉体原料』投入時、負圧で、強力に引かれていた『排気ダクト』に持っていかれている可能性が見えてきた・・
この旨を『上司』に報告。『仕込時、ブロアー負圧見直し』『仕込み増』などの『改善策』を取ることで、次回からは問題なく『試製造品』が得られるようになったが・・・
ちょっとした『思い付き』での『はみ出し検討』の重要性を思い知った・・・との思い出話をしてくれた。
彼が『内緒』で行った『実験』は、『残業時間』を増やすことにつながったかもしれないが、これが次の『展開』で大いに役立った可能性はある。
最近は『AI』である程度の予測はできるかもしれないが、何らかの『基礎データー』がないと『判定』はできない。このためには『絨毯爆撃』的な『研究』『スクリーニング』も必要なのかもしれない。
今は『自動合成装置』とかがあり、何個もの『コルベン』を『自動運転』できるようになったが、我々入社の頃は、『チュービングポンプ』はなく、『等速滴下』は『滴下ロート』の『コック』を『ストップウオッチ』を見ながら『チョンチョン』と調整。急に『増粘』して、『フラスコ』が振り回されることも・・ でも、こんな『目で見る実験』が、『次の製品』を作り出す時の『感』として活かされた。『こないしたらあかん・・』という事が、『沢山学べた』
それと、各研究室には『合成助手』みたいな方がおられ、『研究リーダー』から、『処方』と『反応条件』の『指示』を受け、『誠実』に『コルベン』を回しておられた。この方々の『観察眼』は鋭く、『pH調整』での『相変化』や『粘度低下』など、『実験ノート』にきっちり書き込まれておられ、日々の報告とともに、月報などを書く時には、大変参考にさせてもらった。
たぶん、こんな方々がおられた事が、『新しい物』を生むための『縁の下の力』であり『次の芽』を生み出す力になっていたようにも思える・・とも
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小生は、彼らが作ったものを『評価』する側で、この『開発品』を、最終製品に近いものに『加工』し、『特性』を見ていたが、『薬剤添加時』の『加工対象物』の『挙動』。『凝集性』や『濾過液の着色』など、自ら『実験』することで『確認』を行うことが多かったが・・・・
だんだん『役職』が上になるに従い、『実験担当者』へ『指示書』を出すだけとなり、そのものの『特性』が読み解けなくなって来たことは否めない。
先の『添加水準』を変える事もそうであるが、例えば『反応性が違いそう』という観点があれば、『加工品』を、もう一つ余分に作り、『熱処理時間を変えてみる』なんかの『悪戯』も、したかったのであるが・・・『部下』の『定時退社』などが厳格となると、おのずと『作業内容』は『定型化』し、はみ出した『実験』を『指示』することが難しくなっていた・・と、折り返した。
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そして、もう一つ『実験大好き』から、『新しい物が生まれなくなった原因』として・・・
『平成元年』あたりに入社してきた『新入社員』は『修士』が多くなったこと。会社としても、『既存品』から『新規品』という事で、これまでの『古典化学品』の『研究担当』ではなく、いきなり『新規探索』へ目を向けさせ、ある意味『自由』という事を与えたこと。そして、ちょうどこの頃から『労務管理』も厳格化し、『残業』や『休日勤務』なども、大きく制限された。
さっきの話やないけど、『『反応時間が40時間』なんかやと、昔は『2日くらい会社にいっぱなし』や『実験助手』の方に引き継げてたりしたけど、これが出来んようになった』
苦肉の策で、『自動運転』で『監視』したり、『反応を途中で止めて、翌日再スタート』なんかをする『若手』もいたりして・・・『チャント物が出来とるかどうかも心配やった』
『たぶん、違うものとなっていた??』『途中が大事』との意見も
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こんな話が進む中・・・
吉野さんや、オプジーボを見つけ出された本庶先生ではないが、『探求心』は『余力』がないと出てこないような気がしている。
