授業関係その他、書かねばならないことが山ほどあるのは自覚しています。
連休中に整理します。
9/19
10:00 日比谷パティオ 切紙4℃-sesshi4℃- 『剪画の世界』
次が気になって早く着きすぎたし、実際に時間も無かったので、パフォーマンスも待たず、実物をさらっと見た程度。ウェブで紹介されている個々の作家の作品はとても魅力的なので機会があればじっくり見たい。
切り絵といえば前夜のデジスタで見た切り絵アニメ「生る日の潮汐」の方がインパクト強い。
でも、デジスタは最初の「野生のダビデ」と最後の「カチ」がよかったなぁ。
12:00 bunkamura 「コースト・オブ・ユートピア」
言うまでもなく、今回の東京行きは、これが目当てで、日帰りは出来ないので、その前後の時間をどうするか、ということで組み立てた。
念願のストッパードの新作、日本初演。休憩込み10時間半。全く眠くならない。疲れない。
中身の予備知識は殆ど無かったんだけどベリンスキーという人に感情移入。
池内博之いいなぁ。
あんまり好きじゃなかった別所哲也がツルゲーネフってどうよ、と思っていたんだけれど、終わってみればやっぱり好感を持ってしまう。いやはや。
今日(22日)の朝日新聞朝刊に沼野充義氏が寄稿している。分析的というより感動と感想を率直に伝える文章で、それがまた観た者の記憶を呼び覚ます。
とにかくこの作品について語りたいことは山ほどあって、それは、もう、登場人物一人一人、そして、人生について、革命について、恋愛について、それから勿論歴史について。全部。だから、いつか、全く別の記事を書く時に、不意に出てくるかも知れない。
開演前と休憩時間にギャラリーで、万華鏡展 -世界を映す小さな鏡-
こういう制約されたメディアで新しい表現を作り出す人たちには本当に感心する。
万華鏡が好きなのは、勿論きれいだからなんだけれど、気に入った物を手にして隣の誰かに手渡しても、その人が見ている景色はさっき自分が見たそれとは違う、というところにある。世界とはそういう物だ。
ここで定期的に万華鏡展を行うのは05年かららしいけれど、過去の副題を辿ってみると、今年の副題が時宜に適ったものであることが判る。
9/20
10:00 弥生美術館 昭和少年SF大図鑑 展 ― S20~40'ぼくたちの未来予想図 ―
随分前の朝日新聞に牧島如鳩展と並べて紹介されていて、ずっと気になっていたんだけれど、会期に余裕があったので後回しにしていた。行って良かった。期待以上。
小松崎茂の初期“絵物語”、少年誌の口絵のトンデモSF、漫画・アニメ・特撮、そしてプラモ! 小学校の図書室でむさぼり読んだSFの全集が感涙物。
戦後の急速な“科学の進歩”は、21世紀に至って空想を追い越してしまった感もある。
子供の頃、「未来の家」という課題で絵を描かされたことがあって、“現実的”なのを描いて叱られた記憶。
今のコドモ達は、荒唐無稽な未来の夢を見られるのだろうか。
13:00 赤坂ACTシアター 「ウモジャ」
一泊するなら何かもう一つ、と思っていたらe+で半額だというので、まぁそれならいってみるか、と。
南アフリカの音楽史を綴るショー。一部かなり盛り上がる客もいたけれど……。
マリンバすごかった。
私が微妙な感想を持たざるを得ないのは、例えば『ルーツ』のような重さがないからなのかも知れない。
アパルトヘイトのことは言及されるのだけれどそういうメッセージよりもどんなときにも音楽とダンスとで明るく乗り越えてきたネイティブ・アフリカンたちの、ポジティブな側面。
それじゃイカン、というのもまた偏見なんだよなぁ。
16:00 オペラシティ ICC オープンスペース2009
ICCはメルマガ登録してあるので結構頻繁に情報が来る。夏休み企画が面白そうだったんだけれど、コドモで混雑は苦手なので結局行かず、今回は予約してあった鴻池朋子の図録を引き取るついでにオープンスペースだけ。
ここはホントに楽しいのとワケわかんないのが混在している。
今回一番受けたのは岩井俊雄のマシュマロスコープ。見知らぬ女子学生(?)チームと大盛り上がり。
あと、よく解らないながらも、コーポラ.プロスペクトというのを見て“サイト・スペシフィック”ということがちょっと見えてきた感じがした。
あれも、これも、世界を映す鏡だ。
連休中に整理します。
