日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『大都市近郊・限界住宅群』

2022-08-25 15:40:41 | 日記
先の『WAIGAYA』の『追加メモ』を書き始めていた所、この時の『参加仲間』から、『限界マンション』から展開した『大都市近郊・限界住宅群』が、面白い『話題』だったので、もう一度、ゆっくり『ワイガヤ』してみたいとの『要請』が飛び込んできた。
この時に『米在住の友』が語った、『父親』の『負の遺産引継』という事が、よっぽど『深刻』で、頭に残っての事のようである。
そろそろ『自分』の『身辺整理』をせねばならない『古希』を迎えたが、まだ『両親』を抱えている仲間や、『親』の『残務整理』に『奔走』している友もいる。
『超高齢化社会』もいいが、先の『PLAN75』のように、どこかに『線』を引きながら『残命』を考えていくことの『重要性』と・・
もう一つは、先の『グローバル感覚』を有した友の『視点』『メモ』でも残したが、『チョコチョコ改革』ではなく、『国家ビジョン』として取り組む事の『必要性』を、改めて感じた。
*+*+
この『大都市近郊・限界住宅群』への『展開』は、何か月か前の『ワイガヤ』で『話題』となった『限界マンション』の話をしていた時・・
『突如』、メインゲストの『米在住の友』から、『限界つながり』との事で・・
『大正』生まれの『父親』が保有していた、『豊能町』にある『空家』を『売却』する『苦労話』から、『売却が難しい住宅』『限界住宅群』の『話題』を切り出してくれた。
彼は、『アメリカ』で、どこから『映像』を手に入れているのかは判らないが、『ポツンと一軒家』をよく見ているようで、『限界集落』という事が、気になっているようである。
今回の『帰国』に合わせ、この『築約50年』の『空家』を『売却』することにしたらしいが、なかなか『買手』が見つからず、周囲の『住宅』も、同じような『問題』を抱えているようで、このままほっておくと、『山奥』ではなくとも、『限界住宅』が集まった『限界住宅群』になってしまう。
どこかの『番組』で見た、『別荘地』や『温泉施設』『結婚式場』などが、『売却』できず『幽霊屋敷化』し、どんどん『負の遺産』の『スパイラル』が積みあがる。
今、誰かに『親の家』を、新たに『託す』ことが出来ないと、『タヌキ』の『住処』となる。
我々は、もうこの『古宅』には住めない。『アメリカ』に『居宅』を構えたのもあるが、もし『日本』で住むとなれば、『坂道』が多く、『スーパー』も遠い所へは戻れない。
『お金を付けてでも、誰かに譲れれば・・』との思いもあるが、造りから見て『シェアーハウス』は無理であり、『ウサギの寝床』『狭小地』では、『建替』ても、なにも出来ない。
・・・と、今、抱えている『大問題』を、酔いがまわる中で話してくれた。
+*+**
彼の『父親』は、『大手電気会社』へ勤めておられ、『企業戦士』と言われた方と聞いていたが、昭和45年の大阪万博の頃、『社宅』を出て『マイホーム』を構え、彼も、ここから、数年間、高校へ通学していたが、『東京』の大学へ進学。そのまま『在京生活』。さらに『海外』を転々で、この『父親』が残した『実家生活』は、数年に一度の『里帰り』だけ。この時も、家人や、息子を伴ってでは、少し狭く、『ホテル』が多かったとのこと。
そして、『東北地震』の前、『父親』が『認知症』となり、『母親』も『一人』では住めなくなり『高齢者施設』へ。数年後『両親』とも『他界』。
彼も『アメリカ』を『生活拠点』としており、『兄弟』もいないため、『賃貸』などが出来ず、『10年』近く『空家』のままと、なっていたとの事。
時々『清掃会社』に依頼し、家の周辺の『草刈』等は行ってもらっていたが、3年ぶりの『帰国』に合わせ、今年初め頃から、『不動産会社』を通じ『売却条件』を詰めているが、『能勢電』さらには、『坂道15分』の、かっての『ニュータウン』は、今は『不人気』との事。おまけに、『土地70坪強』『2階建古屋付』『キッチンボロボロ』『駐車狭』では、『買手』は見つからない。
さらに、『珍しい新築』や『リフォーム』等の『テレビ番組』では、『環境のいい町』として時々『紹介』はされるが、さすがに『大阪府豊能町』では、それ、どこの『山奥』となり、『資産価値』としては、なかなか高くならない。
そして、『大阪』は、『電器産業』もなくなり、どんどん『淀屋橋』や『本町』から、『本社』が消え、『サラリーマン』の『住宅事情』も変わってきた。
若い人や、高齢化までを考える人は、同じ『住む』のであれば、『ミリカ跡地』や『吹田の操車場跡地』の『新築マンション』の方が、『便利』で、『長期・低金利ローン』も借りれる。『能勢と言うだけで、アウトや』・・・と、『家人』の『一番下の弟家族』から、きつい話も聞いたとの事で、ますます『売却困難』な事を知ったとの事。
『エイヤ~いくらで売れる』と『不動産屋』に聞けば、『古屋付きで500万』『建屋壊しても1000万円は無理』『路線価は坪14~15万やけど『不人気地域』』『たくさん売れ残りがある』と、つれない返事だったとの事。
確かに、昔は、大阪まで『能勢電』の『直通』がなかったので、『市内』まで『一時間半』『座れればいいが』。でも、今は『多少便利』にはなった。新たに『開発』の、隣の『光風台』などは、駅からの『エレベーター』もあり、『循環バス』もまだ『運行』されているようである。
ただ、夏は『涼しい』が、冬は『雪』の日も。『スタッドレス』が『必要』であり、『若い家族』が住むのには、『環境』が良くても、少し『辺鄙』なのかもしれない。
久しぶりに『古屋』を訪ねたらしいが、『草地』となったり『ベニヤ囲い』の『空家』も『何軒』かあり、昔にぎわっていた『スーパー』も、少し『閑散』となっている。
散歩している方も、『高齢者』が目立った・・とも話してくれた。
+*+**
こんな事から・・・彼は、最近の『報道記事』などを見る中、東京でも『世田谷区』や『新宿区』、大阪市内でも『中津』や『此花区』などの『都心部』でも、『放置空家』が『増加』し始め、これが、今、彼が、抱えている『大都市近郊』の、かっての『山地』などを『開発』した『住宅地』で、『放置住宅』が『集積』し、いづれ『限界住宅群』とならないか・・
『危機』を感じているとの事。
『東京』も、まだ『大都心』であり、まだまだ『住宅』を必要とする方はおられるが、『人口減』『働き方改革』『リモートワーク』等から、『パソナ』のように『東京』外へ、『本社機能移転』となると、今は『一等地』であるが、『読売ランド』なども、『バス乗換』『急な坂』『古屋増』等が『課題』となり、昔、『社宅』があった『入間市(昔入間郡?)』なんかも、『豊能町』ではないが、『埼玉』『田舎やん』となり、『都心』の『交通便利』な『中古マンション』との『比較』で、『敬遠』され、『売却困難』となり、『地域全体』として『評価』も下がり、『限界住宅群』とならないか『心配』との事。
*+*+*
さらに、彼の『実家』もそうであるが、当時は『ラワン材』『ベニヤ板』が多用され、樋は『塩ビ配管』。2階への階段は、恐ろしいほど『急』。『IH対応』出来ない『電気設備』・・・
誰も借りてはくれない。こんな『訳アリ古屋』はたぶん『建替』しかない。
でも『70坪、建ぺい率50%ではどうにもならない』
このためには、『政府』『行政』が『マスター』を示して、再度の『都市再開発』を進めないと、『末永く使う町作り』どころか、『防災』すら危うくなる。ほって起けば、ますます『チマチマ』した『街』にしかならない。『築年数50年を超す、『古屋』ばかりである』
『アメリカ』では、結構『新築』『建替』には『規制』がかかる。
『日本』もこんな事を学び、さらなる先を見てほしい・・とも
*+*
こんな話が出たので、もう少し、これまでの『住宅事情』を、もう少し細かく見てみる事にした。
小生の『父親』も、彼の『父親世代』も、『地方』を離れ、『都市部』へ出て、『生産工場』や『商業』へ『就職』し、『高度成長』を支えてきた方々が多い。
『地方』の『農家』や、『商家』でも、『昭和30年』頃までは、まだ『生活』が苦しく、『次男坊』は、『都市』へ出、自ら『報酬』を得る中、豊かな『生活』を追い求めてきたようである。
『何時かは『クラウン』』ではないが、『一戸建』『一国一城の主』に憧れ、『通勤』を多少『犠牲』にしてでも、『生活環境』の整った『新居』を求め、『社宅』『アパート』『長屋』から『自宅・分譲宅』へ移り住んだ事が、『政府統計』の中にあった『住宅着工件数』等から見えてきた。(e-Stat をグラフ化)



