コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

師走、あれやこれや。

2009-12-04 23:45:39 | 
・今日は久しぶりにTJさんの番組に出演
毎度のことながら、彼女のインタビューはすごい。
曲の合間のラフな打ち合わせで本番に入ってしまうのに、伝えたいことにびしっと入ってくるので、気持ちよくゆだねてしゃべれる。
今日もたかだか20分くらいなのに、ホントに盛りだくさんの内容がしっかり語れた。
感謝。

ついでに、Hさんから正月に30分のインタビュー番組出演のお話を戴く。
“私の履歴書”みたいな……。なんだか結構大物が出てるんだなぁ。


ラジオでしゃべったのは、「静岡の文化」のイベントのことと、加奈崎さんのライブのこと。
そういう活動が学生に与えるポジティブな影響のことなど。
まぁ、ネガティブな影響もあるんだろうけど。


実際、時計・オルゴール企画は学生に何をもたらしたのか、まだ判らない。
学生たちも、はっきりつかめてないと思う。
今言えるのは、きっちり絞り込んだターゲットが、ちゃんと来てくれて、その人たちが、口々に、「来てよかった、有難う」と言ってくれたこと。
オルゴールや腕時計が勢揃いしたこと、“簡易パネル”の写真が壮観だったこと、学生たちの発表が案外しっかりしてたこと、そして私が、USBメモリを間違えたこと、交流の時間が足りなかったこと。
色々あるけれど、あの日、集まった人たちが、半世紀前の愉しい記憶を沢山共有する、幸福な場を作り得たことは確かだ。
こういう学問は、机と書物だけでは出来ない。


明後日、森田鶴堂企画も殆ど表向きの告知をしていないのだけれど御子孫の皆さん、左官組合の皆さんが、かなり力を入れて下さっている様子で、学生たちにとってはかなりのプレッシャーでもあるのだけれど、楽しみだ。


ネタを探すの、大変でしょう、と言われる。
いやいや。それで困ったことはありませんよ。

まだ公表はしないけれど、もう、来年のテーマ候補も、あまりが出るだけ用意してあります。
ある意味今年よりスケールが大きい、“正統派”の課題。
問題は新入生だよね~。
良い学生が入ってきてくれますように。


学生たちは、この授業で扱っている材料が、どんなにすごいか解ってくれてるかな。
私は、特に鶴堂に関しては、今、ホントに、幸せだなぁ、とおもっている。
本来なら、美術館のガラス越しにしか見られないかもしれないような物を、自分の手で触れている。既に知られている資料の方が多いにしても、殆ど手つかずの、意味つけされていない資料の山がそこにある。研究者として、これほど幸せなことはない。「当分終わらないね」と苦笑いし合う学生たちも、実はとても愉しんでくれている(はず)。


授業のネタと言えば、“文学概論”。
昨日の授業では、『洋楽渡来考』の"おらしょ"を使ったんだけれどそれより後半で触れた『12歳の文学』の方が学生たちに衝撃を与えてしまったらしい。
組み合わせ方は難し。

まぁ実際、『12歳の文学』は、3年目が終わって、本当にレベルが上がった。今売れてる作家の小説より面白いんじゃないかとさえ思う。


文学概論のネタも、きりがないので、つい早足になる。



そういえば、金曜の京伝もね。
読んでいて、自分が愉しい。
これが一番。




また別の話。

このブログは、簡単なアクセス解析がついていて、検索ワードとかが判る。
11月は「卒業論文」とかがやたら多かった。
12月に入ってピークは過ぎた感じ。

前にも書いたような気がするのだけれど、私のブログに対して検索で来る人の多くは、現代語から古語を得る辞書の話。
ここ何日か、「図書館不要論」で来てる人が多いけれど何かあったのかな。



充実しているのだけれど、日々に追われている感じで、いらだつことも多い。
お茶の授業でも学生を追い出してしまったし(吉野さん、素敵なフォロー有難うございました。ホントに仰るとおりだなぁと思いました)、今日も、駐車場で騒いでいる学生をサラに大きな声でしかりつけてしまった。研究室にいた人たちにとっては、どっちの声も迷惑だったと思う。
やれやれ。


自分のことはいつも判らない。
しかし、それにしても、誰かの迷惑になっている、と言うことに気づかない人が増えている気がする。
昔からなのかも知れないけど。
良かれと思おうがなんだろうが、結果、迷惑ならイカンのです。
それに気づける人になるのも、文学だし、茶道なんだよね。
わたしは空気を悪くするので、まだまだです。



今日の授業で、久しぶりに江戸ツアーをやろうか、と言う話に。
実際、人が集まるかどうかは判らないけれど、そうやって動く学生がいることをまず悦ばしく思う。
大学生の頃の、日文研修旅行の冊子を取り出して、妙に懐かしかった。
本当にいろんな事を思い出す。
そういう経験も、みんなにして欲しいな、と思う。


そうそう。
わたしは、だから、「埼玉大学教養学部教養学科日本文化コース」に所属したことを、本当に誇りに思うし、どんなに素晴らしい“場”だったか、何時間でも語れる。
みんなが、言語文化学科について、同じように胸を張って語ってくれたらいいな、と願っている。



さて、明後日は加奈崎さんのライブ
明日静岡到着と言うことで、慌ただしいんだけど、たのしみ。

客が入らなかったら相当かぶることになるけれど、それでもいいかな。

でも、ほんとに、若い人、加奈崎さんの事なんて、全然知らない人に来て欲しい。


久しぶりにだらだら書いた。


なにはともあれ。
12/6で一区切り。

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3 コメント

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TJ さん感謝~。 (こにた)
2009-12-05 06:51:49
手際よくまとめて下さいました。

http://blog.goo.ne.jp/j-tenten/e/734a6d7bf79e5f57053367371ac83430

日曜、たのしみだ!
返信する
ありがとうございます! (12歳の文学賞事務局)
2009-12-09 09:23:44
賞を運営している私たち自身、毎年、全体的にレベルが向上していることに驚いています。

今年も審査が佳境に近づいてきました。

3月の発表をご期待ください!
返信する
こちらこそ!! (小二田)
2009-12-09 09:29:36
いやいや。
細かくチェックしていますねぇ!

こんな零細ブログにコメント・トラックバック、感謝感激です。

学生達の感想もあとでお知らせします!
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