コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

最終コーナー疾走中の皆さんへ。

2010-02-09 14:37:52 | 
今日は推薦入試の合格発表ですね。
合格された皆さん、おめでとうございます。
受かったらちゃんと手続きしてくださいね。
4月にお会いできるのを楽しみにしています。

そうでなかった皆さん、これにめげず、前期日程・後期日程で頑張って下さい。


今年の静岡大学人文学部言語文化学科の推薦入試は、募集定員14に対して出願者(=受験者でした)27名。
合格者数もぴったり14だったようですから約2倍だったわけです。

ついでに、言語文化学科の他の日程の出願状況も見てみましょう。
 前期日程 募集人員:47 出願者数:104 出願倍率: 2.2
 後期日程 募集人員:14 出願者数:241 出願倍率:17.2


後期、すごいですね!
空前だとか。
でも、人気の私学などではこんな数字をよく見ます。

前にも書いたことがあります(ここ、かなり重要なことが書いてありますので、是非!)が、実は[出願者数/定員]と言う“倍率”は、あんまり意味がありません。

このことは、学長のメッセージにも「後期日程は6割近くが欠席します」と書いてある通りです(グラフを見ると、昨年度、人文では、実に67%が欠席したらしいですね)。
めげずに、受験してください。


公開されている過去4年間の実績も見てみましょう。


09年度(定員:75 入学者数:85)
 前期日程 志願者数:127 受験者数:114 合格者数: 57 
 後期日程 志願者数:122 受験者数: 36 合格者数: 22
 推薦+私費外国人 志願者数:22 合格者数:14

08年度(定員:75 入学者数:80)
 前期日程 志願者数:102 受験者数: 95 合格者数:56
 後期日程 志願者数: 79 受験者数: 21 合格者数:18
 推薦+私費外国人 志願者数:24 合格者数:12

07年度(定員:75 入学者数:83)
 前期日程 志願者数:181 受験者数:164 合格者数:56
 後期日程 志願者数:178 受験者数: 74 合格者数:21
 推薦+私費外国人 志願者数:27 合格者数:12

06年度(定員:75 入学者数:82)
 前期日程 志願者数:136 受験者数:122 合格者数:54
 後期日程 志願者数:104 受験者数: 34 合格者数:29
 推薦+私費外国人 志願者数:27 合格者数:10


この資料には個別の募集定員・入学者数が入っていないので分かりにくいのですが、年度によって各試験の募集定員に変動がありますし、試験の仕組みも変わっていますから、流れや傾向を数字だけで見るのはとても危険です。

そのことを踏まえた上で、しかし、考え込んでしまうのは、後期日程の出願者数の激増と、前期日程の少なさですね。

さて、ここから先に書くことは、私個人の考えで、上に引用したような大学の公式情報や見解ではありませんので、ご注意下さい。

様々な日程が乱立していた頃と違い、現在では、推薦と前期日程は、基本的に“第一志望”だろうな、と考えています(前期の欠席者は推薦合格者もありますが、私学が第一志望と言う人も多少)。
逆に、後期日程の出願者は“第二(またはそれ以下)志望”です。
だから、第一志望に受かってしまえば受験しないし、合格しても手続きしない可能性が高い(とはいえ、多くの私学は終わっているので、手続きしない合格者の中には浪人を選択した人も含まれるのでしょう)。
学長メッセージにもあるように、この出願者の中には、実際に第一志望としても同じ言語文化学科を目指していた人が含まれています。
そういう人たちは推薦や前期日程で受かっていれば、当然欠席。
そうやって、前期も後期も出願してくれる人がいるのは、とても嬉しいことです。

勿論、“第二(またはそれ以下)志望”の受験生を歓迎しないわけではありません。
妙な話ですが、“もっと上”を目指していた受験生が流れてくるので、こっちの方が優秀だ、と言う意見もあります(センター試験のデータとか、見比べたら面白いかも知れません)。
実際に入ってから、どっちがどう、と明確に言える印象はない気がします。
事情はともかく、第何希望だろうが、出願し、受験し、入学してくれた事はとても嬉しいし、私は寧ろ闘志が湧く、というか、最終的に、「ここに来て良かった」と言って貰わなきゃ! とおもって頑張っています。
後期で入ってきた皆さん、いま、後悔してないよね?!

それはそれとして、でも、推薦や前期でもう少し出願して欲しい。
東京や名古屋の“名門”大学に受かる実力のある受験生が、それでも、第一志望は静大人言! であって欲しい。

毎年のことですが、この時期、そういうことを考えます。
そのために出来ることは、受験しやすい科目設定ではなく、学科そのものの魅力なんですよね。

中で頑張ってるだけでは伝わらない。
今年は発信する機会が増えると思います。
たのしみです。

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