『大正最後』に生まれた『父親』も、戦後『大学』へ進み、『大阪』で『職』を『伴侶』も得ている。そして『公営住宅』も『抽選』で引き当て、我々は育てられた。
『父親』よりもう少し上の方々は、『茨木』や『高槻』。さらには『枚方』などで、比較的『広め』の『新居』を構えられたが、『昭和』生まれ方は、少し遅れ『万博以降』、新たに『山間部』や『丘陵地』を『開発』された、『新興住宅地』に『分譲地』として販売された『土地付・新居』を構えられている。
『大阪』では、『北摂地域』や、『生駒山麓』、さらには『王寺方面』などに新しい『住宅地』が『造成』されたが、今や、彼の『父親』の『負の遺産』ではないが、『築50年の老家』となってきている。
そして、我々より『一世代上』『ベビーブーム年代』から『オイルショック』までに『社会』へ出た、勝手につけた名前であるが『後期高度成長後押し世代』は、『社内結婚』などで、比較的早く『家庭』を設け、『社宅』や『アパート』で何年か過ごしたのち、都市部に近い『マンション』か、さらに『郊外』の『一戸建』を求める仲間も多く、まだ『高金利』の時代、『社内融資』などを活用し、『定年』まで『借金漬』であった。
これも、前『メモ』で書き残した、『雇用制度』が『終身雇用』で、『年功序列』を『前提』とした『賃金増額モデル』が描けたからであったからかもしれない。
ただ、『バブル期』までに『住処』を得た『サラリーマン』は、今の『低金利』を考えると、『利子払』であったが、『社内』のいろいろな『保障制度』などで、かなりの『高額』まで『借入』が可能であり、『社宅入居』でため込んだ『資金』も活かすことが出来たようにも思える。
この後、バブル期あたりから、『分譲戸数』では『マンション』が増えてきているが、最近は『戸建分譲』に比率が上がっているのはどういうわけなのだろうか。