9/19
10:00 日比谷パティオ 切紙4℃-sesshi4℃- 『剪画の世界』
次が気になって早く着きすぎたし、実際に時間も無かったので、パフォーマンスも待たず、実物をさらっと見た程度。ウェブで紹介されている個々の作家の作品はとても魅力的なので機会があればじっくり見たい。
切り絵といえば前夜のデジスタで見た切り絵アニメ「生る日の潮汐」の方がインパクト強い。
でも、デジスタは最初の「野生のダビデ」と最後の「カチ」がよかったなぁ。
12:00 bunkamura 「コースト・オブ・ユートピア」
言うまでもなく、今回の東京行きは、これが目当てで、日帰りは出来ないので、その前後の時間をどうするか、ということで組み立てた。
念願のストッパードの新作、日本初演。休憩込み10時間半。全く眠くならない。疲れない。
中身の予備知識は殆ど無かったんだけどベリンスキーという人に感情移入。
池内博之いいなぁ。
あんまり好きじゃなかった別所哲也がツルゲーネフってどうよ、と思っていたんだけれど、終わってみればやっぱり好感を持ってしまう。いやはや。
今日(22日)の朝日新聞朝刊に沼野充義氏が寄稿している。分析的というより感動と感想を率直に伝える文章で、それがまた観た者の記憶を呼び覚ます。
とにかくこの作品について語りたいことは山ほどあって、それは、もう、登場人物一人一人、そして、人生について、革命について、恋愛について、それから勿論歴史について。全部。だから、いつか、全く別の記事を書く時に、不意に出てくるかも知れない。
開演前と休憩時間にギャラリーで、万華鏡展 -世界を映す小さな鏡-
こういう制約されたメディアで新しい表現を作り出す人たちには本当に感心する。
万華鏡が好きなのは、勿論きれいだからなんだけれど、気に入った物を手にして隣の誰かに手渡しても、その人が見ている景色はさっき自分が見たそれとは違う、というところにある。世界とはそういう物だ。
ここで定期的に万華鏡展を行うのは05年かららしいけれど、過去の副題を辿ってみると、今年の副題が時宜に適ったものであることが判る。
9/20
10:00 弥生美術館 昭和少年SF大図鑑 展 ― S20~40'ぼくたちの未来予想図 ―
随分前の朝日新聞に牧島如鳩展と並べて紹介されていて、ずっと気になっていたんだけれど、会期に余裕があったので後回しにしていた。行って良かった。期待以上。
小松崎茂の初期“絵物語”、少年誌の口絵のトンデモSF、漫画・アニメ・特撮、そしてプラモ! 小学校の図書室でむさぼり読んだSFの全集が感涙物。
戦後の急速な“科学の進歩”は、21世紀に至って空想を追い越してしまった感もある。
子供の頃、「未来の家」という課題で絵を描かされたことがあって、“現実的”なのを描いて叱られた記憶。
今のコドモ達は、荒唐無稽な未来の夢を見られるのだろうか。
13:00 赤坂ACTシアター 「ウモジャ」
一泊するなら何かもう一つ、と思っていたらe+で半額だというので、まぁそれならいってみるか、と。
南アフリカの音楽史を綴るショー。一部かなり盛り上がる客もいたけれど……。
マリンバすごかった。
私が微妙な感想を持たざるを得ないのは、例えば『ルーツ』のような重さがないからなのかも知れない。
アパルトヘイトのことは言及されるのだけれどそういうメッセージよりもどんなときにも音楽とダンスとで明るく乗り越えてきたネイティブ・アフリカンたちの、ポジティブな側面。
それじゃイカン、というのもまた偏見なんだよなぁ。
16:00 オペラシティ ICC オープンスペース2009
ICCはメルマガ登録してあるので結構頻繁に情報が来る。夏休み企画が面白そうだったんだけれど、コドモで混雑は苦手なので結局行かず、今回は予約してあった鴻池朋子の図録を引き取るついでにオープンスペースだけ。
ここはホントに楽しいのとワケわかんないのが混在している。
今回一番受けたのは岩井俊雄のマシュマロスコープ。見知らぬ女子学生(?)チームと大盛り上がり。
あと、よく解らないながらも、コーポラ.プロスペクトというのを見て“サイト・スペシフィック”ということがちょっと見えてきた感じがした。
あれも、これも、世界を映す鏡だ。
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