コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

作法。

2008-05-07 09:22:46 | 
授業関係記事に受講生から質問コメントが来るようになった。
これ自体は、とても喜ばしい。
遠慮無く、気軽に、どんどん書き込んで欲しい。

しかし。
私は、だめ出しをする。

第1日目の授業(4/11)に課した宿題(5/9〆切)についての質問。

プリントには、
別紙様式を使用し(あとでネット上でダウンロードできるようにします)、「私の一枚」という、みんなに聴かせたい音源(アナログレコード・CD・カセット・MD・ダウンロード音源・私的録音……、何でも良いですが、1時間以内が望ましい)一枚分の紹介をしてください。どうやって使うかは口頭で説明します。
 〆切は、5/9(金)、この授業終了時。これはメール不可です。

と書いてあって、「別紙様式」は配布した。
で、PCで文書作成をしたい人用に一太郎とワードの書式をアップしている訳です。

口頭で言ったことは記録に残らないので、水掛け論になりそうだけれど、少なくとも、音楽だけ、とはひと言も言っていないし、一曲だけ、とも言っていない。

しかも、授業中に宿題に関して、誰からも質問はなく、割とすぐにメールでくれた質問については、前の記事で答えてある



さて、ここからは一般論。
このブログで、何度か取り上げていると思う「質問の作法」と言うこと。

授業の途中で聞き取れなかったこと、聞き逃したことについては、その場で質問すればいい。
「聞き逃したんですが」と言えば、全く問題ない。
実際、言い漏らしはあるだろうし、他の学生の注意を喚起する意義もある(あぁ、今度から、誰か指名して復唱させようかな)。

しばらく時間をおいてから質問する場合は、既に与えられている情報の中に答えがないか確認するのがマナーという物だろう。
私の授業で言えば、配付資料、同じ教室にいた人の証言、ブログ。
その上で、わからないから質問、となる。

授業に限らず、TV、ラジオ、新聞、記者達の多くが、何の準備もないまま「質問」をぶつけてくる。
そういう連中に限って、こっちが明確にしなかったようなことまで、断定したような早合点をしてしまう。
そして、裏を取らずに「記事」にしてしまう。

表現の授業を通してそういう所もしっかり自覚して欲しいなぁと思いつつ、「静岡の文化」の授業が少し心配だったりする。
インタビューや調べ物が得意です、と言ってくれた人たちは、お膳立てされていない環境の中で、必ずしもフレンドリーではない地域のオトナたちに対して、本当に、不快な思いをさせずに接触、交流することが出来るのだろうか。

実のところ、学生のフィールドワークに関して、「される側」の社会人からのネガティブな反応も、私の耳には入っている。

今週来週、授業でこの辺再確認しないとな。



そうそう、「静岡の文化」受講生、各班の連絡係は当日中に一度メールせよ、と言ってあるのに、届いてない班があるぞ。
これもルール違反。
こういう状態では、フィールドワークは無理だよ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山・茶・畑~連休終盤。 | トップ | 作法-2 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コニタさんがとくに厳しい訳じゃない (赤尾晃一)
2008-05-07 14:34:13
同じ大学の教員として言うと,コニタさんがとくに厳しいわけではないです。みんな同じことを言うと思います。

「疑問点・不明点はその場で遠慮なく質問して解決せよ」。授業の流れを遮ったとして,憤る教員は……無視しましょう。

「いくらでも調べる術を用意しているのに,調べる努力を惜しんで基本的な質問をするな」。教員はまだ寛容かもしれませんが,外部の人たちは必ずしもそうではありません。

「約束を守る」――フィールドワークの際の最低限のマナーです。
返信する
感謝! (コニタ)
2008-05-07 14:56:57
赤尾先生!
援軍、ありがとうございます。
私自身、なかなか〆切を守らない奴でもあるのですが、だからこそ、どうやって信頼関係を築くのか、ということも考えて欲しいと強く思っています。


*学生のコメントがありましたが、削除します。
理由は後ほど。
返信する

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事