いずれにしても、『バブル期』の『建屋』でも、もうすぐ『40年選手』
彼が話してくれていた、『アメリカ』の『住宅』は、『日本』と違って、『100年住宅仕様』。
いや『リペアー』すれば『住み続けられる』との事。そして、『街中』の『マンション』は『賃貸』が多く、『不動産』『流動性』もある。『郊外一戸建』も『敷地』や『隣接境界』もある程度『条例』で決められている所もあり、もし『建替』となっても、『余裕』があるとの事。
『日本』の『住宅』には、『ウサギ小屋』と言う『言葉』が使われているが、『田園調布』などを見ても、『我先に』という感があり、『タウン作り』という『コンセプト』が消えつつある・・・とも
*+*+
こんな話であり、『延長戦』の『要望』が出されたのであろう。
もう一つ、彼からの話で・・・
たぶん、この夜の『仲間』は、もうこの頃には、全員『鬼籍入』だが・・
『どう次の世代へ引き継ぐか』。『引き継いでもらえるか』。
いや、逆に、『若い方が、引き継ぐ必要があるのか』・・という事を考える必要もあるとも。
『グローバル感覚』に優れた友人は・・・
『日本』は、とりあえず『SDGs』などを進めているが、もっと『グランドデザイン』。
『長期ビジョン』を描かないと、『大変な事になる』・・と、強く主張していた。
確かに『都市近郊住宅の老朽化』や、『バブル前後で建ったマンションの行方』、
さらには『耐用年数』を超えた『石化プラント』『製鉄所』など・・・
これから『日本』が抱えていく『負の資産』に、どう立ち向かうのか・・・
『SDGs』も踏まえた『ビジョン』作りを急ぐ必要があるのでは・・・
そして、彼が最後に話してくれた・・・
『資金不足が老化を促進』
『儲けられなくなる『日本』は、『沈没』を待つのみ』・・という事が・・・
次回『ワイガヤ』での『課題』なのかもしれない
『住宅着工件数』などの『資料』を読み解く中、少し『現実』が見え始めたが、
まだまだ『理解』できないところが多い。
少しでも『向こう50年・日本はほんとに大丈夫なのか』との事を考えるため
『マンションの老朽化対策』を含め、もう少し考えてみたい。
**+*+
<彼の話から>・・ 次の『ワイガヤ』の『切口』
・『ポツンと一軒家』・・『主はすべて創意工夫の天才』
   『不自由を悟り』『自ら作り』『さらに改良』
   『北海道の開拓民』と同じ 
・『アメリカ』・・『ガレージ文化』『耐久』
   『古い道具を大切に保管』『何でも修理』
   『新しい物への挑戦』『創意工夫』
   ⇒『幌馬車』『ノマド』『狩猟民』『移住者』 
・『横田のベース社宅』
   『70年前の古民家』『リペアー』
   『近隣共助』『塀無し文化』
・『アメリカ』『コミュニティ形成』
   『ボランティア』『共助』『徴兵制』
・『生地回帰』『リタイア』
   『Go BACK Home 』『就農』
   『広大感』『ノマド』
・『アパート』『賃貸』『契約社会』
・『資産』『投資』『リース』『負債』

::『日本』は
・『農耕民族』『定住』
・『非大被災』・・『地震』『水害』
・『厳罰』・・『転地』

++*(未推敲)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『日本の大変革』/『雇用の流... | トップ | 『なんか変・・』 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事