定例の『研究報告会』や、年間の『チャレンジ目標』などの、『時間』と『成果』に縛られると、『はみ出し研究』はできにくくなり、『Why・What』という『探求心』が生まれず、さらに悪いことに、安直な『How』を作り上げてしまう可能性がある。
昨今の『大学の研究組織』も『法人化』されたり、『企業とのコラボ』が進む中で、『見た目だけの探索研究』で『深下』させる事が出来ず、新しい物への『進化』が得られていないような気もしている。『NEDO』でも『企業協賛』と『政府圧力』で、同じようなことが起こっている。『地方大学』も、数年前までは『独自色』の『研究活動』をしているように見えたが、『企業・コラボ』が『成果優先』を求めるためか、この1・2年、減退したとも思える。
・・と、感想を述べたが、彼も同感のようであった。
やはり研究は、(許す範囲で)『時間に縛られず』『成果を先に掲げず』『自由闊達』にが理想であるが、この原点は『なんでやねん』『おもろいやんか』との、『研究者』が『好奇心』を持つこと。
少し横へそれるが、『ベンチャー』が『成功』し『伸長』するには、この『誰かの思い付き』と『おない思いで支える協力者』。そして『全体を見渡せるだれか』が必要であるのでは・・・とも
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そういえば、社内で物議をかましながら『エンプラ』や『電子材料』を育てた役員や、『農業分野』で意見相違があり、別の大手へ移られた『えらいさん』もいたが、この方々は『好奇心の塊』のような方であった。こんな方が、上司にいる事も必要で、『おもろいやんけ』『やってみ・・』と、後押しをしていただけることも重要。この『えらいさん』へ、『これおもろいです』『こんな所へ使えます』・・なんて『研究報告会』『プレゼン』したことも。ただ、最後は『なんぼで出るねん』『どれだけ売れそうや』との、『経営感覚』での鋭い質問もあったが、この『えらいさん』は、最後に『10年後はどないやねん』『どんな世界が見えるんや』と、他の幹部とは少し異なる質問をされていたのを・・今でも思い出す。
そして、この『好奇心』の高い『えらいさん』たちは、別の『研究所』も担当されていたが、研究報告会で、研究者から『こんな薬剤を使用します』『他社のB品です』と報告すれば、『あほか、こんな薬品、昔から当社でやっとるわ。ちゃんと調べろ。担当はこいつや』と、『井の中の蛙』の担当者へ『指示』をされ、別の『新規品』で、まだ『鳴かず飛ばず』であれば、『当社で工業化が無理やったら、関係会社のここへ』『大きなったら、当社生産』などの『的確』なご指示を出されたこともある。広い見識に驚いた限りである。もう一人の『えらいさん』は、今は世の中で当たり前となった『特殊薬剤』を、新たに『別の物』と組み合わせ、『加工』する必要が出てき時、直接担当の上司であったが、過去に『勤務』の『研究所』で、同じような『処理』を行なう『加工方法』や『加工装置』を覚えておられ、『おまえら、社内も知らんのか』と、『一括』されたとも聞いており、『商品開発』の『原点』である、『浅くても広く』の『知識展開』を思い起こした。
この『えらいさん』と『社内懇親会』でご一緒する機会があり、『アンテナの高さ』をお聞きしたが、『寮での同期』『社内スポーツ』『麻雀』、さらには『たばこ部屋』などでの『雑談』から『ヒント』を得ておられるような所もあり、『自ら動く』事の重要性も教えていただいた。
もう一つ、これも、今、こんな『指示』を出せば、大問題になりそうであるが・・
定時後、自分の『実験』が終わってから、残業代出さへんけど、会社の資材は出すから、『ナイト実験』やってもかまへんで。休日も、こっそり実験もええで・・・というような『豪快』な『研究所長』もおられたが、『幅広い知識』で『新しい芽』を生み出すためには、こんな動きも必要なのかもしれない。
今でいう『社内ベンチャー』の走りみたいなものを、期待されていたのかもしれない・・
+*+**
こんな事で『新しいものを作り出す』ためには、という結論が出ないままではあったが・・
『『企業』としてどうなのか?』という、話へも展開したで、次の『メモ』で残すことにしたい
彼からは、『もっと会社そのものを知る必要がある』『今の会社をダメにしているのは、弱くなった労組』『同じ土俵の上で、相対する会社側と労組がないとダメ』『会社の概況把握は、労組ビラからも』など・・・、沢山の『アル・アル』が
未推敲のまま