日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

北朝鮮からの漂着船。国境無きの脅威

2017-12-11 11:44:46 | 日記
昨日夜、BSの番組で、北朝鮮からの漂着船問題に端を発した色々な問題点が報じられていた。
この中で、正確にメモはしていないが、日本への漂着船が今年11月からだけでも、50隻近くとなっているとの事で、この数に驚かされた。
日本は島国であり、国境なき国としての脅威を改めて感じた。

報道では、漂着船は大半が能登から北海道にかけてとの事で、北朝鮮での食糧増産が目的で大和碓で操業時の故障船ではないかとの事であったが、これ以外にもまだなにかあるのではなかろうか。
太平洋側の苫小牧でも見つかったとの事もあり、単に漂着をしただけなのかとの疑問も残る。
松前小島へ上陸をして、色々な物を盗み出し、昨日逮捕されたとも報道されているが、本当にこれだけだったのであろうか。

先月29日にICBMが発射され、今回は真上に打ち上げる軌道で高さだけが注目されているが、落ちた所が青森の西方沖であり、もう少し距離があれば、地図的には松前小島に近くなっていたかもしれない。
政府や民間の報道を含め、ここを管理されている方が何時から何時まで滞在し、島を離れたのが何時で、北朝鮮の漂着船がどんなルートで上陸をしたのかが明確にされていないが、何か隠すべき事態があるのではとも、昨日の番組を見ながら感じてしまった。

こんな非現実的な事はないかとも思えるが、ひょっとすると『ミサイルの落下の状況を監視のため』とも考えられるタイミング、場所と時間である。
又、窃盗で持ち出すにしても、普通の漁師さんであれば家電製品くらいであるが、太陽光パネルや発電機まで持ち出し、おまけに部品も外しているとの事で、相当な知識のある人間でないと難しいのではとも思える。
捕まる前に海へ投げ捨てた物品が何であったのか。なぜテレビやバイクは残ったのか。十分調べる必要があるが、海の中まで探せない。

さらには、今回の盗難で、ソーラーパネルのあった灯台そのものの被害は報道されていないが、大丈夫だったのだろうか。
現在の無人灯台にはどんな設備があるのかは知りえないが、色々な監視システムへ入り込める設備にはなっているはずで、ここが破られれば今回の着弾点の情報など消せる可能性もあるのではと、勝手に考えてしまう。
昨日のニュースでも、捕まった船長は警察官何人かで抑え込む必要があるような屈強の人間に見え、何カ月も漂着した後とは到底見えない感じに思えたが、本当に漁民なのであろうか。疑問が残るところである。

今年の夏に北海道の海岸線を一周する旅をしたが、昼間でも無人となっている小さな漁港がたくさんあり、難破船を装って入ってこられても判らない状況にあり、灯台も無人の所がほとんどである。
今回観光したなかでは、江差町の港の先にあるカモメ島なども、街から反対側は見えず、夜は完全に無人化となっている。こんな所へ漂着し、上陸されたらどうなるだろうか。昔ニシンを上げていた積丹岬の海岸線なども・・と考えると、上陸できる所はたくさんある。日本海側すべてだと思われる。

この不審者が上陸する、国境が無い事態は今まで二度経験した。
一度目は中学生の頃、今はカニで有名な間人(たいざ)でキャンプをした時。夜テントへお巡りさんが『気をつけなさいよ』と回ってきた。何の事かわからず聞いてみると、ボートに乗って不審な方が上陸する可能性もあるので注意との事。この時はまだ北朝鮮からなんて知る由もなかった。
二度目は会社へ入った40年も前の頃。三方五湖から常神半島へドライブの時。『行方不明者を探しています』とのポスターを見た。何年かして北朝鮮が拉致との報道がなされ、あらためて国境なき事態の恐怖を覚えた事を思い起こした。

冒頭に書いた通り、日本は海に囲まれた国であり、国境が作れない国である。
昨日の番組では、陸繋がりの中国と北朝鮮の間、1300Kmもの距離をフェンスや鉄条網で仕切ったとの事であり、アメリカも、トランプ政権でメキシコとの国境のフェンスを強化するとの事であり、陸続きの所は何とかなるかもしれないが、周りがすべて海であれば全ての対応は不可である。

数年前には中国の漁船がサンゴを狙って太平洋側へ大集結したこともあったが、これが漁船では無くて艦船であれば日本は挟み撃ちの事態でもあり、国境なき国として常に外敵にさらされている事を感じた。密入国での工作員の上陸だけでなく、いきなり侵攻とならなければいいのであるが。
もう『元寇の役』の時の様な神風は吹かない。アメリカの大きな傘も無くなる。
日本はどうすれば・・と考えさせられ、日本は安全な国ではなく、常に危険にさらされている国であると意識することも必要なのか。


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